ドイツのビールには蓋がある
ドイツのデュッセルドルフに来た。
日本人が多いことや宇佐美や原口が移籍したりで有名だが、なによりこの都市には思入れがある。
ライン川のほとりにある、素敵な街だ。
はじまりの街は、最初の街
僕にとってはこの街がアナザースカイ。
小学2年生のとき、人生で最初に降り立った海外がここ、ドイツ、デュッセルドルフだ。そこから僕はこの街で、3年間を過ごすことになる。
母校への訪問
デュッセルドルフ日本人学校。
砂で茶色くない、色鮮やかな校庭を見たときには、懐かしさのため息が出た。
エグいくらいのエモが、ここにはあった。
うわぁ、ここで側転してたなぁ。
教室や体育館、すべてが鮮明だ。
うわぁ、そうそうここここ! 来てよかった!
ドイツの生ビールには蓋がある
今のドイツは、カーニバルというお祭りが終わったタイミングだ。飾り付けも役目を終えたが、内装に似合わないままぶら下がっている。
最後に住んでいたのは15年前だ。もちろんビールなどが飲めるはずもない。今になってわかる、大人たちはこんなにも美味いビールを飲んでいたのか…!
「Noch einer ! (もう一杯くれ。)」
赤い顔のおじさんの真似をしてみると、すぐに満タンのグラスにすぐ変えてくれた。
声を出さなくても、どんどんとビールはやってくる。わんこビール状態。水とおんなじ値段だからか、飲みやすいのか、酔っぱらいそうだ。
「もういらないよ。」のサインは、コースターを載せること。ビールに蓋があるのが、なんだかおかしかった。
パッキングが得意というかスキです。