とりあえず始めるハンドメイド梱包
とりあえず作ったハンドメイド品を売ってみたい。プレ企画でハンドメイド品を発送してみたい。交換便に出してみたい。
そういうときにどうすればいいの?ってなる一つの課題が、梱包だと思います。壊れないように発送したいはもちろんのこと、少しでも商品を素敵に見せたい・自分のブランドを見せたい・コンセプトにあった梱包にしたいなど色々あると思います。
そこで、まずはじめに「とりあえずやってみたい」のタイミングで使える梱包術や素材を発信していこうと思います。
ちなみにガチで販売したい。ブランドをきちんと伝えたいといった販売に最初から力を入れる予定の方にはおすすめしません。そういう場合は梱包の雰囲気などもそのブランドの評価に含まれるからです。私が発信する情報はあくまで「とりあえずやってみたい」人向けです。やってみてそこから色々本気でやっていく場合は、そういう方向けの記事がありますので、そちらを参考に頑張っていく流れでいいと思います。
じゃあそんな平凡な情報必要か?となるかもしれませんが、本格的な梱包を自分のショップ仕様に作成するのは結構な時間とお金がかかります。ロゴの作成からデザイン、できなければ制作依頼、印刷などなど。印刷も部数は最低100枚からが多く「まずはお試しぐらいがいいのに・・・」といった方には少しお高いかなと思います。
そんな方々へ、少しでも参考になればと思います。
1.OPP袋
とりあえず台紙もない、ぷちぷちで梱包レベルだけど質素に見せたくない、そんな場合でもOPP袋に包むだけで最強になります。
台紙も何もなくてもOPP袋はなんかいい感じに見せてくれます。Amazonで大量に安く購入可能です。いろんなサイズにも対応が出来ますので、OPP袋は基本買っていて損はないです。
私はワンコイン作品の発送などは梱包代カットのためにぷちぷち&OPPで発送していることが多いのですが、それなりに見えます。
テープ付き等色々ありますが、私は大きなサイズの作品が多いのでシモジマさんのOPP袋を使ってます。頑丈でキレイで今の所愛用品です。
2.台紙
台紙は色々とできることが多いですのでパターン別にご紹介します。安い、もしくは手軽な順番から紹介していきます。
2-1.既存の台紙を使用する(一番手軽・一番安い)
既存にある台紙をそのまま使用するパターンです。今はダイソーなどにもアクセサリー台紙が販売されており、安く手軽に手に入りやすくなっています。販売するアクセサリーの種類に合わせて色々な台紙を購入すると対応しやすくなります。
シンプルなものであればAmazonでもOPP袋とセットで販売しています。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07YZBP6NY/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_L7KfFbQW5066V
https://www.amazon.co.jp/dp/B07YM4XFCJ/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_.cLfFbQT0XWFK
2-2.台紙になりそうな自由紙をアレンジする(アレンジできる・安い)
作品のテーマ等が決まっていたり、自分の家に印刷する環境がある場合は、はがきサイズの自由紙を買って自分なりにカスタムする方法もあります。
2-1で紹介した固定の台紙よりお値段がかかる場合とカスタムのための環境が求められる可能性がありますが、その分自由度が高くなります。2-1で紹介したタイプでは対応出来ない大型の作品の方でも使える台紙に出来たり、アクセサリーではなく雑貨などを作成する方にも使用しやすくなります。更に作品の雰囲気ががっつり決まっている方には、その作品に似合う紙や印刷をすることで雰囲気を作りやすくなります。
https://www.amazon.co.jp/dp/B008JTY9Z6/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_HzLfFb46J9XJX
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NRL2MKS/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_pBLfFbQJN7YFS
自由紙ではないですが、たとえばアリス系の作品をされる方には台紙+トランプを使用するというといった組み合わせる方法もあります。
2-3.選べる台紙+屋号のスタンプ(ブランド感を出せる・継続販売や屋号がまだ曖昧な方におすすめ)
