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stand.fm未来日記 no.1

この物語は、完全フィクションです。でも、読み進めるうちに、ドキドキしてくるかもしれません。stand.fmを始めておられる方は、ぜひ、楽しんで頂ければ幸いです。


はじまり、はじまりー。


ふー、やっと来れた。次元を超えるのって、本当に疲れる。でもこのテスロ社のタイムマシーンTX3に敵うマシンはないから仕方がないか。

あっ、皆様、どうも、初めまして、KATです。西暦2094年の未来から来ました。僕の名前は、曽祖父の名前を少し分けて貰ったと聞いています。そう、伝説のハゲの人kacchinです。曽祖父が亡くなって、曽祖父の思い出探しの旅をしています。今ここは、西暦2021年か。皆様が、曽祖父の事を始めて知った年かな。あっ、安心してね、曽祖父は、ずっとハゲの人をハゲまして生涯を閉じたんだ。曽祖父は、最後に「やっと私もチャビンからケトルになれた」こう言い残したって聞いたよ。誰も理解できなったかったけど。でもね、実は2032年にIPS細胞でハゲ、あっとこれはまた後にします。

ふー、危ない。

どうして来れたかったって?それは、0ポイントフィールドの構想が形になったんだ。Dr.buildによって。それは、2000年ジーグル社が人工衛星を使って、ジーグルマップやストリートビューを始めたのがきっかけ。すべて動画データとして蓄積され、繋ぎ合わされた。簡単に言うと、ハードディスクの録画の中に、直接入り込む事が出来るようになったんだ。そこには始まりもなければ、終わりもない。ミラーワールドと唱える人もいるよ。映画で「アバター」ってあったでしょ?あのような感じで、未来から過去に入り込めるようになったんだ。イメージ出来る?皆さんが見ているものは、実はデータの中かもしれない。なんてね。

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2021年、まだ、水素自動車も流行っていない時代なんですね。

あのテスロ社が電気自動車からまさか水素自動車に方向転換するとは、誰も予想していなかったって祖父が言ってました。2021年当時、H-IIAロケットといったロケットエンジンには、酸化剤に液体酸素(LOX)、燃料として液体水素を組み合わせた「水素推進系」を使っていたんですよ。天然ガスを使用するものもあったけど、燃料に水素を使う方が地球に優しいと気が付いたんだよね。また、電気自動車は、製造過程で多くの二酸化炭素いわゆるCO2を排出する事が明らかになって、運転中にもCO2を排出しない水素自動車に世界が方向転換していったんだ。現に、2031年世界大停電も起こったんだ。「地球から光が消えた日」として2062年で、記念日になっているけどね。その後、米国のランズテックス社と日本の若き女性経営者のミドリムシのバイオ燃料革命が起きる事になるんだ。

あー、ごめんなさい。話がそれちゃった。

皆様が知りたいのは、stand.fmがどうなったかって事ですよね。stand.fmは、2029年、世界中に広がったんだよ。勇気ある優しい1人の女性によってね。その女性の名前は、アリータ・ナターシャ。その話は、おいおい。

話を曽祖父に戻すね。曽祖父は、stand.fmを始めた時、圧倒的にデザインが凄いって単純に思ったみたいです。このデザインだと、場が荒らされる事が少なく安心出来るのではないかと思ったんだ。配信を始めると、使いやすさと、一番びっくりしたのが、スタエファーの皆さまの優しさだって。だって、「ハゲの人に勇気を与えるサイト」っていうチャンネルに行きたい人いる??普通、気持ち悪いでしょ。その点においても、曽祖父が1番チャンネルに来てくれる皆様の優しさを感じていると思いますよ。

そうそう、ついでに、皆様、UIとUXって聞いた事がありますか?

UIはユーザーインターフェイスの略で、UIは、人とデバイスをつなぐ窓口のようなもの。UXはユーザーエクスペリエンスの略で、「Experience:エクスペリエンス」が「体験、経験」と訳せるように、UXは「人がモノやサービスに触れて得られる体験や経験」のことなんです。曽祖父もこれを後から勉強して、stand.fmがいかにUI/UXに優れているか納得したみたい。

でも曽祖父は、UI/UXの事を当時知らなかったんだよね。

曽祖父は、スタエファーの話や声に価値があるって言ってたみたい。苦しんで乗り越えてきた人間の声を直接聞く事ができ、その体験や経験が自身の価値になるんだって。それは、僕も収録を聞いて分かったよ。意味は違うけど、UI/UXに優れたstand.fmという音声プラットフォームがそうさせたかもしれないね。中々、言えない事を皆さん言われてる。曽祖父もハゲネタだし。それで、曽祖父は、デザインが優れていたので、デザインで勝負するしかないと思ったんだ。曽祖父が最初に選んだアイコンが世界のハゲミッキー。ハゲは余分だね。

