2023/6/1 30%引いている
今日は11時に起きた。
漫才大行進の出番が12:40~だったので、もうこれは結構なぎりぎりだ。
おまけに日記も書けていない。日記を書きながら、タバコを吸いながらトイレに行きながらお茶を飲みながらなんとか書いた。
普段は日記に1,2時間を使っているので、今日は30分ほどで書き上げたスピードメニューである。居酒屋で言えば、冷ややっこや枝豆、塩昆布キャベツくらいのもんである。これがプロの技と言うやつだな。時間をかけておいしい煮込みなどの一品料理を出すのもプロ。スピードメニューとして、お腹ペコちゃんなお客様に即席でおつまみを出すのもプロ。
私は料理が好きでいろいろ作るが、つくづくお笑いと料理は似ていると思う。時間をかけておいしいものを作ることもあれば、スピード重視でたくさんの品数をつくることもある。
ひとまず、この舞台用だといってとにかく間に合わせるための即席で簡単にネタを書いてしまうこともあれば、時間をじっくりかけて、自分の面白いと思うものを出し切れるネタを用意することもある。
料理は感覚と科学が融合してつくられるものである。漫才のネタも感覚と理論がうまく融合してできるものだ。
ある程度、漫才を作り慣れていくとたいして面白くないけども、漫才の体裁をもっている漫才はポンポンと作ることができるようになっていく。
このニュースにはこういったボケが合うな、というように組み立てていく。
料理も慣れていくと、この調味料とこの調味料は確実に合うというのがわかるようになっていき、食材を用意して、これに合うのはこうだな~と火にかければ、そこそこおいしいものはいくらでも作ることができるのである。
私はこう見えて料理歴は10年を超え、節約のために自炊ばかりしてきたことで、貧乏ごはんのプロフェッショナルだ。
ためしに私に1万円とキッチンを用意してくれればおいしいフルコースを振る舞うことができよう。いや、言い過ぎた。おいしい激安メニューを5品ほどタッパにつめてあなたの家の冷蔵庫に置いておくことができよう。あまった7000円を財布に入れることができるだろう。
料理の仕事の依頼とバイクのオイル交換の依頼を待ってます。
日記を書いていることを思い出した。
11:50頃に家を出発した。浅草に到着して、まずはコンビニで飲用水を買おうと思った。早起きして、食事もしていないので水分が足りていない感覚があったからだ。
コンビニはやたらと混んでいた。いやー、やだなあと思っていると「おはようございます!」とドルフィンソング(コンビ名。水道橋博士さんの弟子。)の三木くんが声をかけてくれた。
ピーンと空気が張り詰める。
私と三木君の関係性はとてもきわどい。ドルフィンソングの二人は東京以外でもお笑い歴があり、実は先輩ではないかという説がある。しかし、ドルフィンソングの二人は先輩として我々を敬ってくれているので、まあ後輩として接している。
となると、どうだろう。先輩と後輩がコンビニで鉢合わせると起こること。それは、コンビニで好きなものを好きなだけ買ってあげるイベントだ。
私は、水(100円)とタバコ(450円)を買うために来たのだが、思わぬ出費となった!いや、でもそれでもいいのだ。
私も以前、きしたかのの高野さんとコンビニで鉢合わせした時に、私は水とタバコだけ買いに来たのだが、高野さんは「お腹すいてない?パンとか食べたら?」といろいろ買ってくださったのだ。
もし、私が払うのを嫌だと言ってしまえば、このときの高野さんの気持ちも無下にしてしまう気がする。
私は三木君に、パンでも飲み物でも好きなだけレジに持っていきなと言った。これでいいんだ。これでいいんだ。
三木君は少し遠慮して、コーンマヨパンと、なにか甘いパンを選んだ。そうやって安いものを二つ選ぶことで、適度に遠慮している感じと適度にたくさん食べます!というバランスをとっているんだ。
人間の良さが垣間見えた瞬間だった。
私も以前、元さんまのしっぽ♡の富田さんと岩崎やすしさんにご飯に連れて行ってもらったとき、やすしさんより200円くらい安い定食にしたうえで、ホッピーセットを頼むことで、うまく遠慮しているのとしていないのラインをついたことがある。
こういったことをして、社会性を身に着けていくのだ。
はあ?である。
東洋館で出番を終えて、帰ることにする。今日も漫才をやったが、もうちょっと何かが足りないなあという気持ちだった。がんばろう。
帰りがけに近所のまいばすけっとに行くと、ちょうど30%引きシールがたくさん貼られていた。これ幸いとおにぎり祭りを開催して、昼寝をした。
そこからウーバーをやったが、嵐が予想される前日だからか注文もそこまで無かった。
ウーバーの勝負は明日である。
今日面白いと思ったことは「まいばすは30%引きの商品をレジに通すときに、アナウンスをされるので恥ずかしい」である。
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。