2024/07/28 落ち着くことの大事さが身に沁みました
今日は8時くらいに起きた。今週はまだ1件もウーバーをやれていない。じゃあノルマをすべて達成しなければいけない。
朝早くにスタートしようと思っていたが、朝食を食べて洗濯なんかをしていたらやたらと眠たくなってしまった。起きたら13時すぎだった。まずい。
今週のノルマには異常事態が発生している。7月の前半、休んでしまったことがあってノルマは15件になっていた。その後、ノルマは30件となって、それも達成したところで、今週のノルマは20件であった。
これは初めてである。これまで2年くらいウーバーをやっているが、20件のノルマと言うのは初めて見た。本格的にウーバーイーツは報酬を下げていこうとしていることがうかがえる。残念である。
ということで、20件をこれからやっていかなければいけない。ただ今日はなんだか心穏やかにやろうという気持ちが強かった。一件ずつちょっと多少時間がかかっても丁寧にやろう。これだけ暑いんだから、うおおっと気合を入れてやるのは寿命を縮めることになる。
うん。ゆっくりやろう。
今日はとてつもなく暑かった。私はバイクに乗って配達をしている。動くといっても、お店の前やお客様のマンション、アパート内を歩く程度だ。もちろん、お店やお宅が階段しかなかったり、バイクが停められないからけっこう歩くこともある。それでも走り回るようなことはしないのだが、汗がものすごい。じゃばじゃばだ。
水に浸したように濡れた腕が、ときおり長距離走ることになれば乾いていく。乾いた後に、少し歩けば汗が噴き出る。それを繰り返す。
さすがに飲み物を二度、三度と買った。飲んでも飲んでも体が乾く。今日は、22時までやったのだが一度しかおしっこが出なかった。そのおしっこも、このあとなかなかトイレに行けなさそうだから、一応言っておくかというものだった。いや~こわいですね。皆さんもお気を付けくださいね。
そんなわけで、今日はゆっくりと、ただしジャンジャンバリバリと働いた。子供のころによく言われた、いや大人になってもそうか。早く急いで高速で、丁寧にミスなく確実に、というのがこういうことなのだとようやっとわかった気がする。そりゃあ、普通の人に求めちゃいけないよなと思った。我々は個人事業主だから、そんな無理難題を言われてもやるしかないのだ。別に雇われていることが楽ちんだよと言っているわけではない。雇っている人が、従業員に個人事業主ばりの働き方を求めるのはお門違いですよという話しだ。この人手不足時代に会社なんていう「どこのジジイかババアが作ったかわからない組織が、より儲けられるように頑張ります」と言える会社員なんか求めちゃいけないわけです。
中小企業はまだ社長と顔を突き合わせて話したり生活したりで、この人のためならと思えるかもしれない。だから大企業で働いていて、身を粉にして、時には自死を選ぶことになるなんて信じられない。知らないジジイのために命を捨てるのか。そんなのは私が許しません。バイトでもいいから、死なずに生きなさい。
現代のかしこい会社員は、会社ではいい子のふりをして手を抜く方法を研究し、余らせたパワーで事業をやることじゃないだろうか。あ、いつのまにか探偵ナイトスクープのように現代社会にメスを入れてしまった。
もうちょっと話せば、もうすぐ時代が変わると思う。私が小学生のころ、10歳くらいと言えば20年前だから2004年くらいだ。そのときに先生だった人、中でも管理職に近い人が50歳だったとして、この人が若手のころは1980年ころとなる。会社のために働けば会社はしっかりお金をくれるし、頑張り続ければ老後が保証されているなんていう雰囲気の社会だ。その企業で働く戦士を生むための学校では、そりゃあ子供たちに「早く、それでいて確実に」物事を解決していく人材になることを求めるだろう。
バブルが崩壊してから生まれた人々、ちょうど我々ぐらいの世代が管理職になった時、ネオ日本が生まれるのではないか。それはかなり混沌とした社会だろうな。頑張ろうが頑張るまいが自由。勉強ができようができまいが、お金があろうがあるまいが、幸せは人それぞれだと考えている管理職たち。となれば企業のためになんていう人は一人もいない。日本経済はより一層、縮小していくだろう。でも誰もが皆、一定の幸せの中で暮らしている。そんな国になる気がする。これは良いことなのか悪いことなのかわからない。
