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INVESTMENT&FINANCIAL Magazine 2023/4/7(金) 米国MARKET Weekly News (指数パフォーマンス・銘柄チャート・経済指標)    





2023年4/7(金) Weekly News


週間を振り返る前にまず前日6日(木)の指数・セクター別のパフォーマンスをチェック。

4/6(木)指数パフォーマンス


S&P500種株価指数の出来高は過去1カ月平均を下回った。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は0.7%高。アルファベットやマイクロソフトが買われた。ボーイングも高い。同社は収益拡大に向け737型機の生産を増やす計画


4/6(木)セクター別パフォーマンス


S&P主要11セクターでは8セクターが上昇。通信サービスが1.71%高、公益事業が0.74%高と上げを主導した。


月間・年間 指数パフォーマンス


年間でNASDAQが大きくプラス


月間・年間 セクター別パフォーマンス

Consumer Discretionary(一般消費財)が大きくプラス


今週の動きと週間見通し


4/3-4/6
米国株式市場で、NYダウは上昇した。
4/2
OPEC(石油輸出国機構)プラスが予想外の追加減産を発表したことを受け、
4/3
資源株を中心に買いが先行,NYダウは1カ月半ぶりの高値を付けた。
4/4
今週に入り、雇用データなど景気減速の兆しを示す指標が相次ぎ、米景気に対する警戒感が高まり、市場はここ数日、利益確定売りが優勢となりに下落した。
4/5
3月ADP雇用統計やISM非製造業景気指数などが市場予想を下回り、売られる銘柄が目立ったが、医薬品株などディフェンシブ銘柄が上昇し、NYダウは反発。
4/6
週間の新規失業保険申請件数が市場予想以上だったことから景気減速懸念が高まったものの、FRB(米連邦準備制度理事会)が利下げに転じる時期が早まるとの観測から底堅い銘柄が目立ち、NYダウは小幅に続伸した。
4/7
米市場は休場となるなかでの注目の雇用統計は以下。
✅非農業部門雇用者数 🔘予想:+23.9万人 🔘結果:+23.6万人
✅失業率🔘予想:3.6% 🔘結果:3.5%
✅平均時給(前月比) 🔘予想:+0.3% 🔘結果:+0.3%
最近の雇用関連指標は弱いものが相次いでいるが、FRBの金融政策に対する思惑もあってこれまでのところ株式市場で大きな調整はみられていない。雇用市場の緩和が確認できれば、早期の利上げ打ち止めと利下げへの転換を期待した動きが相場を支えそう。一方、強い内容となると利上げの継続が意識されるが、経済指数データは依然としてソフトランディングシナリオに大きく迎合している。米景気後退(リセッション)に対する警戒感が薄れ、相場の支えとして期待される。
4/10-14
CPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)、小売売上高、鉱工業生産など重要な経済指標が多い。
✅4/12(水)
21:30~ CPI 消費者物価指数

✅4/13(木)
03:00~ FOMC議事要旨
21:30~ PPI 生産者物価指数
21:30~ 失業保険申請

✅4/14(金)
21:30~ 小売売上高・輸入物価指数
22:15~ 鉱工業生産
23:00~ MI消費者信頼感指数

雇用に加えて物価指標も弱さが目立つようなら、早期利下げ転換観測と景気後退懸念の綱引きが激しさを増しそうだ。またJPモルガン・チェース、シティグループなど米銀大手の決算を皮切りに、来週から第1・四半期の決算シーズンが始まる。



4/3~週の経済指標発表結果


4/3(月)
23:00~   ISM製造業購買担当者景気指数 (3月)

結果 46.3(1.4) 🔘前回:47.5 🔘予想:47.7

4/4(火)
23:00~   JOLT求職 (2月
)
結果  993万1,000人(🔻63万2,000人) 🔘前回:10.400M 
🔘予想:10.824M

4/5(水)
21:15~   ADP非農業部門雇用者数 (3月)

