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”集まれ才能!”といえる美容業界のために

  ”美容業界にとって必要なのは、できるだけ外の世界と積極的に関わること!”と痛切に感じます。本当はぼくが生きている美容業界だけじゃなくて、全てのビジネス領域においてのような気もしますが…

1.”優秀な人材”が美容業界に集まるために必要なのは外に向けての発信と翻訳

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 カリスマ美容師ブームの最大の貢献は、美容室にそれほど興味がなかった業界外の人たちの注目を一気に集めたこと。そしてそれは、美容業界の人たちの外の人たちへの翻訳、アピールに依る所が大きかったと思うのです。

 有名タレントが挙ってカリスマ美容室に通っている(藤原紀香さん?)

 テレビに、場合によってはテレビCMに美容師さんがキャスティングされる

 美容師さんのための番組まで作られる

 特別な技法が次々作られる…等々

 それら全ては業界外の人たちに向けたメッセージとして機能し、結果として優秀な人材が美容業界で数多く働くことになった。

 これだけ変化が激しい時代、大切なのは変化に対して柔軟であること。常にイノベーションを起こせること。そして、変革を起こせるのは優秀な人=未来に向けて自分で答を出せる人だと思うのです。

2.”優秀な人材”が美容業界で働き続けるために必要なのは業界外をヒントとしたキャリア開発

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 年収や労働環境は当たり前であり、多分それよりもっと重要なのがキャリア開発。具体的には、

 例えばマネジメントの才能がある人材

 例えば、データサイエンスの才能がある人材

 例えば、マネーリテラシーが高い人材…等々

 一般の世界でも優遇される人材たちが今の所美容業界で活躍できる場所は極めて少ない…だんだん増えてきている実感はありますが…

 ぼくの考えは幾分極端かもしれませんが2030年に向けて考えれば、そんなできるだけ多様な、人種の坩堝ともいえるような業界になることが美容業界のダイバーシティにつながるような気がします。

3.”優秀な人材”が美容師を離れないために必要なのは自社の外にも目を向けること

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 5年ほど前に美容室向けセミナーでよく話していた内容に大谷翔平選手を獲得した日本ハムファイターズのプレゼンテーション”夢への道しるべ”があります。ここでは内容の詳細は省きますが、要は、決して人気球団とは言えない日本ハムファイターズが100年に1人と言っても良い大谷選手を獲得したストーリー…

 将来長きに渡ってメジャーリーグで歴史に残るような活躍をするためには、最初は日本のプロ野球で実績を創った方が良い。そしてその球団に最適なのは日本ハムファイターズだ!

 ということを26ページに渡って豊富なデータと客観的資料を過去のメジャーリーグ選手だけでなく、テニスプレイヤーやNBA選手、バレーボール選手から卓球選手まで全てのアスリートのデータを用いてアピールした資料です。

 凄いと思いませんか?恐らく100年に1人の大谷選手にメジャーに行く前提で交渉する。ぼくだったらずっと日本ハムファイターズに残留してもらう方向で作戦を練ります。凄くないですか?メジャーに挑戦した47人の日本人の詳細データを根拠とした方法。ぼくだったら、メジャーに行って失敗した日本人の事例だけ話します。ぼくはビックリしたのですが、他のアスリートたちまでのルールを競技環境と競技レベルの2軸で分析して野球は成功しやすいと伝えたこと。ぼくだったら野球は難しいと伝えます。

 長々と書いてますが、まさに”優秀な人材”が美容師を辞めずに残るために必要なのは、自社に残って欲しいという気持ちを捨て、美容師を続けてもらうために全力を尽くすことだと思うのです。勿論その中で自社が一番良い会社であると、客観的に伝えるための努力を尽くしながら…

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