2024/08/02 笑フェスday2~とばっちり編~

笑フェス2日目である。昨晩はなんだかんだ遅くまで起きていたが、つかれによってすぅっと眠られた。人間は本来こうあるべきだと思った。体を疲れさせて、夜にはいつのまにか眠っているくらいがいいのだ。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の話。

雨ニモマケズ風ニモマケズ・・・一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ(食べすぎなのとバランスが悪い)※カッコ内は私の感想
などとなんとも威勢のいいことを言う。この作品のなんとも面白いのは文末に「サウイフモノニ ワタシハナリタイ」とおっしゃる。いろいろ言ったけども、私はそうでないからずっと理想を言っていたのよと話にオチをつける。これがまあ見事である。
現代で言えば「・・・・と言う夢を見たんですよね(夢オチ)」ということだ。んんん。どうしようもないオチの気もする。
でも、言葉はその言葉だけに価値があるのではなく、誰が言うのかも重要で、病弱だったという宮沢賢治が言うからこその染み入り方だ。

で、この話をしたのはメシをいっぱい食うて、畑仕事なんかで体を使って、夜はぐーすか眠ることが宮沢賢治のナリタかった理想の姿で、人間は本来そうあるべきなんじゃないかという、そんな話である。子供のころは農業や漁業に憧れたこともあったが、爺様も父上もサラリーマンという家に生まれたから農業をやる土壌になかったのだ。農業だけに。
賢治さん、銀河鉄道でどっかに連れて行ってくれ~。あたしゃ疲れた。

ようやっと日記に入る。長々と話したのはなんかと言えば、思ったよりも今日は事件・事故がなかったからだ。書くことがそこまでない。
今日もひとまず、8時前に起きて9時すぎに家を出発する。今日も暑い。暑いが去年、一昨年と比べれば涼しくなった。ありがたい。
10時から作業開始だが、すぐに昼ご飯の時間になる。8時に朝ごはんを食べたから、さすがの私もお腹は空いていない。いったんやめておいた。大人だなあ。

ほどなくして開場する。開場して、席のうしろで変な人はいないかと目を光らせる。するとお客様のおじさまが声をかけてくださった。「昨日水筒を忘れたのですが。」びびびっ!まさに昨日私が拾ったやつだ。情報を聞けばまさしくだ。
お返しすることができた。お客様は「これは何度もなくして、何度も手元に帰ってきている水筒なのだ」とおっしゃった。じゃあ無くても良いものなのではと思ったりもしたが、そんなことは言うわけはない。既婚者が結婚指輪を無くすエピソードはよく聞く。大事なものは失ってからこそ気づくものなのだ。愛を確かめるように、人はモノを無くすのだな。

ほどなくして開演する。昨日説明した通り、今回は「カメラ」の仕事を頂戴した。頂戴したが、スタッフの方がおしっこもしないから、隣で待機しているだけである。スタッフの方も我々を気にかけて、水分取りに行ったり食事しに行ったりしてくださいと言ってくださる。
そうはいっても、ずっとダラダラしているのも良くなかろう。ちょこちょことあまりにもしんどくなったらウロウロしたり水を飲みに行ったりたばこを吸いに行ったり、おしっこをしにいったりしていた。

プロボーズのギシ先生、めろんぱん稲倉大臣のお二人が、私の姿を見るたびに「さぼりすぎだぞ!」と言ってくる。これがなんともとばっちりで、そんなずっとだらついているわけではない。私から言わせれば、隙間で休憩していたらこの二人がやってくるから、むしろ彼らがずっとサボっているのではないかと思ってしまう。これは真偽のほどはわからない。
ただとばっちりだな~と思ったのだ。

そんな一日だ。ああ、そういえば同じマセキユースの根尾みなみさんというピンの芸人さんが、この度漫才協会に入った「まみわ」さんとお知り合いとのこと。どういった方なのかと聞いてみた。お元気な方らしいということはわかった。

グラムというコンビのモスくんともよく話した一日だった。彼は東京生まれの都会っ子だからいい具合に感覚のズレがあって面白いのだ。
私はモスくんのおしりの割れ目を見てみたり、ぽこちんを触ってみたりする。すると彼は「なんでそんなことをするのか」と聞いてくる。これが東京と田舎の違いだ。東京は面白いものがたくさんあるだろう。田舎にはおしり、ちんちん、うんちくらいしか面白いものが無いのだ。ザリガニ釣りをして、そのあとちんちんを触ってちんちんが腫れるみたいなことしか楽しいことが無い。
東京の子は、自分の体や友達の体に面白いものがついているのに、目の前でビカビカとネオンが光るもんだから気づけないのだ。

田原かいようくんにもちょいとインタビューした。というのも、田原くんのご実家が平塚市なんだそう。ちょうど私のセカンドハウス計画の候補地が平塚であるから、これはチャンスと話を聞かせていただく。田原くんとしても、平塚は良い町なんだそう。
ただ、東京へ通勤する人はさすがにいない、いても少ないんだそう。そりゃあそうである。
だにるそんMUSASHIくんへは千葉の環境について聞いた。MUSASHIくんとしては、千葉は海が汚いからおすすめできないそうだ。ありがたい。住人の方のご意見はしっかり聞いたほうが良い。やはり私の見立ては間違いなかったのだ。よし。今後、現地調査をしていくつもりだが、基本は湘南を目がけることにしよう。

ということで、今日は有意義な労働となった。これくらいで終わりましょう。
22時ころに帰宅して、いつのまにか気絶していた。

今日面白いと思ったことは「雨ニモマケズは私のことを言っているのではないかと思った。」

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爆弾世紀末藤崎「善いスキャンダル」
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。