2-1で紹介した固定の台紙のものより、作品にあった紙質を選んで台紙を購入できるお店があります。そういうお店では大体屋号を入れたりすることもできるようになっているのですが、やはり屋号を印刷するとなると屋号がまだ決まっていない方や試行錯誤中の方にとっては、なかなか手が出しづらいところになると思います。
そこでおすすめするのが、台紙は紙の専門店か2-1~2-2で紹介したような自由紙、屋号はスタンプで対応するというものです。直接印刷されているものより統一感は落ちますが、メリットもあります。スタンプで屋号を入れるとアクセサリーによって押す場所を変えれたりするので便利です。また、文字だけであればスタンプは依頼しやすいのも特徴です。屋号が変わった場合・正式販売に向けてコンセプトが変わった場合などでも、紙と屋号が別々のため紙が無駄になりません。
スタンプはハンドメイド店に商用可能なスタンプ作成を販売してくださっている方がいらっしゃいます。フォントなども作者さんによって違ったりするので、自分の好きなフォントや雰囲気の方を選ぶのが良いです。
2-4.台紙名入れ~ロゴ入れ
屋号やロゴが完璧に決まっており、作った台紙を使っていくことが決まっている方は結局これが一番です。
お値段はピンきりなので、ハンドメイドで印刷・デザインをしてくださっている方のお店や、紙やデザインのパターンが一定のお店で購入する場合はロットでもそこまでしないことがあります。最初から名入れ印刷でやりたいけど、お値段だけは抑えたいという方はそのような店舗さんを狙って探してみるのも手です。
屋号入れでもある程度のデザイン性や配置にこだわりがある、ロゴ入れをしたいなどといった場合は専門店が一番です。今回始めてロゴ入れ台紙を作成したので、その際に使用したお店・検討したお店をご紹介しておきます。
https://www.haguruma.co.jp/store
3.箱
袋の梱包だけじゃなく箱に入れたい!もしくは特別なオーダー・プレゼントの時などに箱入れをできるようにしておきたいといった方もいらっしゃると思います。
基本的に箱のカスタムは台紙よりもお値段がかかります。そのため普通に売られている梱包用の箱を使用するのもいいと思います。それこそ組み立て用の簡易な箱に屋号のスタンプを押すなどといったカスタムで対応するといったことも可能です。
箱に関してはminneやAmazonなどで無地やデザイン固定の箱が販売されているので手に入りやすいと思います。折りたたんで作成するタイプが多いので嵩張りもあまりなく保管出来ます。
https://minne.com/items/18804867
https://minne.com/items/19454741
https://minne.com/items/19402875
https://minne.com/items/19725904
カスタムする場合には以下のようなお店があります。
https://tokyochannel.official.ec/
4.発送梱包
最後に発送用の梱包です。箱で発送する方もいれば封筒、専用の袋などで発送する方もいらっしゃいます。
ここにもきちんとブランド性を出したい方は専用の箱か専用の封筒が好ましいと思います。私は白封筒か茶封筒に屋号のスタンプやシールを貼っています。
内側にぷちぷち付きの袋や封筒もありますが、私は作品をぷちぷちにくるむ方法で発送しています。一度も破損事故等は報告受けていないので、一般的なアクセサリーやレジン作品であればその方法で大丈夫だと思います。ただ作品によっては壊れやすいなどあると思いますので、自分の作品にあった梱包方法をとってください。
5.おまけ
ロゴとか屋号は決まってるけど、デザインするソフトがない。ほとんどがAIやPSファイルを要求されてどうしようもない・・・といったことがあると思います。私はAIもPSも使用しているのですが、正直このためだけに契約するには高いですし、無料期間だけで全てのデザインが完了するのは難しいと思います。
そういうときはオンラインデザインがあるのがとても心強いです。多少のテンプレート・サイズの縛りはありますが、オンラインでロゴや文字を設置してシンプルな印刷物を作成することができます。
オンラインデザインでラクスルさんを使用させていただいてますが、とても分かりやすいです。
デザイン面で諦めて自分のお店の印刷物を諦めていた方は、一度使用してみてはいかがでしょうか?小ロットでも対応しているので購入しやすいです。
6.さいごに
長々とまとめさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。始めてみたいけど難しそうで諦めていた、屋号や販売のコンセプトがまだうまく固まっていないけどとりあえず低コストで始めてみたかったなんて方にはおすすめだと思います。
梱包の「仕方」に関してはすでにたくさんの情報が転がっているので、調べてみてください。ぷちぷちのやり方とか、そういうのは特に書きません。