✅結果 145K  🔘前回:261K 🔘予想:200K

23:00~    ISM非製造業購買担当者景気指数(3月)
✅結果 51.2(🔻3.9) 🔘前回:54.5 🔘予想:55.1

4/6(木)
21:30~   失業保険申請件数

✅結果 228K 🔘前回:246K 🔘予想:200K

4/7(金)
21:30~   非農業部門民間雇用者数 (3月)

✅結果 189K  🔘前回:266K 🔘予想:215K



来週4/10~ の決算スケジュール


🚨注目は4/13(Thu):DELTA 4/14(Fri):JPMorgan Chase,UnitedHealth,Citigroup,Wells Fargo


デルタ航空は予想を上回る見通し
デルタ航空(DAL)は、2023年4月13日(木)午前6時30分頃(日本時間)に決算報告を行うことが確定しています。コンセンサス収益予想は、売上高120.5億ドル、前年比28.9%の収益成長で1株当たり0.32ドル、Earnings Whisper ®の数値は1株当たり0.37ドルとなっています。同社のガイダンスでは、売上高119億4,000万ドルから122億5,000万ドルで、1株当たり0.15ドルから0.40ドルの利益とされていました。投資家は、同社の決算発表に向けて強気で、76.6%が上回ると予想しています。前回の決算発表以降、空売り残高は0.7%増加し、株価は決算発表後の始値から7.8%下落し、200日移動平均の33.68ドルより0.0%高い水準にあります。前回の決算発表以降、業績予想は全体的に上方修正されています。オプショントレーダーは、決算発表時に5.6%の変動を予想しており、株価は最近の四半期で平均4.4%の変動となっています。
JPモルガン・チェース、予想を上回る見通し 
JPモルガン・チェース(JPM)は、2023年4月14日(金)午前6時50分頃(米国東部時間)に決算報告を行うことが確定しています。コンセンサス収益予想は、売上高360.4億ドル、1株当たり3.40ドルで、前年比11.4%の収益成長を示しており、Earnings Whisper ®の数値は1株当たり3.44ドルとなっています。投資家は、同社の決算発表に向けて強気で、47.0%が上回ると予想しています。前回の決算発表以降、空売り残高は21.0%増加し、株価は決算発表後の始値から6.0%下落し、200日移動平均の125.08ドルを1.9%上回る水準となっています。前回の決算発表以降、業績予想は全体的に上方修正されています。オプショントレーダーは、決算発表時に4.3%の値動きを予想しており、株価は最近の四半期で平均3.3%の値動きとなっています。


ウェルズ・ファーゴは、予想と一致する報告をすると予想されます
ウェルズ・ファーゴ(WFC)は、2023年4月14日(金)午前7時頃(東部標準時)に決算報告を行うことが確定しています。コンセンサス収益予想は、売上高201.4億ドル、前年比8.6%の収益成長、Earnings Whisper ®の数値は1株当たり1.16ドルとなっています。投資家は、同社の決算発表に向けて強気で、44.2%が上回ると予想しています。前回の決算発表以降、空売り残高は13.4%増加し、株価は決算発表後の始値から8.4%下落し、200日移動平均の43.89ドルより13.7%低い水準にあります。前回の決算発表以降、業績予想は全体的に下方修正されています。オプショントレーダーは、決算発表時に5.4%の変動を予想しており、株価は最近の四半期で平均3.5%の変動となっています。
シティグループは予想を上回ると予想される
シティグループ(C)は、2023年4月14日(金)午前8時00分頃(米国東部時間)に決算発表を行うことが確定しています。コンセンサス収益予想は、売上高200.8億ドル、前年比6.5%減で1株当たり1.67ドル、Earnings Whisper ®の数値は1株当たり1.69ドルとなっています。投資家は、同社の決算発表に向けて弱気になっていますが、50.5%が上回ると予想しています。前回の決算発表以降、空売り残高は58.2%増加し、株価は決算発表後の始値から5.5%下落し、200日移動平均の47.70ドルを3.9%下回る水準となりました。前回の決算発表以降、業績予想は全体的に下方修正されています。オプショントレーダーは、決算発表時に4.8%の動きを予想しており、株価は最近の四半期で平均3.2%の動きとなっています。







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