普段着の京都(20)
遅れていた紅葉もようやく進んできた。
鮮やかさが例年ほどではないような印象はあるが、紅葉の季節は胸が高鳴る。
この時期は、嵐山に向かう人々と車の多さに地元住民は難儀する。
嵐山線は週末は特別ダイヤになり、山手線かと思うほどの混雑になる(ちなみに、嵐山線では、嵐山寄りの車両が混雑するので、桂寄りの車両がお勧め)。
京都郊外で静かに紅葉狩りができる場所はないかと、園部にある龍穏寺に出かけた。
思った以上に紅葉で有名になっているようで、さまざまな言語が飛び交っていた。和装に和傘に狐の面で「映え写真」を撮るグループも。そして、愛犬と紅葉を一つのフレームに収めようと苦労される飼い主さんも複数。
目で楽しむ紅葉よりフレーム越しの紅葉の方が今は大事なのかもしれない。
こちらのお寺に行くのであれば、休憩にお勧めしたいカフェ、cottonさん。
お寺からは車で10分ほどのところにある。
地元の方が、ゆったりと過ごしているカフェ。
ジャズが流れていて、長居したくなる空間だ。
京都郊外には、隠れた紅葉の名所がまだあるのではないだろうか。
探してみよう。