2024/10/28 一日中働いて回った

今日はいよいよ事務所のネタ見せの日である。
昨日の日記を書いて、その流れで書いている。昨日分の日記と多少かかわりがあるから、まだ読んでいない方はまず読んでから今日の分を呼んでいただければと思う。
日々と言うのは連続ドラマのようになっているものだな。

昨日、ツッコミについては明日までの宿題という話しになった。別に私から課したわけではないから、彼がやる気があるならばそれでいい。
11時に事務所集合であるなら、普段なら10時から練習をする。今日は昨日しっかりやれていなかったから、8時に集まろうということになる。

夜、結局眠ることができなかったので、7:45頃には公園に到着した。
8時からさっそく練習をする。練習をしていくなかで田川くんからダメ出しがたくさん入った「これは意味が分からない」「おもしろくない・・・ツッコミがね」という感じ。いま、無理やりツッコミがねと付け加えたなという印象。
でも、ここのところの課題は彼らしさであるから臨むようにどんどんネタを変える。ほぼ新ネタみたいになって、これでいこうと決まって会場へ向かう。
向かう途中に彼がおっしゃった。「やっぱりもとの台本に戻そう」とのこと。結局、私が用意しておいた台本で漫才をやった。なぜこのようになったかは私は理解している。彼は皆さんが思っている以上に、自分の責任で何か事が動くというのを嫌っている。だから、もしこのネタで評価が悪かったらそれはもう嫌すぎるのだ。
私としては彼が満足いく形ならいいと思うのだが、まあ言いましても他人ですからね。結婚した夫婦も言ったら他人同士が結婚という制度に基づいて生活しているだけで、血を分けた家族ではないですからね。お笑いコンビなんて他人も他人である。

結局、私の考えておいたネタをやる。ダメ出しの時、存外評価は悪くなかった。作家さんもマネージャーさんも笑わせることができたから、つまんないネタではなかったんだな。
その後はダメ出しをいただく。私の考える質問に回答をいただく。田川くんは結局、つまんないと思っていた漫才をやったのだから質問もたくさんあるだろうと思い、促しておいた。彼は泣きながら質問していた。もうわからんって。彼のネタへの不満は聞いて、なるほどと肯定したうえで変えていって、それを元に戻そうと言われて直して、何が不満だったのだろうか。
いや、不満ではないのだ。彼は自分の愚かしさに嫌気がさして涙が出たのだろう。

私の優しい人格を出せば、今回のことで成長できたね、おめでとうということになる。悪い人格を出せば、多くの人が自分の思ったことが上手くいかなくて涙を流すのは小学生までに経験していることで、じじいにして情けない。バッサリ。
そうはいっても、我々はコンビである以上、彼の失敗も私の失敗であり、受け止める義務もあるから、今回悔しい思いをしたのならそれは再び立ち上がる手助けを私もしなければいけない。熱いこと言うなあ。
それにしても私もほぼ眠らずにここまで相手のことも考えて発言できるとは、どんだけ人ができているんだ。優しすぎる。

ということでネタ見せは終了。このあと18時から渋谷で例の「オフシーズンのプロ野球ファンの溜飲を下げる番組のナレーション」の仕事だ。
今シーズンも呼んでいただいた。
18時まで時間があるから、大久保八億さんや稲倉さん、だにるそんMUSASHIくんなんかとお話をした。ああお笑いの楽しさよ。

16時くらいに渋谷のデニーズでネタを書いていた。明日は年末特番のオーディションもあるから、今度はそのためのネタを再検討する作業がある。
いつのまにかデニーズで眠ってしまった。絵にかいたような迷惑客で反省した。ドリンクバーでコーヒーをたくさん飲んだのだが眠ってしまった。
そういえば、デニーズはセブンアンドアイホールディングスの仲間に入って、セブンの美味しいコーヒーを飲めたはずなのだが、残念ながら無くなっていた。あれ美味しかったのにな~。

18時からおしゃべりをして、20時ころには終わった。エライ!お疲れさまでした。
それにしてもナレーションの仕事いっぱいほしいもんだ。こう言っては何であるが、台本を読む仕事だから、どのように読むかなどは精神を統一しなければいけない一方で、自分で何をしゃべるかずっと考えるなんてことはない。ぜひよろしくお願いいたします。

帰宅して、また眠らずに頑張った。もう偉すぎる。良く生きて日記を書いているなと思う。今日の日記はこれくらいにて。

今日面白いと思ったことは「意外と寝なくても人間は死なない。一方で、突然眠たくなる。気をつけろ!」


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爆弾世紀末藤崎「善いスキャンダル」
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。