未来の国民たちが選ぶことである。その審判の時には私は老兵で、ただ去るのみだ。
ウーバーなんかやっているとこういうバカなことばっかり考えてしまうもんです。体に毒だね。
今日のウーバーはなかなか散々だった。一軒目に行ったラーメン屋さんが、どうやら新人さんだったようで、梱包があまいとかそういうレベルではなかった。お茶碗くらいのお椀に、鍋の蓋のような蓋をかぶせて、ラップで固定なんかもしていない。そりゃあ、ラーメンの汁はこぼれまくっていた。全こぼれになっていなかっただけ私のドラテクのすばらしさは確認できた。一件目から廃棄になったから一度帰宅して廃棄品を置いてくる手間が発生した。
お客様側もこう暑くて、初めて注文されたのだろう5件ほど、同じ番地に複数建物があるのにマンション名を書いていない、部屋番号を書いていない、地図上の位置と実際の位置がずれているというのがあった。
さんざんである。
ということで、15件ほど運んだ。よしあと5件だなと思って、アプリを見てみたら、あと10件という表示。じぇじぇじぇじぇ。まさかの今週のノルマは25件というわけのわからない数字だった。なんやそれ。
きぃ~~~と思いながら10件をやろうと頑張る。
日が沈みかけたスカイツリーあたりを走っていた。片側二車線、あわせて四車線の広めの道をぶいーんと走る。
私は原付バイクなので、当然左車線を走る。反対車線は車がじゃんじゃん走っている。一方、こちらは上りだから少な目だ。
左車線を走っていると遠くの、左からこちらに合流する道路に車がいる。どうやら、右折して私の進行方向逆側に入りたいようだ。そりゃあなかなか難しいだろう。私のいる上りでもまあまあ走っているし、下りは尚のこと帰宅ラッシュでパンパンに車が走っている。
走っていると、ちょうど反対車線が空いた。手前の信号が赤になったのだ。私の走っている車線も私の乗っているバイクさえ行けば後ろは空いている。私が通ったらこの車は入って来るだろうな、ゆるゆると前進しているし。
と思って、この車から少し目を話したところで、げえげげええげげ!この車が私が直進している目の前に飛び出した。「おうわあ!あbっぶねええ!!!」と叫びながら急ブレーキからの右へハンドルマックス!後ろから車が来てはいけないから即座に左へハンドルマックス!!!!
車との距離は5cmを切っていたと思う。なんとか接触しなかった。
車の運転手はどうやら、なかなか空かない車線に気を取られすぎてこちらを見ていなかったようだ。バカが。
私はあまりにとっさの判断を高速で繰り返したから、車道の左に寄って停車した。車は「やべえ!」と言わんばかりに、まだ余裕があるのにぶおおおお!と逃げていった。まじバカがよ~。
悲しいよ。車の種類からして、高齢者っぽいんだ。バイクと事故を起こしそうになって、バイクの運転手が車道の端で止まってるんだ。それを無視してアクセルマックスで逃げるって。帰宅して、その手で孫や子供を抱けるかい?おじいちゃんかおばあちゃんかおじさんかおばさんかわからないけども。
あとで自損事故でも起こして罰が当たればいいのにと心から思った。あと免許返納しなさい。
それにしても、本当に危なかった。あらためて思ったのは、家を出る前に「今日はゆっくりやろう」と思ったことが自分を救ったなと思った。
いつも通り急ぎ目で、スピードを上げていたら確実に避けられなかった。ゆっくりと走っていたから避けることができた。安全第一である。
あと、普段からゲームセンターでイニシャルDや湾岸ミッドナイトをやって鍛えていたドライビングテクニックが活かされた。そして草野球で、高速で動くボールを打つ、捕るとやっているからこそ対応ができたと思う。
バイクは時速30㎞、車は早くて時速60㎞。草野球でもピッチャーは遅くて時速100㎞ある。いや、ほんとに日々の積み重ねで今回は事故を免れた。
はあ~~~まいった。なんとか22時までに25件を終えた。さすがにへとへとになったから寝ることにする。お休みなさい。
今日面白いと思ったことは「日々の積み重ねがいかに大事かがわかった。人生に無駄なことは無い。湾岸ミッドナイトで200㎞で走るのも良いことにつながるのだ。」
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。