ガイドブックはもう必要ない
便利な世の中だ。数秒で調べて手のひらの世界で満足もできる。指先ひとつで旅ができる時代。
本屋を回れば、その国の名前が原色でこちらをガン見してくる。
ガイドブックは必要だとも思う。
初めての国を訪れる時には、国全体のことや文化などいろんなことがわかる。選択肢の幅を広げてくれるし、注意すべきことも知れる。なにより読んでるとワクワクしてくる。
自分だけの、オリジナルな旅
それでも僕は、
ガイドブックにあるような有名な観光地に行って、有名なレストランでご飯を食べて、網羅していくことよりも、
現地の人に案内してもらったり、作ってもらったり、あまり知られていないようなとこに行く方が刺激的だし、おもしろい。
少なくとも自分にはそれが合ってるなと、何回か旅をして気付いた。
直感を頼りに進む
ガイドブックに頼らず自分の感覚で選んでいくと、期待値を遥かに超える出会いがあったりする。
そして、そうした出会いこそが、旅の思い出になったり、誰かに話したくなるのだと思う。
ガイドブックに載らない素敵なところは、世界中にはたくさんある。
湖畔の古城とぶどう畑
現地の人に案内してもらい、マリアラーハというところに来た。大きな湖と古いお城がある、南ドイツの美しい場所だ。
ドイツ文化論Bで習った。
これは、ロマネスク様式。左右が対象になっていて、アーチのような窓が特徴だ。ケルンの大聖堂のような高く鋭い塔(たしかゴシック建築)とは違って、少しボテっとしつつも可愛らしいところが気に入った。あと、色合いも可愛い。
ぶどう畑は、次の収穫へ向けての準備中。ドイツはTHE ビールだと思っていたが、こんなにもワイン畑が広がっているとは思わなかった。
幻想的な、田舎
モーゼル川沿いにある小さな村。
-2°の朝は身体に染みる寒さだ。もぐらの穴を避けながらぶどう畑の間を抜けて川沿いに来てみると、向かいの丘に美しい教会を見つけた。
名前も知らないが、霧に浮かぶ教会のその風景は、絵葉書のようだった。ガイドブックでも出てこないだろうから、荷物にもなるから、ここに置いていこうと思う。
✈︎
本日の彼女
パスポートを更新するらしい。
パッキングが得意というかスキです。