第10期統率者神挑戦者決定戦 3-3 21位フィニッシュレポート
はじめに
こんにちはばらんです。久しぶりにイベント出ました。
使用デッキ
一応使用統率者は《眷者の神童、キナン》です。ですが、恐らく中身は皆さんの想像してるものとめちゃくちゃ異なるかと思います。《玄武岩のモノリス》とアーティファクトサーチ0枚というイカれた構築です。(そこそこ勝ったら詳しく書く)
方向性としてはcipで引けるクリーチャーを《キナン》から引き当て、最終的に《船砕きの怪物》or《潮吹きの暴君》と軽量アーティファクトで無限マナを出したり、cipで引けるクリーチャーを《ディスプレイサーの仔猫》でブリンクして大量に引くデッキです。質の高い統率者ならパチンコに振り切っても闘えるやろ!の思想の下で組みました。
第一ラウンド:負
ロフガフフの息子、ログラクフ+求道の達人、サイラス・レン
精霊の魂、アニマー
眷者の神童、キナン
配役の監督、ギルウェイン
土地2+《否定の契約》《誤った指図》《バネ葉の太鼓》《シミック印鑑》《友なる石》ハンド
ログサイの2killならケア出来るキープ。結局ログサイが1バック2t《むかつき》してきたので止めて、アニマーから《モウロック》が飛んできてキナンかギルウェインのエンチャントレスどっち焼くかの天秤。キナンが選ばれ、ちゃんとギルウェインがエンチャントレスを上手く使ってそのまま勝ち。しゃーない切り替えていけ。
第二ラウンド:勝
眷者の神童、キナン
ウェザーライトの艦長、シッセイ
織り手のティムナ+ルーデヴィックの名作、クラム
鋭い目の航海士、マルコム+激情の薬瓶砕き
マナクリ2枚と《厳かなモノリス》と何かの7枚ハンド
マナクリ2枚と《キナン》出したらティムクラから焼肉鈎飛んできて、マルコムもシッセイも巻き込んで互いに損、《息詰まる徴税》を消しあったり、リキャストしたキナン殺したり色々損をしたが忍んで忍んで抱えてた《エント最後の進軍》を通してcipドロー持ち死ぬほど並べて、最終的に《船砕きの怪物》による無限マナ無限ダメージで勝ち。
第三ラウンド:負
眷者の神童、キナン
鸚鵡の匪賊、フランシスコ+ルーデヴィックの名作、クラム
千の顔の逆嶋+親指なしのクラーク
秘密売り、ティヴィット
土地3《モックス・ダイアモンド》《花を手入れするもの》《暴走暴君、ガルタ》《威厳の魔力》ハンド
途中で《エント最後の進軍》を引いたので《ガルタ》→《威厳》→《エント》でバカみたいに引いて勝ち!と思ったら《エント》のドローがゴミカス過ぎて(クリーチャー引かなかったため)ターンパス。順当にカード並べられてた逆クラが完走。
第四ラウンド:勝
原初の災厄、ザカマ
虎の影、百合子
奪い取り屋、サーダ・アデール
眷者の神童、キナン
ザカマがめちゃくちゃカジュアルな人だったのでザカマが唱えられるようになるのが遅れ、ザカマが《刻み角》置いたり百合子が《秘儀の研究室》とか《オークの弓使い》置いたりでだらだらゲームが続き、最終的に《自然の秩序》→《ガルタ》からcipドローと《茨のマンモス》を出し、負け筋になりうるクリーチャー全部潰してからガッツリ引いて《船砕き》フィニッシュ。残ライフ5だったので危なかった。
第五ラウンド:勝
敏捷なこそ泥、ラガバン
眷者の神童、キナン
眷者の神童、キナン
眷者の神童、キナン
は??????ラガバンにはすまんがこれも大会だ。許してくれよな…。
ラガバン「《攪乱のフルート》置きます。指定キナン!!!」
は????????????????
