1/16(木) 🇺🇸米国マーケット情報（パフォーマンス、経済指標、 $DAL 決算情報）

2025年1月17日 13:44

🇺🇸株式市場振り返り

HEADLINE

✅ 木曜日のやや不安定な取引でほぼ全面安となったが、イコールウエイトのS&Pがキャップウエイトの指数を～100bp上回ったため、幅はプラスとなった

🇺🇸 米国株はほぼ下落📉

🔘 DOW:
- 0.16%
🔘 S&P500:
- 0.21%
🔘 NASDAQ:
- 0.89%
🔘 RUSSELL2000:
+ 0.15%

✅ ヘッドライン小売売上高は軟調だったものの、コントロールグループ売上高は改善し、フィリー連銀連銀総裁は大成功を収め、保険申請件数は予想を上回り、輸出入物価は上昇した。しかし、コアCPI（消費者物価指数）の冷え込みと、それに関連した利上げの猶予については、まだ好感触の見方がある。データ分析がややタカ派寄りだった一方、FRBのウォラー総裁は上期利下げの可能性についてハト派的なコメントを発表した。銀行の決算シーズンが始まったことも、水曜日の明るい材料となった

🔘 主要平均株価は、S&P、Nasdaq、R2Kがいずれも11月のトランプ大統領選挙翌日以来の最高値を記録した水曜日の上昇を、ほとんど伸ばすことができなかった

🔘 今日、特にAAPLやTSLAに代表される大手ハイテク企業が足を引っ張った

🔘 その他では、銀行（USB、PNC）、マネージド・ケア（UNH）、バイオテクノロジー、化学、航空、小売／アパレル、石油サービス、食料品店などが下落した

✅ 🇺🇸経済指標・経済ニュース

🔘 12月小売売上高
前月比0.4％増と、コンセンサスよりやや弱く、11月より減少した。ただし、管理部門売上高は前月比0.7%増と、予想の0.4%増を上回った

🔘 週間新規失業保険申請件数
21.7万件とコンセンサスを上回り、上方修正された前週の20.3万件から増加

🔘 1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
+44.3と、前週（10.9）から大幅に上昇、新規受注は2021年11月以来の高水準

🔘 12月輸出入物価
前月比低下予想に対し小幅上昇

🔘 1月NAHB住宅建設業者景況感
コンセンサスを上回る

🔘 🇺🇸トランプ大統領
2017年に実施した減税の延長を繰り返し主張し、政府には歳入の問題ではなく支出の問題があると主張、関税によるインフレの影響を軽視した。

✅ Fed Speak

🔘 ウォーラーFRB理事
再びハト派的な見解を示し、3月の利下げを排除することはできないと述べ、関税がインフレに重大な影響や持続的な影響を与えるとは見ていないと繰り返した

🔘 シカゴ連銀　グールスビー総裁
メディアのインタビューに応じ、労働市場は安定しており、これ以上悪化することはないと述べた。

🔘 FOMC議事録
✅ハイライト
◉ 25ベーシス・ポイント引き下げ、4.25～4.5％とすることに決定
◉ 一部当局者は12月に金利据え置きがメリットと認識
◉ トランプ政権の貿易政策により2025年にインフレが高止まりと予想
◉ ほぼすべての当局者がインフレ高振れリスクが高まったと認識
◉ 多くの当局者は利下げペースを緩めたいと認識
12月FOMC議事録によると、参加者は、依然として上昇するインフレ率、堅調な個人消費、労働市場へのリスク軽減が、利下げへの慎重なアプローチの必要性を裏付けているとの見解を示した。また、貿易・移民政策が変更される可能性があり、インフレ対策に時間がかかる可能性があると付け加えた

🔘 FRB最新ベージュブック
各地域で経済成長が小幅から緩やかで、2025年について楽観的な見方が悲観的な見方を上回った。

✅ 🇺🇸企業情報、決算情報

🔘 TSM
第4四半期収益性は前倒し、第1四半期ガイダンスは改善、設備投資ガイドは前倒し、AIコメントはポジティブ

🔘 UNH
EPSは改善したが、売上高とMCRは未達

🔘 BAC
好調なIB決算で好調、NIIの伸びは2025年後半にさらに加速すると見ている

🔘 MS
NII、エクイティS&Tともに好調で上回った

🔘 TGT
第4四半期の売上高ガイダンスを引き上げたが、第4四半期のEPSガイダンスは据え置いた

🔘 DD
エレクトロニクス事業の分離加速を発表したが、水事業を分離する意向はなくなった

指数/セクター別　パフォーマンス

✅ 本日最も上昇したのはUtilitiesで、続いて REIT でした。ただし、両セクターは年初来で異なるポジションにあり、前者の上昇幅の方がはるかに大きかったです

