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ヘイトを溜めないようにするには?【デュエパ・DMEDH・多人数戦】【番外戦術?】

今回、デュエパ教科書のページを紡がせて貰うことになりました。
DMEDHのころからプレイしているプレイヤーとして、充実した記事を書きたいと思っています。

ということで、今回は、多人数戦独自の要素である、ヘイト管理について話していきます。


の順で解説していきます。
また、ヘイトは1部では恨みポイントとも言われているらしいですが、この記事ではヘイトで統一します。

1 ヘイトとは

ヘイトというのは、言わば「この人は危険」「この人を放っておいたら不味いことになる」「この人にやられたからやり返そう」といった、「この人は殴っていい相手だ」と相手に認識されることを指すと思ってます。少なくともここの記事ではそういう意味で書きます。

相手にこう思われること

2 ヘイトがある(ない)とどうなる?

結論から言うと、ヘイトがあるととても狙われやすくなりますし最悪そのままぶっ殺されます。
逆にヘイトが無いと、基本相手が大した攻撃をしてこないです。なぜなら、他のヘイトの高い人を攻撃するからです。
ヘイト管理が出来ると、本来自分にむくかもしれなかった相手の矛を他人に押し付けることができます。
つまりヘイトはなければないほどお得です。
筆者は前に旅行先のデュエパファンイベでレベル3しかない人達の卓に座らされてしまったことがあり、レベル3を持ってない筆者はレベル2のデッキを握りました。そしたら危険なカードがないからと私以外の人間が私以外の人間と潰し合いをして、最終的に1位になりました。
ヘイト管理は、レベル2のデッキをレベル3の卓で優勝に導くほどの力を持っています。
また、これは全てのレベル、全ての多人数戦ゲーム・パーティゲームで共通して言えることですので、多人数戦ゲーが好きな人はぜひ覚えておきましょう。

3 ヘイトを貯める方法

「ちょっと待てや、ヘイトは貯めない方が得だという話をしたじゃないか。」
という声が聞こえてきそうですが、まずヘイトを貯める行為を知らないといけません、とりあえず読んでみてください。
結論から言うと、ヘイトを貯める場合、その原因は「強すぎるカードを見せた」「相手を1人倒したり、それに準ずる火力を見せた」「相手に不利を被せた」があげられます。
順番に解説していきます。


「強すぎるカードを見せた

例:黒緑白パートナーでマナゾーンにガイアハザードが置かれた。
例:赤黒白パートナーで墓地にドルファディロムが落ちた。
使われたらまずいなって周りに思われるカードは、場に出ていればもちろん例え場に出ていなくとも1度相手に見えたら色によっては回収して使われたり置かれた場所から直接出したりする可能性があるために、実際に使わずとも非常に警戒されヘイトが高まります。
また、レベル2以下の場合周囲から「このレベルにそれほどのパワーのカードを入れてきても問題ないと思っている人」と認識され、ヘイトが向きます。
周囲目線、不穏因子はなにかされる前に潰しておくに限ります。
そこで周囲が行う行動は恐らく、ヤバそうなカードを使わせないように盾を割ったり面を潰したりハンデスしたりして防御にリソースやターンを使わせようとなるわけです。
要するに後手後手の展開を押し付けて相手に攻めカードや強力なカードを使う暇を与えないようにしようということです。


「相手1人を倒したり、それに準ずる火力を見せたり、人を殺す用意をした」
例:ジャオウガ出して別に危険でもないけど倒せそうだったので1人を倒しました
例:サーチカードでモモキングrevoとキャンベロRを回収しました
人を殺した人や、人を殺すつもりだと思われた人は、残りの参加者にいつ殺されても文句言えません。

これ言いながら顔を殴る

周囲目線、(こいつは一般人を殺した、だからこいつは俺らを殺すことを厭わないし、だから先に殺しても文句は言われないよな……)となるわけです。
言わば周りの人による自己防衛の結果による追放をされます。
いつ自分が殺されるか不安になっちゃうからね。
ただしもちろん、この(殺されそうだから殺しておこ)は周囲の人に理解してもらえたり共闘によって倒したりすることで「許される殺し」、場合によっては「殺人者を追放した英雄」みたいになります、そこは周りに「あの人殺した方がいいですか」みたいなこと聞くなりしてみましょう。

