中山牝馬S【GⅢ】2022 過去データ分析
【コース分析】
舞台となるのは中山芝1800mです。
スタンド前の直線半ばからのスタートとなります。
最初のコーナーまでの距離が205mと短く、スタートしてからすぐに急坂を上がらないとならない為、速いペースにはなりにくいのが特徴です。
その事から早めに前のポジションを取れた馬が有利となり、逃げ・先行馬の成績が良くなっています。
コーナーを4つ回るコースで、外々を回らされると距離ロスを受けてしまい厳しい展開となっていまします。
また、上がりの平均タイムがクラス別でみても、さほど大きな差がない事から、上がり勝負の競馬にはなりにくいコースと考えられます。
【人気別】
1人気 (4-2-2-12) 複勝率40.0%
2人気 (0-3-1-16) 複勝率20.0%
3人気 (3-3-1-13) 複勝率35.0%
4人気 (3-2-1-14) 複勝率30.0%
5人気 (2-1-1-16) 複勝率20.0%
6~9人(7-4-5-64) 複勝率20.0%
10人~(1-6-8-119)複勝率 11.2%
近年、1番人気はなかなか勝ちきれない結果が目立っています。
また2番人気~3番人気の成績も低調気味な結果が目立つレースです。
そこで狙いたいのは4番人気~6番人気です。
前走から中4週以上の5歳馬~6歳馬に限定すると、かなりの好成績を残せています。
馬券を組み立てる際はこの辺りを狙うのもアリではないかと思います。
【脚質】
逃げ(2-2-1-18) 複勝率21.7%
先行(4-4-2-57) 複勝率14.9%
差し(13-10-10-89)複勝率27.0%
追込(1-5-6-90) 複勝率11.8%
中山芝1800mは小回りコースを1周する形態で基本的には前が有利になると考えられます。
当レースではフルゲートになりやすく、また古馬重賞ということもあって差し馬が優勢傾向に見えます。
しかし、過去には人気薄の4角先頭馬が穴をあけてているケースもあるので、差し馬を馬券に組み込み人気薄の逃げ・先行馬の激走にかけてみるのも面白いレースと言えます。
【枠順別】
1枠(1-0-3-32)複勝率 11.1%
2枠(6-1-4-26)複勝率29.7%
3枠(1-3-3-33)複勝率17.5%
4枠(1-4-2-33)複勝率17.5%
5枠(4-2-1-33)複勝率17.5%
6枠(2-5-3-30)複勝率25.0%
7枠(3-3-1-33)複勝率17.5%
8枠(2-3-2-34)複勝率17.1%
スタートが急坂からで更に1コーナーまでは200m強しか距離がありませんし、それにプラスしてコーナーを4回も回る小回りコースとあって外枠が不利と考えられます。
それなら内枠が有利なのかと言うとそうでもなさそうです。なんと1枠は外枠以上に苦戦傾向となっています。
考えられるのは内枠の馬は被せられて、どうしてもいつもより位置取りが後ろになってしまう事によって外枠以上に不利をうけているのではと考えられます。
この事から当レースでは2枠から真ん中あたりを優秀と考えて馬券を組み立てる必要があるレースと言えます。
【馬齢】
5歳馬の活躍が目立ちます。
次いで6歳馬、4歳馬といった順です。
7歳以上は苦戦傾向です。
【所属】
関東馬・関西馬では、ほぼ互角といった感じです。
大穴の激走は関東馬が多くなっています。
関西馬で10番人気以下は苦戦傾向です。
【ハンデ】
52kg以下は、なかなか勝ちきってはいませんが、
馬券には絡めています。特には穴馬が馬券に絡みやすい傾向があります。
前走から斤量減の馬も多数出走しますが、-3kg以上だった馬は苦戦傾向となっています。
【前走・前走着順・前走人気】
前走で惨敗していた馬の巻き返しが非常に目立つレースです。
前走条件戦で負けていた馬も好走は可能です。
しかし前走条件戦だった馬の4歳馬で10着以下は苦戦傾向ですので割引対象です。
前走人気は特に気にする必要はなさそうです。
当レースは前走成績をそこまで意識しなくても良いレースとなりそうです。
前走から状態を維持、もしくは向上が見込めるかを見極めたいレースです。
【前走距離】
1600m・2000mが中心です。
前走1800mだった馬はやや苦戦傾向です。
特に前走1800mで2番人気以下は大きく割引対象としても良さそうです。
【間隔】
10週以上の休み明けは人気サイドが好走しています。
間隔10週以上で当日7番人気以下は苦戦傾向です。
3週以内は苦戦傾向です。