MLB投手紹介 コービン・バーンズ
今回から投手紹介を始めていきたいと思います。
初回は誰にしようか、、、と悩んでいまして、マノア(TOR)にしようか、以前から好きなビーバー(CLE)にしようか、はたまたデグロム(TEX)が相応しいか、と思っていたところにMLBの公式インスダグラムに先発投手ランキングがアップされ、そのランキング1位がコービン・バーンズになっていたので、乗っかってしまえ、と初回はコービン・バーンズを紹介していこうと思います。
コービン・バーンズのプロフィール
ブリュワーズ所属の先発投手。背番号39。
1994年10月22日生まれ。28歳。
→大谷翔平、鈴木誠也らと同世代。
191cm/93kg 右投げ右打ち
2016年ドラフト4巡目(全体111位)でブリュワーズに入団。
2018年7月10日のマーリンズ戦でメジャーデビュー。
2018年のデビューからはコンスタントにメジャーでの登板を重ね、21年シーズンにはサイヤング賞を受賞した。
コービン・バーンズの2022年シーズン成績
G 33
IP 202.0
ERA 2.94
WHIP 0.97 (1.27)
FIP 3.14 (4.06)
rWAR 4.6
22年シーズンのバーンズは33回先発登板し、202.0イニングと年間通してローテーションを守りフル稼働。
ERA、WHIP、FIPの数値も優秀でチームとしては惜しくもプレーオフ進出を逃すも、バーンズ個人としては申し分ないシーズンを送った。
バーンズの22年シーズン各種指標
K/9 10.83 (8.53)
BB/9 2.27 (3.10)
HR/9 1.02 (1.09)
AVG .196 (.240)
→vsR .190/ .256/ .336 13
→vsL .203/ .265/ .345 10
バーンズは総合的に優秀で、三振も平均以上に取れており、四球も少ない。
故にFIPの数値を抑えられている。
2021年にはFIP1.63を記録しており、HR/9も0.38と圧倒的な数値を残している。
ここからはバーンズの変化球から三振の多さや被打率の低さの秘密を紐解いていきたい。
コービン・バーンズの変化球分析
球種 割合 平均球速
Cutter 55.4% 95.0
Curveball 18.4% 81.6
Changeup 9.8% 90.3
Slider 9.2% 88.2
Sinker 6.7% 96.3
4-seam 0.5% 96.1
vs R 割合 被打率 長打率 空振り率
Cutter 48.4% .208/ .329/ 32.7%
Slider 18.8% .156/ .312/ 50.0%
Curve 17.6% .133/ .233/ 45.8%
Sinker 13.4% .216/ .405/ 26.8%
カッターがベースで空振り率も高い。
スライダー、カーブは空振り率も高く三振奪取に大きく貢献している。
シンカーの空振り率はそこまで高くないがゴロを打たせる球種として機能している。
カッターとシンカーは速度差があまりない中で反対方向に動く球でなかなか打ちづらそうだ。
vs L 割合 被打率 長打率 空振り率
Cutter 61.8% .216/ .339/ 22.8%
Curve 19.1% .121/ .293/ 49.6%
Changeup 17.7% .203/ .344/ 49.3%
対左もベースはカッター。
そこにカーブとチェンジアップの3球種を使用している。
特にカーブは被打率が低く、空振り率も優秀でかなり効果的な球種。
チェンジアップも空振りを奪えており、変化方向、球速ともにバランスの取れた変化球構成だと言える。
右、左ともにカッター、カーブが効果的に機能しており、バーンズの代名詞と言えるだろう。
対左、右でそれぞれクオリティの高い球種を使い分けられているのがバーンズの高レベルな投球を支えているのかもしれない。
23年シーズンも投手として総合力が非常に高いバーンズの活躍に期待したい。
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