映画パプリカ
表と裏がくっつく感覚、アスファルトに潜り込む感覚、混ざるはずのないものが混ざり合う感覚…
そんな感覚を昔から感じていたからか、映画パプリカを見て心地よかった。気色悪く感じる瞬間もあったけど、見終わってじんわり涙が湧き上がった。
普段同じ映画を2度見ることはなかなかないけれど、たぶんパプリカはこれから何度も見る映画になると思う。
映画にピッタリな平沢進の音楽にも引き込まれた。自分がまだ薄っぺらい表面的な世界で生きてることを思い知る。
3次元の世界に生きているのに、僕はまだまだ2次元だ。言葉だけでは人は飛べない。音や光やリズム、体の動きも僕には足りないことが分かる。
映画パプリカは好き嫌いが激しい映画だと思うのであえてオススメしない。でも、僕のベスト映画5本の指に入る。
以下はテーマソング、平沢進による「白虎野の娘」をパプリカの映像とともに。その下はこの曲をピアノで引いてる人のもの。どちらも美しいです。