86日目 たまにはコンテンツ日記「アンという名の少女」

朝目が覚めるとびっくりするぐらい寒い。

夕方になるとまた冷え込んできて、もう家の中で一日中裸足ではいられない季節か、と思う。

最近、「アンという名の少女」というドラマを毎週楽しみに見ています。原作の「赤毛のアン」をちゃんと読んだことがないので、ドラマの内容がどこまで原作にそっているのかはわかりません。

古典の名作、みたいなイメージだからどうかな?と思っていたのですが、ドラマに描かれていることは驚くほど現代にも通じるテーマばかりで面白いです。

外見や生まれ育ちに対する偏見、ジェンダー、ご近所付き合い、恋と嫉妬、世間体や思い込み、本質的な理解、愛情、など。

少しネタバレを含みますが、養子に行った先でアンが通い始めた学校の保護者達がやっている、進歩的な母親の会、なんてのも出てきて、PTAのはしりみたいなやつかな、わー、めんどくさそ~、っと思ったり。

それに対してアンの養父は「なんでもはじめは進歩的だから。古くなるまではな。」なんて言ったりして穏やかだけれどクールでかっこいいのです。

どの人も間違うし、ずるいところもあるし、わずらわしいところもあるけれど助け合うし、良い人の中にも時代背景の中で当たり前のように根づいている差別意識があるし、という風に描かれている人間像が重層的でリアルなのもこのドラマの魅力的なところだと思います。

ただ純粋なだけの子供、いじわるなだけのおばさん、優しいだけのおじさん、みたいな役割が固定されたキャスティングではないので、生々しい。

あとはストーリーとは別に、アンが三つ編みにリボンを結ぶ様子、編み上げブーツ、学校に持っていく本や黒板を鞄ではなく革のベルトで束ねて持っているところ、など、今の時代にはないファッションや調度品、慣習を見る楽しみもあります。

と、急にはじまった上にちょっと長めでしたが、今日は最近はまっているドラマを紹介してみました。

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