2024/12/15 怖いCMの思い出
10年以上前でしょうか、どんな料理も本格中華味にできる便利な調味料、創味シャンタンのCMにおいて。
明石家さんまさんが歌手のレコーディングのように、大きなヘッドフォンをつけてマイクに向かって「創味~創味~創味シャンタン♪」と森川由加里さんの「SHOW ME」を替え歌で歌っていた。
なるほどなあ、確かに SHOW ME と 創味 は語感が一緒だ。ただの替え歌系CMの一つだなと承知していた。しかしそれは私の浅はかな判断だった。
たった今気づいたのだが、SHOW MEはドラマ「男女7人秋物語」のテーマソングで、このドラマの主演はさんまさんだったから、この替え歌はさんまさんが歌っていたのだな。なるほど。ファン垂涎のCMだったわけだ。
別に日記となにかつながりがあるわけでもない。なんだかバチーンと今頭の中で突然ニューロンがつながった。アハ体験に近い、何となくのモヤモヤが一つ晴れていった感覚。ああ気持ちよし。
しかし、広告業界の皆さんの中にはこうした粋なCMを作ってくださっている方もたくさんいるのだろうな。それを受け取れるかどうかは受け取り手の技量が試されるのだな。こう言っては何だが、つまんないCMが多いじゃないですか。しかしそれは私の受け取り能力の無さが問題なのかもしれない。
CMの話になったから(自分がしたのだが)、子供の頃すごく嫌いだったCMの話をする。
パソコン教室AVIVA(アビバ)のCMだ。既に放送が終わっているものなので多少悪く言っても問題はなかろう。
カラオケルームで主婦であろう女性3人が談笑している。「炊事洗濯だけやってりゃいいのよ~」「そう!そう!」なんて言っている。
今の時代なら、女性が冗談めかして言っていても大炎上案件だが、当時は問題なかった。
するとおばあさんの格好をした加藤茶さんが「アビバアビバ~!」と部屋に乱入。女性の口にマイクをぐりぐりと押し付ける。次のシーンで女性はビリビリと電流が走って失神している。そして逃げようとする他の女性にカトちゃんが口から火を吐きかける。すると女性は丸焦げになる。
そして「パソコン教室アビバ」とナレーションが入って終わる。不景気な時代に、女性でも働かないといけないだろう(当時の感覚ね)、そのためにはまずはパソコンが操作できるようになりましょうよと訴求する内容だ。
ココだけの話、いろいろ問題はあろうが探せば動画サイトにある。見たのだが、かなり今ではアウトな表現が多くて笑ってしまった。
ナイツさんの漫才を初めて見た、松本さんが「4分でなんぼボケんねん」と驚いていた。私はこのCMを見て「15秒でなんぼ炎上すんねん」と驚いた。
子供の頃、このCMが嫌いだった。何よりも表現が暴力的だ。女性しかいないカラオケルームに女装したおじさんが入ってきて暴力をふるう。ただの凶行である。
15秒の間に女性が感電死、焼死する。文字にするだけでも恐ろしいが、映像でもって流されていたことのなんと恐ろしいことか。
そしてこのCMが嫌いだった理由は暴力表現だけではない。幼いころ、記憶があるかないかくらいのとき。幼稚園年少さんくらいのときだろうか。家族で一度だけカラオケに行ったことがある。
どこかに旅行に行った時なのか、遠出をした時になぜか行ったような気がする。
そのカラオケは恐らく、ビッグエコーやシダックスといった大手カラオケチェーンではなく、インディーズのカラオケだったと思う。店内が汚かったことをおぼえている。そのカラオケ店のマイクがまあ、なんともヨダレ臭かった。約30年前だから日本の衛生環境も最悪だったのだ。砂埃の時代ですよ。石原都知事が記者たちにペットボトルに入った黒い粉を振りかける時代ですからね。
そんなわけで、当時の私の中では「カラオケのマイクはツバくせえ」というイメージがあった。そんな中で女性の口にマイクを押し付けるCM。マイクで感電死させる暴力性もさることながら、くっせいであろうマイクを押し付けられることのなんと恐ろしいことか。
仮に被害女性が一命をとりとめたとして、ベトナム戦後のアメリカ帰還兵のような精神的にまいった状態になっていることだろう。あな恐ろしや。
私の中にあったなんとなくのモヤモヤこうして文字にしてお話ができて良かった。子供の頃、とてつもなく怖かったんだ。大人になってもう一度見て、やっぱり怖かった。皆さんの怖かった、嫌いだったCMについても教えてくださいね。
ということで日記。来週金曜日に事務所のネタ見せがあるが、スケジュールがびっちし埋まっているので今日から始めておいた。ウーバーもまだまだやらないといけなかったから、ウーバーとネタ作りの日だった。以上。
日記短い!そういう日もあるだろう。
今日面白いと思ったことは「まだまだ初出しのエピソードがある。脳の容量ってなんペタバイトあるのかと驚いた。」