クラスターに入社して1年経った話
入社エントリの亜種です。
ホントは4月上旬に公開したかったんですが、まだ4月中だから滑り込みセーフです……よね……?
あなた誰?
獏星(ばくすたー)です。
ソフトウェアエンジニアで、基本的にクライアントサイドをやっています。特にC#とかUnity Engineを触ってる時間が長いです。
会社員であるほか、個人開発もやっています。個人開発についてはこのnoteとかこのnoteとか下記noteとかをご覧下さい。
クラスターとは
クラスター株式会社はメタバースプラットフォーム「cluster」を作っている会社です。
clusterは以下のような特徴のあるメタバースのプラットフォームです。
・3D空間でコミュニケーションできる
・誰でもワールドやアバターを作ってアップロードしたり、clusterの中でワールドを作ったりできる
・VR、PCデスクトップ、モバイルの各プラットフォームから利用できて導入ハードルが低い
・ワールドを訪れることに加え、イベントを開催できる
・個人利用だけでなく、オフィシャルなイベント用途にも使われている
より詳しくは会社の紹介資料に譲ります。
入社の経緯と振り返り
入社当時のモチベーション
2022年4月1日にクラスターに入社しました。
もともと前職でもVR/AR/VTuber関連の仕事をやっていて、仕事のジャンルとして接点がある会社という事で入社に至っています。
特にクラスターに入社した理由は次のような感じです。
やっているプロダクトが1つ(cluster)なのが分かりやすい
個人的にしっくり来る解釈のメタバースをやっている
会社規模が一定あり、そのうえで組織拡大を重視している
持ってる知識(Unity/C#/アバター規格=VRM)が仕事に役立ちそう
入社の動機と実態は合っていたか
入社1年noteということで、入社理由について「1年経ったら実際どうだったんですか?」を順に振り返ってみます。
これは入社後から今までキープされていて、クラスター(という会社)はcluster(という単一のプロダクト)に集中的に取り組み続けています。
クラスターの従業員数は最近の数字(前述の会社紹介資料)で約200人ですが、この人数で1プロダクトに集中できているのは色々な意味で良いことだと思っています。
そのように1プロダクトと向き合い続けつつ新しい事も始まっていて、最近だとメタバース研究所が研究機関の指定を受けたりしています。
こちらも入社後も一貫されています。例えば2022年にはアイテムやアクセサリーの販売機能が拡充されており、「バーチャル経済圏のインフラを作る」というビジョンに沿った開発が進んでいる実感があります。
https://creator.cluster.mu/2022/08/20/cccnight4/
この他にも「メタバースのインフラとしての機能」に含まれるであろう幅広い開発をやっていて、詳しくはリリースノートのnoteから見られます。
ちなみに、自分が実装に関わっていた大きめの機能としてはエモートとか、VRカメラのアップデート(下記)とかがあります。
前述した会社紹介資料のこの辺によると、2022年中に従業員数がおよそ100人→200人に増えました。要するに実際に組織拡大してます。私の知るかぎりでは100人から200人への組織拡大って難しいはずなんですが、このステップを1年でガッとやりきり、組織的な混乱もあまり無かったのは素朴に凄いなあと思いました(低語彙になるくらいには凄いです)。
個人的な知識背景は役に立っていて、入社以前の知識もそうですし入社後も個人開発で何かやったら仕事に役立つ状況はそれなりにあります。
もちろん役立った知識がC#とかVRM関連なのは私がそうだっただけで、活かせるドメイン知識は他にも多数あります。以下はソフトウェアエンジニアで活かせそうなドメイン知識のごく一例で、他にも何かしら尖っていると役に立ちがちです。
・リアルタイム通信
・CI/CD
・パフォーマンスチューニング
・UGC(ユーザー生成コンテンツ)管理
・グラフィック / ルックデヴ
1年間で感じていること
ここからは入社理由にとくに限定せず、1年経って思っていることを挙げてみます。
会社全体の雰囲気に関することと、ソフトウェアエンジニア目線での話をそれぞれ3点書いてみました。
会社の雰囲気
第一に、既婚者や育児中の人がけっこう多いです。もちろん企業の段階や規模にはよりますが、クラスターの現在の規模感でご家庭のある人が多いのは健全性の証であり、良いことだと考えています。
第二に、多様なバックグラウンドの人が働いています。前述のとおり既婚・育児中の人が一定いるわけで、年齢層や職務経歴にも幅があります。パッと思いつくだけでもメンバーの経歴はコンシューマーゲーム、カジュアルゲーム、非ゲームのモバイル/Webサービス、テレビ、遊技機、産業機器、アカデミア……など、色々出てきます。
第三に、そのようなバックグラウンドの違いも踏まえつつ日頃のslackのワーワーしてる感がなかなか凄いです。採用時点でリモートワークの存在を前提にしているのもあってかslackなりドキュメント経由での情報出しが苦にならない人が多く、仕事はしやすく感じます。
仕事の連絡以外でも雑談でVTuber・筋トレ・AI動向・ゲーム・深夜散歩・ペットなどの色々なチャンネルが賑わっており、要はザッソウ(雑談・相談)ができている環境です。
エンジニアとして嬉しい話
エンジニア編です。
第一に、冒頭にも少し書いた通り個人開発が続けられています。社内では個人で何かしら作っている人は多く、slackには自作物の投稿チャンネルもあります。
このように仕事だけでなく個人開発なり趣味なりもガッツリやるのを良しとする雰囲気があり、モチベーションに良いです。
第二に、clusterはプロダクトとしての機能の幅がかなり広いため、1プロダクトであっても色々な技術にアクセスする機会が得られます。これはソフトウェアエンジニアの精神生活としてリッチな状態だと感じており、かなり気に入っています。
最近公開されたtech blogでは、バックエンドから見て「メタバースは技術の総合格闘技」と書かれています。これはクライアントサイドから見た肌感としても非常に一致する所です。
第三に、上記の2点よりは細かいですがコードレビュー文化がいい感じです。どう良い感じなのか言語化するのは難しいですが、新卒以降に仕事した中でもコードレビューの頻度、速度、内容、コード規約などの各所でかなり文化的だと感じます。
レビューの話は本noteで深掘りすると長そうなので省きますが、近いうちに会社の人に「コードレビューの話題でtech blog書いてみませんか!」とか打診してみたいです。まあ実際に書くのは自分という説もありますが…。
最後に:最後まで読んだあなたはクラスターに興味があるのでは???
良い話ばかり書いてきたのをわずかに落として終わりにしますが、このように環境は良い一方でやりたいことに対して人が足りてないです。逆に、景気の難しい昨今でも「人が足りない!!」と言える程度にやりたい事が色々あるのは良い事だと思っています。
興味がある人はこちらもあわせてご覧下さい。
特にエンジニアの方はコチラから。
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