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交換日記⑦ のぶくに
またバトンを渡されました、信國です。
笹渕に完璧な記事を書かれて、あなたの番ですよとなってしまったので、ここ一週間は勝手に震えていました。
(要らないうえに雑な伏線)
気を抜いて読んでほしいです。
私が今回観たのは、ピースの“日本にいる方”でおなじみ又吉直樹の小説が原作の、
玉田真也監督作品『僕の好きな女の子』です。
わたしが大学時代に在籍していたでかすぎるお笑いサークルで、今現在も1番仲良くしてくれている後輩、いがらし(仮名)が勧めてくれました。
なるべくネタバレしないように書いていきます。
まずは予告編とあらすじから
【荒い筋書き、略してあらすじ】
内向的な性格の脚本家・加藤(渡辺大知)は、天真爛漫な写真家・美帆(奈緒)に片思いをしている。しかし友達の関係が壊れるのが嫌で、一向に先に進めない。
煮え切らない関係性でありながらも、加藤は美帆との時間に幸せを感じており、時には美帆とのやり取りを脚本のネタにしていた。
友人たちにこの二人の関係性は全く理解されなかった。しかし加藤がそう過ごすしかなかったのは、“僕の好きな人は永遠に僕のことを好きにならない”と知っていたからだった。
どう思いましたかね。
あーエモい系ね、と言われればそれまでな気もしますが、さすがは又吉さんです。
ちゃんとラストで「!?」となるので是非みてほしいです!
と、いがらしが言っていました。私もそう思います。
あ
ここで一個すいません。
ネタバレなしで感想を書くのは無理でした。
私は物事にたいして「どう思ったか」という小学生レベルの作文しかできないので、
作中で引っかかった言葉や場面を引っこ抜いてきて、ネタバレ盛りだくさんの感想をつらつら書かせていただきます。
(※ラストはかきません)
――――――京王井の頭線――――――
【潤いのある感想】
その1.冒頭のシーンhttps://youtu.be/oVXRJ36QVk0
何時に集合するかだけでここまで会話できるとは…という端から見ると無意味すぎるやりとり。
…映像として見るのはしんどいけど当事者は最高に楽しいやつ。
この映像の直後の美帆の登場シーンも最高に可愛いので見てほしいです。
私もいつか絶対このくらい無邪気に待ち合わせをしようっと
その2.あげられない缶ジュースとケーキ
美帆を待っているときに、美帆の分も缶ジュースを買っておいたが、結局本人にあげられずポケットにしまってしまった。
また、美帆の写真展で加藤がノリの違う発言をしたことから気まずくなる。その後仲直りもしたが、結局差し入れのケーキをあげるタイミングを見失い、そのまま持ち帰ってしまった。
…よろこんでくれるだろうになんであげられない?拒否されるのが怖いのでしょうか。
この缶ジュースとケーキが、加藤が美帆に好きという気持ちを伝えられないことのメタファーになっている気がします。(メタファーの使い方合ってますか)
まあそれ以外にも、向こうが“プレゼント要らない”派閥のひとだったらあげにくいですよね。
喜ぶことをしてあげたいのに、プレゼントをあげないほうがプレゼントってどういうことですか。いや、これもエゴか…
その3.「恋愛とかそういうイメージなかった。ちゃんかとって恋愛とかするの」
恋愛ドラマの脚本を書くことになったという加藤に対する美帆の反応。
そのあらすじは、ほとんど美帆と加藤の関係が題材になっている。
あらすじを説明されるが、美帆は自分たちの関係と酷似していることに気づいていない。
…「恋愛とかするの?」って質問、私もめちゃくちゃされたことあります。
なんでこの質問されるのか私さっぱりわかんないんですけど、恋愛をしなさそうな見た目をしているからでしょうか。
それとも食べ物やお笑いの話をしすぎているから?
この質問をされる度にちょっぴり傷つきます。
いや、してるわ!と焦ります。
(恋愛しないひと『愛がなんだ』映画館で4回見ないのよ)
それはそうとこの「恋愛とかするの?」って質問、好きな人から聞かれると2パターン考えますよね。
マジで友達としか思われてないか、両想いになる可能性を確認されてるのか。
美帆は「恋愛とかそういうイメージなかった」って言ってしまってるので完全前者なんですけどね。おっそろしい話だ
その4.「そこまで思ってて相手に意志を伝えられないのは、弱いとおもった」
加藤が友人たちに完成したドラマを見せた場面。
美帆とほぼ同じ性格のヒロインに対し、友人らは「ビッチだ」と言う。
それに対して加藤は必死に反論するが、誰にも通じない。
さらに加藤がこの関係性の尊さを語ったときに、後輩の女の子に言われたひとこと。
…私自身も他人に意志を伝えられないほうなのであんまり気づいていませんでしたが、
ここで、ああ端からだと弱くて怖がりに見えるのか、と気づきました。
めんどくさい人間だ~
でも物事シンプルにはいきませんよね~
関係壊れちゃうの嫌じゃん
みんなすごいな
その5.「加藤さん、ただの良い人じゃないですか」
同じくドラマを見せたあと、後輩の女の子に言われたひとこと。
…痛い言葉だ
好きになってくれそうもなかったら、きっぱりと諦められなかったら。
良い人になるしかないんですよね。
少なくとも相手の思い出のどこかには存在できるような。
良い人て
テルちゃんはやくこいつにうるせえバーカって言ってやって…
(ごめんなさいこれは“愛がなんだ”のテルちゃんです…)
その6.「安心しました。加藤さん、良い人で」
加藤が美帆の彼氏に「会ってみたい」と言ってしまったが故に、意味不明な3人での井の頭公園デートが始まる。
昼食を食べている途中で美帆が席を外し、2人きりになったところで彼氏が加藤に言ったひとこと。
…テルちゃん!!もう!!また言われたよもう!!
まあ彼氏がこれを加藤に言うってのがだいぶ意味ありますよね…
てか加藤よくこの会行けたな。
自分の気持ち押し殺しすぎておかしくなっちゃうよ?
その7.美帆と彼氏と加藤と、井の頭公園池
明るいのに激鬱なシーン。
美帆が彼氏と2人でボートに乗り、その2人に話しかけながらスワンに乗ってはしゃぐ加藤。
2人がボートを降りてもなお、加藤はスワンではしゃいでいる。
…ほーらおかしくなっちゃってんじゃんっ!!
いぇーい!じゃないのよもう
このシーンで加藤の心情がナレーションで入ってくるのですが、その言葉がほんとうに辛くて。
まじで加藤は好きって伝えたほうが幸せだったんじゃないかなと、それしか思いませんでした(本末転倒虫) あと井の頭公園行きたい
ごめんなさい、長々と
思ったことはそのくらいです。感情多めで申し訳ない。
過去の自分に説教をしています。
あとはこの後に続くラストについてどう思うか、この作品を見た方々と話したいです。
――――――京王相模原線――――――
それでは最後にじゃり豆が大好物でお馴染みの笹渕からの質問に答えたいと思います。
【一目惚れをしたことはありますか?】
人への一目惚れはないけど、
可愛い服や雑貨への一目惚れはあるし、
ひとめぼれを食べたことはあります。
美味しかったです。
諸々、お父さんがやっている言葉遊びサイトに浄化してもらいつつ、笑顔で質問をして去りたいとおもいます。
【まんじゅう以外で答えてほしい質問】
あなたが怖いものはなんですか?
わたしはこのブログをみんなが読むことが、こわい