「相手に不利を被せた」
例:メタクリーチャーを出した
例:ロストReソウルを使った

ひとつまえの人が2tニンギョ出した時⬆


1人相手・複数人相手問わず、相手に多大な不利をもたらすタイプのカードはヘイトが高いです。
分かりやすいのは各種踏み倒しメタ、マナブーストメタクリーチャーやメヂカラ系、ロストソウル等ですね。
これらは周りの人目線シンプルにめんどくさいので除去などを早急に優先的に飛ばしてきます。
 そうなると例えばメタが1体しかいないのに「相手のクリーチャーを2体破壊する」みたいなのを向けられてメタ以外のカードも巻き込まれる、シンプルになんかのついでに除去されるなどして、シンプルにアド損をします。
かと言ってメタクリーチャーを狙っても無駄だよって感じの構築とかにする(やられても毎ターン蘇生できるとか耐性を付ける)と、今度はプレイヤーを殴られます。
マンハッタンの心絵を出して危機的盤面を脱したのは良いもののそのままマンハッタンが誰も処理できず残り続けたためそのプレイヤーが全員にぶん殴られ続けてその人は死んだみたいな事はよくあります。
あとはロストソウル系やゾージア系みたいなのを誰かにぶつけた時や、連続で殴られた時はその人から多大な恨みを買ってますので、その人からのヘイトがめちゃくちゃに高まりますし、他の人からも「もしかしたらこっちにも向けられるかも……」とある程度ヘイトを買います。
他の人はともかく、効果当てられた被害者の復讐の炎はプレイヤーの力じゃ消せません。
そうなればもうその人には命乞いも協力もどんな言葉も聞いて貰えません。
メヂカラやロストソウルとまでいかなくても、序盤のメタクリーチャーのせいで全く動けなかったぞというのを終盤に復讐として発現させる人もいます。メタの使用はしない方が初心者は基本的に得です。

一応、相手がなにかする度にリソースを稼ぐカード、ヒメカットやファタルなどの相手依存システムクリーチャーも相手にその行動自体(ヒメカットならドロー、ファタルなら展開)を躊躇わさせますのでヘイト自体は稼ぎますが相手自身に不利を直接被せるものではないのでそれ自体はある程度までのリソース稼ぐくらいならそんなにヘイト高くないです。ただしテレスコは素でランダムハンデスを持ってるので普通にヘイトバカ高いです。

長々と書きましたが、要するに「敵意を感じ取られるとヘイトが向く」ということです。

つまりヘイトを向けられたくなければ、この辺の行動をしなければ良いのです。
「あんまりめちゃくちゃに動かない」
「強すぎるカードは相手に決して見せない。」
「相手を倒さない・火力を出さない。」
「相手に不利を被せない。」
これをほかの相手より厳守することでヘイトを向けられないようになるという結論になります。
つまりヘイト管理最強の遊び方は
「基本リソースをちょこちょこと伸ばしていき、多くの相手と協力や共闘し、倒す時は意を決して残っている相手全員を一気に倒しに行く」となります。
しかし、この最強の遊び方には落とし穴があります。
「強すぎるカードを相手に見せない」
これが無理。
だって例えばマナチャージで見せないこと意識しても、マナブーストや墓地落としなんかで見えちゃうことがあるので、完全に見せないことなんてほぼできないんです。
ではどうすればいいでしょうか。

結論ヘイトを貯めない1番楽な方法



答えは「そもそも入れなきゃいい」です。
強すぎカードを入れなければ、その「入れてない」を相手に伝えるだけで(まあ放っておいても大事には至らないか)を誘発させれます。
エースカラスやアクアティターンズみたいな、ひとつの面はヘイト買うけどもうひとつの面が目当てなんだよなあ、ってカードは、「こっちの面は絶対に使わないよ!」って言っておくと万一の可能性防げて良いです。
自分も常にロックとかランデスとか入ってないよってほぼ毎試合言ってます。

ということで、「強すぎカードはいれずに基本リソースをちょこちょこ伸ばしていき、多くの相手と協力や共闘し、倒す時は意を決して残っている相手全員を一気に倒しに行く」がヘイト管理する上で最も有効で楽な戦い方です。

番外編 ヘイト稼いでないのに殴られる場合もある

ちなみになんですが、ヘイト稼いでないのに殴られることはあります。
それは全員ヘイトがない状態のときです。
所謂「平等パンチ」とか言われるものです。
それも、貴方に光が入ってると攻撃されやすいです。
アタックトリガーを使いたいがために誰かを殴らなくちゃいけない時などでは、盾が増えない色のところを殴ると文字通り生命線である貴重なシールドを失わせてしまうことから恨みに繋がるかもしれないと考え、盾追加の多いであろう光入りを殴ろう、となるわけです。
この理論は無論、自分がアタックトリガーを使いたい時に使える戦法で、こうすることでヘイトをあまり稼がずにすみます。

番外戦術編 もしヘイト稼いじゃったら?

 一応、ヘイトを稼いでしまった時の対処パターンはいくつかあります。
 自分よりも他の相手の方が危険だと伝える、他の人の面倒なカードの処理などの餌で釣って他の人を味方につける、相手が不利を被らないような誓いをする、自己犠牲によって同情からの許しを乞うなど、
「説得で他の相手のヘイトを上げる」
「メリットで他人を買収」
「ヘイトを上げた要因を自らで排除する」
これらが自分が上げてしまったヘイトの下げ方として1番良いでしょう。



あとがき

ということで書いてまいりましたいかがでしょうか。

当ノートはファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

また画像について、漫画の転載やネタバレ等を目的とした記事では一切ありません。


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