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4月の観劇記録 その1

今月は舞台3本とコンサート1本を観劇・鑑賞しました!

ミュージカル「あなたの初恋探します(キム・ジョンウク探し)」
4/15(金)14:00〜 @浅草九劇

これまでに何度も上演されている、韓国発の”3人ミュージカル”。
今回石井雅登さん目当てで観に行きましたが思ってた以上に楽しめました!話がトントンと進んで場面も目まぐるしく転換するのだけど、たった3人でこれを魅せられるところに役者さんや演出家さんたちの高い技量を感じました。
特にマルチマン(平野良さん)の功労っぷりには思わず笑いが出てしまう。非現実的な濃さを誇るキャラクターがたくさん出てくるし(なんとみんなマルチマン)、展開も設定も正直ナンジャソリャな部分もあるんだけど、最初からその世界観に没入させてくれるからすんなり受け入れられちゃうんですよね。
劇場が小さく、小道具なども必要最低限な簡素さで。それでも想像力を働かせればお芝居は楽しめるのだなぁと、観客としての原点に帰れたような気がします。
韓国ミュージカルと聞くと重々しくて切なくて心臓を抉られるような作品を想像してしまうけど(私だけ?)、この作品は韓国ドラマのような明るさ破天荒さがあっていっそ清々しい。
お目当てのまさとぅーさん、ヒロインの山口乃々華さん、マルチマン平野さんがみんな可愛くて、恋愛物が得意ではない私でもキュンキュンしたりモダモダしたりで、ハッピーな気持ちで劇場を後にできました!


②舞台「こどもの一生」
4/15(金)18:00〜 @東京芸術劇場

前情報を一切入れずに観劇。
冒頭から不気味な空気が漂っていて、登場人物もどこか奇妙で。
終着点が分からぬままに果ての無い道を歩き続け、あまりにも先が見えないのでじわじわと得体のしれない不安に襲われて、突如その不安に首を強く絞められる。体感としてはこんな感じ。なんとびっくりホラー作品だった。
舞台美術がめちゃくちゃ好みだったなぁ…!初っ端の波の押し寄せる様子がとてもリアルで、照明も良くて、それだけで期待値が上がりまくりでした。概念ダンサーの存在にもゾワゾワしたなぁ。
お話は……わかるようでわからなかった(笑)。重度のストレスを抱えた人々が孤島の病院に招かれ強制的に幼児退行させられる…という流れだったので、社会病理を描くのかなと思ってそっち方面を期待し過ぎていた部分もあるかもしれない。
幼児退行してからのシーンはどれも重要なのだけど、それが重要だと気付かされるのが本当に最後の方なので、ちょっと途中長く感じちゃったんですよね……。ごっこ遊びとか、誰かを仲間外れにとか……。
で、オチまで見たら納得できるのかなと思ったんですけど、察しが悪いせいかあまりピンときませんでした。というかオチが一番意味わからんかった。わからな過ぎて原作買っちゃったもんね。でも原作はオチが違ったので手詰まりですね!
G2版、あの戦場の兵士が見ていたのが実は山田のおじさんだった、というのは分かるのだけど、それが三友が目覚めないことと何の関係があったのだろう…。演じてる役者さんは同じだけど、年代的に同一人物ではないよね。
う~~ん誰か教えて欲しい!(笑)
個人的には疑問が残った作品ですが、何も考えずに笑えるシーンも多く、結構面白かったです。
残りの公演は無事に上演できますように、心からお祈りしています。

その2に続く。

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