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CBDの歴史をまとめてみました

CBDは大麻草から抽出された成分です。
では、その大麻草の歴史をまとめてみます。

日本は、稲作より古い1万年以上前から大麻を衣食住に利用してきました。繊維を布や魚網に。茎を屋根材に、種子を食用に、葉を薬に用いるなど、ほんの70年前程前まで、非常に身近に存在していました。
「縄文」という言葉は「縄の模様」を意味しており、その縄こそ麻から作られていたのです。縄文土器の模様にも、麻の縄を押し付けて付けられたと考えられています。
当時は実を絞った油を接着剤や食用にしていたり、当時から繊維などの衣類に加工されていました。
大化の改新後の法令国家では、唐にならい敷かれた「租庸調」の税制において、麻や麻布が諸国の産物をおさめる「調」の対象となり、国家の財源として重要な位置を占めます。
「万葉集」「古事記」「日本書紀」にも麻にまつわることがいくつも記載されています。
また大麻は、縁起の良い植物と考えられており、神社の神紋や名家の家紋に使用されていたり、罪穢れを祓う聖なる植物として、お札や御幣、神社の鈴縄、注連縄、巫女の紙紐、狩衣、お盆の迎え火など、神事と関連している様々な場面で利用されてきました。
伊勢神宮でいただく御神札の正式名称は神宮大麻と称され、同様にお祓いで使う道具そのものを「大麻」(おおぬさ)と呼び、日本神道と大麻には深い関わりがあることがわかります。
中世に入ると麻の利用は採集から栽培へと移行し、高品質な麻が安定して収穫されるようになります。
明治に入ると、海外よりリネンが輸入されるとともに、北海道でリネンの栽培が始まりました。
軍事資材としても利用され、麻需要は大きく拡大します。
しかし、戦後に「大麻取締法」の影響で、リネンの栽培は衰退、安価な麻原料の輸入や、糸そのものを輸入などで、減少していきます。

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