✅ 今日はRussell 1000 バリューがアウトパフォームしましたが、NASDAQは最も下落しました (年初来ではわずかに上昇

指数パフォーマンス
（前日比）

セクター別パフォーマンス
（前日比）

指数パフォーマンス
（前月比、前年比）

セクター別パフォーマンス
（前月比、前年比）

その他　パフォーマンス

国債：　利回りは2セッション連続で低下し、堅調
ドル・インデックス：　0.1％下落📉 日銀の利上げ期待から円高に振れた
金：　1.2％上昇📈
ビットコイン先物：　0.8％上昇📈し、再び10万ドルを超えた
WTI原油：　1.1％下落📉

今週の🇺🇸経済指標発表
（日本時間）

✅ 1/14(水)

21:30
★★★　コアPPI(前月比)
🔘結果：0.0%　🔘予想：0.3%　🔘前回：0.2%
★★★　コアPPI(前年比)
🔘結果：3.5%　🔘予想：3.7%　🔘前回：3.8%

★★★　PPI(前月比)
🔘結果：0.2%　🔘予想：0.4%　🔘前回：0.4%
★★★　PPI(前年比)
🔘結果：3.3%　🔘予想：3.5%　🔘前回：3.0%
前月比の伸びが予想外に鈍化した。食品コストの低下やサービス価格の横ばい推移が寄与した。根強い物価圧力を巡る懸念緩和に寄与する可能性がある

✅ 1/15(水)

22:30
★★★　コアCPI (前月比)
🔘結果：0.2%　🔘予想：0.3%　🔘前回：0.3%
★★★　コアCPI(前年比)
🔘結果：3.2%　🔘予想：3.3%　🔘前回：3.3%
★★★　CPI (前月比)
🔘結果：0.4%　🔘予想：0.3%　🔘前回：0.3%
★★★　CPI (前年比)
🔘結果：2.9%　🔘予想：2.9%　🔘前回：2.7%
食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが予想を下回った。前月に比べてもインフレが鈍化したことで、債券市場での大幅な売りは食い止められ、連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）は従来考えられていたよりも早く金利を引き下げるのではないかとの期待が再び高まった

★★☆　ニューヨーク連銀製造業景気指数 (1月)
🔘結果：-12.60　🔘予想：2.70　🔘前回：2.10

✅ 1/16(木)

3:00
★★★　FRBベージュブック

21:30
★★★　失業保険申請件数
🔘結果：217K　🔘予想：210K　🔘前回：203K
★★☆　失業保険継続申請件数
🔘結果：1,859K　🔘予想：1,870K　🔘前回：1,877K

★★★　コア小売売上高 (前月比) (12月)
🔘結果：0.4%　🔘予想：0.5%　🔘前回：0.2%
★★★　小売売上高 (前月比) (12月)
🔘結果：　🔘予想：0.6%　🔘前回：0.7%
幅広い分野で増加し、ホリデーシーズンに個人消費が旺盛だったことを示した

★★☆　輸出価格 (前月比) (12月)
🔘結果：0.3%　🔘予想：0.2%　🔘前回：0.0%
★★☆　輸入物価指数 (前月比) (12月)
🔘結果：0.1%　🔘予想：-0.2%　🔘前回：0.1%

★★★　フィラデルフィア連銀製造業景気指数 (1月)
🔘結果：44.3　🔘予想：-5.0　🔘前回：-10.9
★★☆　フィリー連銀雇用 (1月)
🔘結果：11.9　🔘前回：4.8

★★☆　リテールコントロール (前月比) (12月)
🔘結果：0.7%　🔘予想：0.4%　🔘前回：0.4%

00:00
★★☆　企業在庫（前月比） (前月比) (11月)
🔘結果：0.1%　🔘予想：0.1%　🔘前回：0.0%
★★☆　小売業在庫（自動車を除く） (11月)
🔘結果：0.5%　🔘予想：0.6%　🔘前回：0.1%

✅ 1/17(金)

22:30
★★☆　建築許可件数 (12月)
🔘予想：1.460M　🔘前回：1.493M
★★☆　住宅着工件数 (12月)
🔘予想：1.330M　🔘前回：1.289M
★★☆　住宅着工、変化 (前月比) (12月)
🔘予想：　🔘前回：-1.8%

23:15
★★☆　鉱工業生産 (前月比) (12月)
🔘予想：0.3%　🔘前回：-0.1%
★★☆　鉱工業生産 (前年比) (12月)
🔘予想：　🔘前回：-0.90%

決算情報

1/13〜1/17🇺🇸決算スケジュール

注目は
1/15 $JPM $C $WFC $GS $BLK
1/16 $TSM $UNH $MS $BAC

Pick Up Earnings

2025/Q1のガイダンスでアナリスト予想を上回った
年初から旅行需要が堅調になると予想しており、エド・バスティアンCEOは同社史上最高となる可能性が高いと述べた
株価は金曜日の取引で9%上昇📈

1/16(木) 🇺🇸米国マーケット情報 （パフォーマンス、経済指標、 $DAL 決算情報）