2024/12/31 これが仕事納めでありんす

あけました。いわゆる喪中というやつだから、おめでとうと言わないほうがいいということは知っている。
0時をすぎてひょんなことで笑組のゆたさんからLINEを頂戴した。こういうのは大変おこがましい話ではあるが、気遣いの方である。あけてすぐのメッセージでおめでとうの言葉をおっしゃらない。
でも、こちらが難しいのはゆたさんとのやりとりだけでなく、先輩方や仕事関係者の方に「おめでとうございます」を言わないことにより、なんて失礼なやつだ、常識のないウンチマンだなと思われかねない。あ、これ2025年初の文字上のウンチである。今年は何回ウンチを文字に起こすことだろうか楽しみだ。

ゆたさんとのやり取りの中で言ったのだが、琉球大学生内のあるあるで沖縄へやってくる兵庫県の人は変な人が多いというのがある。これについては大変興味深いのでまた思い出したら書く。虚言癖、窃盗、不潔というやりたい放題だった。

ということで日記。
いよいよ大晦日だ。偉い。なんとかここまで来ましたね。昨日の面談でたいへんな課題が明らかになったものだから、かなり頑張らなければいけない2025年がもうすぐそこまで来ている。やれやれだ。

今日は誰がどうあがいても仕事納めだ。誰も逃げられない。
我々の仕事納めは東洋館の毎月31日がある月の31日に行われている「東洋館スペシャル」だ。出番とお手伝いの仕事を賜っている。仕事は貰わないと発生しないのがこの世界。どの仕事もとても嬉しいが、大晦日にこうして仕事があるのはお笑いを自称する身として特に嬉しい限り。

12:30から出番をいただいて、お手伝いの次第を確認するのも含めて11:30に東洋館へ入る。

支度をして出番を待つ。普段、漫才協会の公演をご覧でないお客様も多い印象。いわばアウェイの環境で、かつての日本代表にとってのドーハのような環境。ドーハの悲劇とならないように頑張る。

結果として、まあ悪くはない感じだった。我々らしい漫才と言えよう。
ということで続けてお手伝いをやる。これが面白い。面白いというのもゲラゲラワッハッハというよりかは、興味深いという感じ。
普段はほぼ漫才しか見ていない。今日はさまざまな協会の実力者たちが一堂に会してお客様を楽しませる会だ。ま~~~おもしろい。

漫才がかっこいい、テレビの漫才師が一番かっこういいんだと思っていたが、はっとさせられる芸をたくさん拝見することができた。
皆さん素晴らしい。特に印象に残った部分だけでも相当な文字数になるけども、ちょっとお付き合いください。

ベートーベン鈴木さん。初めて拝見した。出囃子がおおよそキリが良いところで「日本全国酒飲み音頭」を歌いながら登場する。うーん。なんでこの歌をうたっているんだ。は!まさか。と思って検索すれば、作曲がベートーベン鈴木さんだったのだ。いや、知らなかった。お恥ずかしい。
それにしても「日本全国酒飲み音頭」と言えば、小学生の頃に川本くんと熊谷くんが嬉しそうにずっと歌っていた。川本くんはポケットサイズのテープレコーダーを持っていて、それに様々な歌を吹き込んでは放課後のグラウンドで爆音で流しては一人で大爆笑している子だった。「酒だ酒だ酒だぞ~酒が飲めるぞ~ギャ~~~はっはっはっは~~」ああ川本くんの顔が思い浮かぶ。熊谷くんはこちらよりも爆風スランプのリゾラバの「全部う~そさ~ギャハハハ」と言っていた。
あの小学生の頃の思い出にベートーベン鈴木さんは関わっていた。うわあ人生ってここでつながってくるんだ。

ふじきイェイ!イェイ!さんのグッチ祐三さんのモノマネはもうクリソツすぎてたまげた。我々の世代はNHK教育「ハッチポッチステーション」を見て育った世代だ。グッチさんが洋楽と童謡をマッシュアップするコーナーがあった。あれがまあ面白くてね。
あのとき見ていたグッチさんのあの変な動きが目の前で見られたような気がした。

ペーソスさんはもうカッコよすぎた。狂気を感じた。もうこの世の面白いものをすべて見てきて、やってきて、ここに来ましたという感じ。
釣り人がさまざまな魚を狙って、さまざまな道具をそろえて、さまざまな水辺で釣りをやる。それでも最後にはフナ釣りに帰ってくるという。そんな感じがある。面白いとは何かを問いかけてくるような芸だ。

恋ちゃん・ためちゃん さんも格好良かったなあ。ベンチャーズのダイヤモンド・ヘッドを華麗に演奏する。それもただただ格好良く演奏するのではなくて、笑いもいれながらだ。お二方とも年齢を重ねられている方々だが、少年のような雰囲気で純粋に音楽が好きなんだろうなあというのが伝わってくる。「青春デンデケデケデケ」という映画があるのだが、お二方の芸を見ていて(ベンチャーズに憧れる少年の話だからというのもあるが)あの映画が頭の中にふわ~と浮かび上がってきた。

全ての方の話をしても終わりが無いからこれくらいで。当番をやっていて、笑組のかずおさんがいらした。とても楽しそうにお話をしていた。そうなんですよね。いくつになっても楽しくやらなきゃいけない。でもそうはいかないじゃないですか。事務所からの課題、自分の中の不満、世間からのプレッシャー、楽しいことがやりたくてお笑いをやっているのに、いつのまにか眉間に皺が寄る。
男は背中で語る、と昔はよく言ったものだが、かずおさんはお腹で、表情で、すべての身体表現でもって語ってくださっている。もちろん口でも語っている。

12/31にふさわしいお仕事を頂戴したなあ。感謝しかない。子供の頃の思い出から、現在、未来へつながる一日だった。今日死ぬんじゃないかと思った。

ぴろき師匠がサイン入りウクレレを東洋館で販売していた。なんか面白かった。プロ野球選手の使ったバット、グローブ、ホームランボールはもちろん欲しい。そういうのってお笑いの人はあんまりやってない。
私が野球を始めた時は、やっぱりイチローモデルのグローブが人気だった。
タップシューズも、おぼんモデルこぼんモデルなんか出せば、さあタップを始めようという少年にうってつけだ。
漫才スーツ宮田陽モデル、欲しいじゃないですか。あの緑のスーツは誰もが欲しい。
漫才ハンケチ赤江モデル、欲しいじゃないですか。選手タイプとして松井稼頭央選手っぽい。憧れの的!

と、言い出せば終わりが無いですね。ということで仕事をおさめた。帰宅したらヤフーオークションで買った、Youtube撮影用機材が届いた。
めっちゃ壊れていた。がっくし。今、出品者の方に対応をお願いしている。でも、普通に考えてお金を返してくれるわけないですよね。だって、壊れたものを送ってお金がもらえたら、これほど嬉しいことは無い。最悪、厳しい審査の上でヤフオクの方で保証があるらしいから、それに期待することになる。はあガックシ。これの対応をしていたら、あれだけ楽しみだった年末のスペシャル番組を一つも見られなかった。
そして現在、午前4時。なんだか一睡もできないまま朝が来た。はあ。

明日からは楽しい時間をすごすぞ~~~~~。ではの!

今日面白いと思ったことは「日記専用キーボード 爆弾世紀末 藤崎モデル いつか売ります。あと、私が監修したカレールーとか作りたいですね。」

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爆弾世紀末藤崎「善いスキャンダル」
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。