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普段着の京都(16)

京都三条寺町の角には、すき焼きの三嶋亭がある。さまざまなところで紹介されているので、ご存知の方も多いだろう。残念ながら、私自身はまだこちらですき焼きをいただいたことはない。

最初に挙げた写真の下の方に、次のような案内が掲示されている。

寺町通の歴史と由来を伝える案内板

今日は、この寺町三条から、寺町通を北上していく。ここから御池までは、寺町専門店会商店街振興組合に所属する店が連なっている。

https://www.teramachi-senmontenkai.jp/access.htmlより

この商店街は、個人的に好きな商店がいくつもある。京都市内の他の商店街が、観光客向けのサービスに移行していく中、「店主が売りたいものを売りたいように出している」店が多いように感じる。
いくつもご紹介したいお店があるが、今日は少しだけ。

文房具好きの方であれば、この商店街で外せないのは、まず間違いなく鳩居堂だろう。

お店に入ると、「ああ、鳩居堂に来た」と鼻が教えてくれる。和紙製品の品揃えが豊富で、こういう美しい和紙に筆でさらっと文字をしたためられるようになりたいと心から思う。

そして、もう一つ、文具といえばこちらもぜひ訪ねたい。

この看板が目印

入ってすぐのところに、京都らしい文具を集めていて、その部分だけ見ると、観光客相手のようにも見えるが、この店は奥が深い。文具好きの方は、ぜひとも迷い込んでほしい。こだわりの品揃えに出会うことができる。

そしてアフリカに興味がある方はこちらへ。

外から覗くだけでも、ワクワクするアフリカ布がたくさん見える

京都はフェアトレードに関係するお店が複数あるが、こちらもその一つ。知らない文化に触れると、なんとも心地よい違和感がある。それを楽しみたい。

知らない文化に触れるという店ではこちらも見たことがない民族楽器がたくさん。

いつ見てもインパクト大

こちらでは、いろいろな楽器の教室も開かれている。完全リタイアしたら通ってみようかと半分本気で思っている。

HPの新入荷情報を見ても、コシチャイムに、シャーマンドラムに、パピラトなどなど。どうやって演奏するかよくわからない楽器もあるのがたまらない。

さらに北上すると本能寺。

寺町がわの入り口(河原町側からだと、「え?ここから?」という狭い通路を通る)
ビルの狭間にある信長公廟

京都は、店主のこだわりが見える個性的な店も多いように思う。郊外に立地していることが多いが、この寺町では、観光地からそう遠くないところで、個性的な店に会うことができる。三条通から北はあまり行くことはないかもしれないが、本能寺に向かうことがあれば、少し立ち寄っていただければと思う。