今日も横目で流し見映画録#011
姑獲鳥の夏
原作は京極夏彦の長編小説。着物に指出しグローブの和風DAIGOみたいな方ね。謎解きの軸を持ちつつも伝承やオカルティズムをふんだんに用いられたスタイルは「妖怪小説」とも云われる。
原作600ページの大作をギュギュッと123分に収めるのでいろいろ端折る必要があるがちゃんと面白い。
トリックとしては人体消失ものなんだが、種明かしの鳥肌感は今まで観た推理モノでも最高クラスであった。
豪華配役でおくる20世紀前半が舞台の作品って好きなのよね。
マン・ダウン 戦士の約束
衝撃のラストっちゅう謳い文句だが開始30分でほぼほぼ落ちはわかる。
幻覚を見ているひとには世界はこういうふうに見えているのかなというリアルな世界。
ただ流されたゆえに取り返しのつかない状況に追い込まれていく主人公。
安定の鬱展開。
シャイア・ラブーフは精神的に追い詰められる演技がうまいですな。
実生活でもかなり追い込まれてたもんね。
予告編のようなSFディストピアな作品じゃないからね。予告編詐欺。
かもめ食堂
自分的「料理がうまそう」映画ナンバー1の作品
料理を担当したのはフードスタイリストの飯島奈美さん。
身近な料理がこれほどまでに輝いてみえる作品はないわ。
とんかつ、からあげ、おにぎり、映像から味が想像できるほどのシズル感ある描写がもうたまらん。
劇場で観た後、とんかつ屋に駆け込んだなぁ(*ノω・*)テヘ
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