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デートを女友達に隠したら、本物。
先日、独身の女友達と最近のお互いの恋愛を話し合った。大抵は最近出会った男性の愚痴やどこが良かった悪かったのオンパレード!女友達との会話はこれで盛り上がる。
「最近つながった人いないの?」
そう友達に聞かれた時、私は瞬時に最近出会った男性とのデートの予定があることを隠した。その瞬間、自分の中で確信に近い何かがわかる。
女友達にも言わずに、大切に温めておきたい男がいる。
横取りされたくない、と言う感覚とは違う。もっと大切な感覚。 繊細な卵を割れないようにそっと温めたい感覚に、似ている。
なぜだろう。条件が悪いわけではないのに、数回デートを重ねても何も感じない男性がいるものだ。デートの時は多少ドキドキするが、その後発展させる気がない男性もいる。
けれども、発展する前からどうしようもない感覚に陥る男がいる。
その時、女性は、自分の中の女を確認する。
「最近は・・・ないかなぁ。あ!そう言えば今度同い年の人と食事するよ。」
その彼のことは言わずに、別の男性の話をした。
本命とそれ以外の、男。
ダメになっても自分に痛手がない男のことは軽く話せるのに、、、
女友達に軽い罪悪感が生まれた。
それは同時に、自分の恋心に気づいた瞬間でもある。 冬の夜風が冷たく頬に触れて抜けていった。