さて、satnd.fmの未来。本題だね。

2021年は、音声配信が躍動が凄い年だったんだ。それが2094の基礎になるなんて誰も想像出来ないよね。アメリカ発のTwitterhouse、中国発のLizhie、そして日本発のstand.fmこれらの音声メディが世界を変える事になるんだ。まさか、これらのメディアが、国になるとは想像も出来ないでしょ。それはBitcoinが国の通貨概念を変えたからなんだ。アップリ、マイクロファクト、ジーグルも、あとテスロ社と自動車のトヨテもね。トヨテは、2024年にテスト的に日本に大きな街を作り、そこから規模を拡大したんだ。みんな社会保障が進んでいる企業に国籍を変更出来るんだ。凄いでしょ。

それでは、アリータ・ナターシャのお話

ナターシャの父は、インド人。インドでの外科手術の技量を上げる為に日本の国立大沢大学で博士号を取得後、アメリカに渡り、サイバー治療を経験、インドへ戻り、インドの外科手術技量向上に努めた。ナターシャの母は、日本人。京都の生まれで、著名な文学家。彼女の信念は、ジェンダーレスの世を作ること。彼女自身も積極的にジェンダーレスの取り組みに参加した。その二人の子が、ナターシャ。ナターシャは、聡明であったが、小さい時から引込み思案で、人前に出るのを極端に嫌がった。母の影響もあり、小学生の頃から、小説や詩を嗜み、医学者の道を目指す、心優しい女性だったんだ。

そんなナターシャが父のふるさとであるインドに行くことになったんだ

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祖父はインドの富豪アリータ・コンターダ。インドで知らない人はいない。厳格な方だったんだ。また、家には多くのHouseworkerがいた。彼女はインドに到着後、インドの雰囲気にとても新鮮さを感じた。Houseworkerの一人、ハリシャととても気があったんだ。2歳年下のハリシャを一人っ子のナターシャは実の妹のように可愛がった。ハリシャも、ナターシャの事が大好きだったんだ。ナターシャは、慈愛に溢れ、人を区別する事なく、優劣も付けず、常に一人の人間として接してくれるナターシャの事がハリシャはとても敬愛し、尊敬していたんだ。

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ところが、インドの生活も慣れて半年がたった時、ハリシャが家に働きに来なくなったんだ。ナターシャは心配になり、ハリシャのお母さんに事情を聞こうとしても、お母さんは話を反らすばかり。とても心配になり、ナターシャはハリシャの家に行く事に決めたんだ。ただ、ハリシャの家が何処か分かんらない。父に尋ねても、「止めておきなさい」の一点張りだった。どうにか一緒に働く人から場所を教えてもらい、ナターシャはハリシャの家に向かったんだ。向かった先は、インドでも貧困層と言われる地域。活気には満ちていたけど、何処と無く怖い雰囲気もあって、ナターシャも後ずさりしたんだ。でも、進まないとの思いで、ハリシャの家を見つけた。ハリシャを訪ねようと、ドアをノックしようとしたら、丁度、ハリシャのおばあちゃんが出てきたんだ。ハリシャの事をナターシャが尋ねると。おばあちゃんは重い口を開いてくれた。

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「ナターシャ、遠い日本では考えられないかもしれないけど。この地域で暮らす人達の家には、トイレが無いのよ。用を足すには、外に出て、隠れてするしかないのよ。恥ずかしさはともかく、怖いのよ。夜でも一緒。特に女性や子供たちは気を付けないといけないの。時に野蛮な人によって、危険な目に合うことがあるからね。ここまで言えば分かってくれる?ナターシャ。」

ナターシャは、当初すぐに理解出来なかった。でも、段々、分かってきた。そこから、気が動転したんだ。どうしてそんな事に、あの可愛いハリシャが合わないといけないの。どうして。どうして。ナターシャは、溢れる涙を拭う力もなく、ハリシャの家を後にしたんだ。そして、家に戻り、自分の部屋に閉じこもった。

ナターシャは、ずっと泣き続けた。彼女を襲っている苦しみが分かってあげれられない。どれだれ、辛いことか。どれだけ、苦しいか。ハリシャの、あの笑顔を奪った野蛮な輩を許せない。でも、どうしようもない。ナターシャは自分を責めると同時に、ハリシャの苦しみを少しでも和らげる事が出来ないか、ずっと思いを馳せたんだ。

苦しみに、絶望に、虚しさに、心が占拠されてから、そう、1ヶ月が経った。

朝、目覚めて、窓から指す光が、とても心地よかった。久しぶりに感じる気持ちだった。ナターシャは思った。まだ、世界で苦しんでいる人が多くいる。この明かりが世界中にあるのに、暖かいと感じとれない人達がいっぱいいる。この暖かさを感じて欲しい。この暖かさは、多分、落ち込んだ時程、深く、暖かく、優しく感じる事が出来るはずだから。

ナターシャは、ふとスマートフォンに目がいった。

そして、おもむろに、日本でダンロードした音声配信アプリ、stand.fmを立ち上げて、Liveを始めたんだ。それも、全部英語でね。

Dear females of the earth, 

strong and kind with female hearts, please listen to me.