この時点で本気で死を覚悟しましたが、ラガバンも他のキナンも動きがぬるく、《ガルタ》→《首席議長ゼガーナ》《うろつく玉座》が決まりそのまま《船砕き》で勝ち。
3-2で最終戦を迎え、次勝てば2日目抜けに。
第六ラウンド:負
刃を咲かせる者、ナジーラ
眷者の神童、キナン
ロフガフフの息子、ログラクフ+求道の達人、サイラス・レン
知りたがりの学徒、タミヨウ
ログサイが身内。2-3でここ勝てばワンチャン!とか言ってたのでマジで負けられない戦いに。
なおゲームでの初手は3枚戻しの土地2《喜ぶハーフリング》《精神的つまづき》。《吸血の教示者》消すか…と思ってたらログサイの手から普通に《ネクロポーテンス》出てきて着地。そのままログサイに走られて負け。
ログサイと除去に強くなれるよう妨害は増やしたはずなんだけどさすがに4枚スタートは受け切れないや…。
ログサイがラス勝ち3-3なので「準決勝進出か~おめでとう」と思っていたら参加者が過去最多140人で、勝ってる人からポイントを吸わないと12位には滑り込めない魔境でしたというオチでした。怖すぎだろ…。
デッキ解説
元々書く気無かったんですが、結構惜しいとこまで行ってしまったので書かざるを得なくなってしまったかなと思ったため、ここに記します。
ドロークリーチャー編
まず、これを組もうと考えた原初のきっかけは、過去に書いたピールトゥーシーの記事を読み返した時でした。
読むのがめんどくさいタイパ重視勢向けにざっくり内容をまとめると、《ディスプレイサーの仔猫》で《トゥーシー》をブリンクするとめっちゃ引けて人が死ぬぜ!がコンセプトのチェインコンボデッキです。
読み返していて「《仔猫》また使いてぇな…」と思い、その後すぐ「cipで引ける(or手札が増える)非人間生物はそこそこいるよな…?」と思いついたため、色々調べて片っ端から突っ込んでいきました。ボーダーは最低でも手札が3枚増えるクリーチャー(マナソースorカウンターがどっちか1枚入る最低限の期待値)です。一部どう頑張っても2枚しか引けないやつもいますが、これらは軽めの手出しが望めるのでこいつらだけ例外です。《熟考漂い》《思考の監視者》《数多の声》あたりがちょい当たり、《ゼガーナ》《ティシャーナ》が大当たり枠です。
その他クリーチャー編
他には《オークの弓使い》や《光り角の海賊》をインスタントタイミングで潰せうる《荒れ模様のストームドレイク》《茨のマンモス》、殴るとアホみたいにマナが出せる《年老いた骨齧り》、非生物パーマネントから出せるマナが実質増えるようになる《うろつく玉座》《灯の分身》、手に溜まっていった謎生物が突然出てくる《暴走暴君、ガルタ》、マナファクト握ってたらほぼ勝ちの《船砕きの怪物》《潮吹きの暴君》、《船砕きの怪物》で無限マナを決めた後のフィニッシャーになれる《まばゆい肉掻き》が主なラインナップとなります。
なんやかんやあってクリーチャーの枠は31枚になり、6マナ以上のカードがデッキ内に16枚とcEDHのデッキリストにしてはかなり重めのデッキとなりましたが、組む前から回らなくなる心配をする必要は無いと踏んでいました。なぜなら統率者の能力やデッキ基盤が強固だと、多少狂気を混ぜても基本特に影響はしません。これはまるまる新聞さんのケンリスから学びました。
その他スペル編
クリーチャーを増やし、クリーチャーとカウンターを吐かれづらいマナファクトだけでゲームを終わらせる動きがメインになっていくにあたって《玄武岩のモノリス》が3マナ払って負け筋を発生しうるカードとなり、一周回ってノイズとなって抜けて、《玄武岩のモノリス》を始めとしたアーティファクトを探すためのカードも抜けました。残ってるサーチカードは《ウルザの物語》だけです。
ごっそり抜けた枠に入ったのは《ディスプレイサーの仔猫》や《船砕き》《ガルタ》を探すためのクリーチャーサーチと《エント最後の進軍》、そしてカウンターを少し増やしました。《拒絶の閃光》を入れるキナンなんてかなり珍しいと思います。
今回の6ゲームで何度も勝ちルートの起点になってくれた《エント最後の進軍》採用は非常に大きかったです。キナンを精力的に調整してる関西勢と東北勢の知り合いにも神決本番前に「《エント》はかなり感触いい」とフィードバックを頂いていたので、やはりほぼ打ち消されないカードは強いですね。
まとめ
1-5フィニッシュを目標にしていましたが、どうやら世にはソフトカウンターしかはびこってないらしく、手出しの《ティシャーナ》や《ガルタ》の通りがめちゃくちゃ良く、そのままハンドと盤面整えて勝ちまで一直線〜といったことが多く、初見殺しギミックによるワンショットが決まってしまうことがありました。《玄武岩のモノリス》やアーティファクトサーチが通らなくて勝てん…と悩んでる人は、一度固定観念を崩して真新しいリストにしてみるのも面白いかもしれませんね。
キナンと同卓した時、ゲーム序盤の段階で《玄武岩のモノリス》が入ってるかどうかの探り合いが発生する時代が来たら面白いですね。