2025/01/08 年始のジャンピングイエロー

今日は事務所ライブのジャンピングイエロー。ここからが本当の年始です。
もう私には怖いものはない。アスカ会、高倉会でネタは叩きに叩いて、埃はでない。かつて、ベランダに干した布団を埃が出なくなるまで叩いた人がいようか。あれ、無限に出てきますね。天気がいい日に布団を干すものだが、天気がいいと埃がよく見える。無限に出てくる。

起きたのは8時くらい。ちょっと早起きの流れが来ている。14:30の場当たり(説明は何度もしているから省略)までに行けばいい。でもちょっとネタ練習もしておきたい。

朝食をとって、日記も書いて。うーん。ちょっとやることが無いから昼寝も少ししておこう。起きてから支度をして新宿へ向かう。

新宿の公園でタバコをすったところで田川くんもやってきた。ネタ練習をしようと思ったが、時間も結構差し迫っている。14時前くらいに開場へ入る。
チケットの精算をして、交通費の精算なんかもして、いよいよ場当たりとなる。

1月の場当たりは気を付けるポイントがある。スタッフの皆様へのあいさつにおいて「おはようございます」という業界の挨拶と「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」この二つが絶対に必要である。絶対にというのは、新年に「あけまして(略)」を言わなければ、事務所の偉いマネージャーの方にお叱りを頂戴する。これについて、私は不条理、理不尽だなんて思っていない。新年なんだから新年のあいさつをする。それは大人ならば当然やらなければいけない。
これから売れていこうと言うならば、どんどん外部の方々と関わることになる。そこで恥をかかぬようにというご配慮である。

例年、何名かはこれを言わずにお叱りを頂戴する。二年ほど前にはうちの田川くんもバカ怒られていた。バカめが。

そんなバカタレは無くさなければいけない。普段はそのエライ方は楽屋に待機していて、場当たりくらいで客席へやってくる。しかし、この年始は違う。あけまして(略)を引き出すために既に客席にいらっしゃる。
私は今年は絶対に無駄なお叱りは発生しないように、なるべくみなさんへ「新年のご挨拶は忘れずにしてはならない。エライ方も客席でそれをお待ちでいらっしゃる」と伝えておいた。
あぶなかった。去年忘れていたフーセンつばめ吉田さんが「ああ!ああ!そうだった!」と。K(コンビ名)の大石さんも「ひゃ~。たすかった~~~。」とのこと。私は皆が楽しくお笑い人生を送って、平和に終えてもらいたい。

無事。大きなお叱りも頂戴しないで場当たりを行えた。

今回はご常連でお越しいただいているお客様に、遠路はるばる滋賀県からお越しのお客様。本当にありがたい限り。昨日も「これだけで十分なのに」を引用してまで感謝の気持ちを伝えた。やっぱり感謝ですよ。
以前も書いたけども、ライブに来るのって結構な大変さですよ。

いまやテレビの録画、はたまたTVer、Youtubeで誰もが認める漫才を無料で見ることができる時代だ。そんな中、「〇月〇日〇時に新宿集合」と勝手に決められて、そこへ向けて仕事も早めに終わらせて、電車に乗って(お金持ちならハイヤー)で会場へやってくる。私なら難しいですね。19時のライブに行くのに17時頃に昼寝をして、起きたら20時である。
本当にありがたい。それも美少女でも若くもない、我々ですよ。

まあ、我々がそこそこ面白いからっていうのがありますね。あらよっと。

ジャンピングイエロージュニアをやったら間があってジャンピングイエロー。21時前に終わって、22時前くらいに帰り始める。そんな一日。超端折ります。
今日、注目の出来事はKのゆーすくんのツッコミのお上手さがあげられる。

ゆーすくんは現在、千葉県に在住でアルバイトは千葉県の盛り場で、ガールズバーのようなシステムのバーで働いているそうな。そこには何軒か梯子をした酔い客を相手に働くそう。
酔い客と言えば、どうしようもない話やダジャレ、ギャグを繰り返す。なんなら絵にかいたような「お笑い芸人ならなんか面白いことやれよ」も飛び出すだろう。
そこで鍛えられた結果、ゆーすくんはありとあらゆるボケを拾いまくる。

私がちょいと話していて、じじいっぽいボケをやる。
すると「なんだそれ。いや、今は若めでおじさんボケだからいいけど、何年後かはただのジジイぞ。」
藤崎「いや、僕は年取るほど若くなるから」
ゆーす「なんだそれ、ベンジャミンバトンかよ」
藤崎「そうそう。だから30年後くらいには赤ちゃんになって、おっぱい飲みたくなっちゃうだろうね。」
ゆーす「気持ち悪いね」
藤崎「まあ今も飲みたいけども」
ゆーす「気持ち悪い!ジジイ!帰れ!セクハラ!」

これって文字にすれば、こんなやりとり漫才台本としては初歩の初歩、最悪漫才っぽいが、これをアドリビドゥムでもってやれるのはかなりの即興力が必要だ。これは凄い。できそうでできない。
ゆーすくんは今後、なんらかの形で力を発揮していくことだろう。いや、現時点でチャンネル登録者が約1万人のYoutuberだ。その大器の片鱗はすでに発揮されているのだろう。

お笑いをやっていると全員が素晴らしい才覚を持っていることに愕然とする。みんなに才能があり、その中で抜きんでなければいけない。ああ、この道はあまりにも果てしない。ただ諦めないことでしか進めないなあ。
とりあえずやり続けます。

今日面白いと思ったことは「ゆーすくんは髪の毛をいよいよ切りたいらしい。普通じゃないことに最近気づいたそう。いまさらかい。」

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爆弾世紀末藤崎「善いスキャンダル」
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。