彼女は、訴えた。それは、世界の女性にではなく、母なる地球に宿るすべての女性の生命に対して、力を貸してってね。

Please help me.

お願い。助けて。

世界は、平等ではない。多くの人が未だに苦しんでいる。どうかそこに目を向けて、目を向けるだけでいいの。気づいてくれるだけでいいの。この声がほんの少しでも、皆様に近づけたらいいの。どうか勇気を下さい。そして、苦しんでいる女性の側に、私は、寄り添って立ちたい。力のある人は手を貸して、皆で、一緒に立ち上がろう。Liveをしている間に彼女を心に勇気が湧き出てきたんだ。

そして、彼女は渾身の思いを馳せる

I will stand.

先ずは、私が立つわ!

それは、彼女の精一杯の決意だったんだ。一人、彼女は、勇気を振り絞って立ち上がったんだ。それは、土の中から、力強く、まるで新芽が立ち上がるその瞬間のように、凛々しく、彼女は立ち上がった。

そして、

世界の女性の生命に訴えた。女性の為に、弱い人の為に、立ち上がろう。

Please, stand for female,stand, female,

この言葉とstand.fmがリンクしたんだ。それから、stand.fmは世界に広がったんだ。このナターシャの配信がきっかけでね。

実は、このLive配信をある伝説のCEOが聞いていたんだ。それは、中国のアルビビ社ジャックムー氏。この時は誰も知る善しもなかったけど、この後、ジャックムー氏とマイクロファクト社のビルボイツとその妻、メランダが共同で、トイレ革命をナターシャと共に起こすことになる。凄いでしょ。

お粗末ながら、曽祖父もこの配信を聞いていたんだ。英語は分からないけどね。そして、改めて、トイレの普及に少しでも手伝える事が出来ればと思っtたんだ。元々、ビルボイツのトイレ普及活動に曽祖父は興味があって、少しでも貢献したいと思っていたみたいなんだ。

フー、話はここまで。ちょっと疲れたので、未来に戻るね。曽祖父の夜な夜なstand.fmの収録をしているのをみて、ちょっとホッコリしたよ。伝説のハゲの人は言った、ハゲても価値有る人生を送りましょうってね。

続く


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※掲載写真は、フリー画像を使用しています。また、写真の人と記事の内容は関係御座いません。ご承知置き願います。

kacchin あとがき

皆様、如何でしたか?訳が分からなかったでしょ。文章もめちゃくちゃだし。ごめんなさい。えっと、僕は、只今、製薬会社に務めていまして、そこでSDGsの取り組みを行っています。SDGsそれは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標に対する取り組みです。17の目標から構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っているものなのです。また、興味があったら調べて見てくださいね。

で、個人でも、その17の目標のうち、何かに取り組みたいなと常々思ってまして、その中の、「6.安全な水とトイレを世界中に」に取り組もうと思っていました。SDGsを勉強する上で、家にトイレが無いことで、苦しんでいる人が多くいることを知ったからなんです。そして、自分の背中を押す為に、この小説を書きました。

初めてnoteを書いた「stand.fm配信マインド」の売上を今後、何らかの形で、トイレ普及に使わせて頂きたいなと思います。正直、当初より、トイレを普及したいと記事にも載せていまして。正直、今の所、売上って大した事ないんです。すみません。お恥ずかしいですが、文才やそもそも売る能力がなさすぎまして。でも、購入して頂いた方には、本当に感謝しています。読んで頂いて、本当に嬉しいお言葉を頂いて、泣けてくるんですよね。また、1ヶ月の無料期間に読んで頂き、コメントやいいねを下さった方にも、本当に感謝しております。これから、金額を下げて、より広く読んで頂けるようにしたいと思います。また、恐れながら、皆様から頂いたコメントも参照させて頂きたいと思いますので、ご了承願います。

あと、まだ、何も決まってません。これは、募金を募るものではありません。あくまで私個人が書いた記事に対する対価を、コツコツ貯めて、なんらかの形で良い使い方をし、皆様が読んで頂いて得た気持ちを、社会に還元出来たらなと思いました。そちらの方がワクワクしますし、先ずは、自分で自分の背中を押したいのです。

それでは、ここまで読んで頂きまして、ありがとうございます。

kacchin









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