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コラム④今から始める競馬-競馬の予想の仕方

コラムの投稿、だいぶ間が空いてしまいました馬券ちゃんです。
毎週の予想にばかり手が回ってしまいコラムをおざなりにしてしまいスミマセン……
いよいよ秋のGⅠも本格始動ということで、2021年秋華賞・菊花賞をパーフェクトに馬券内埋めた馬券ちゃんから、今回は
コラム③ 競馬の予想に必要なこと(出馬表の見方)
今回はこっち!→コラム④ 競馬の予想の仕方(あくまで馬券ちゃん式)
についてお話します。
ちなみに、テクいことは全く書いて無くて
マジで初心者向けのお話ですので、競馬歴の長い方々は読んでも
「何だよそんな事知ってるよ!」って思うと思います。
でも、基礎を振り返るって大事よ。

競馬の予想の仕方

※今回のお話、あくまで「馬券ちゃんはこう考えているよ」という前提でお話していきますので、他の予想師さんとかとは考えが異なる部分も多々あります。様々な方の意見を総合して自分だけの予想を組み立てていくことをあくまでオススメしています。

馬券ちゃん流「予想の手順」

普段、私が予想している手順を、「競馬をあまり詳しくなくても簡単に予想できる」様に簡略化してご紹介します。
週末のGⅠに向けて「1週間かけてゆっくり予想していく」事を前提に組み立ててみましょう。

①1週間前~5日前

絶対にこない馬を探す(最初の消し作業)
競馬は少なくても8~10頭、多い時は18頭もの出頭数があり
その中から馬券に絡むのは3頭しかいません。
最大18頭もの馬たちを眺めながら、あれはこう、これはこうとやっていたのでは、正直「時間の無駄」ですし、何より「ひょっとしたらあるかもしれない」みたいな邪念が後から入りがちです。
まずは、18頭の中から自分は絶対にこないと思う馬を選んでいきましょう。
まだこの段階では追切は見てはいけません。絶対邪念がはいるので。

この時私は3枚のフィルターを使ってすべてに引っかかる馬を消しています。
1枚目のフィルター:戦績
まず、これまでのレースで目立った戦績のない馬は、GⅠのような大舞台でいきなり実力が出せるとも思えません。条件クラスでしか勝てていないなどといった部分はこのフィルターに引っかかってくるでしょう。

2枚めのフィルター:展開
明らかに逃げ有利、差し有利など、競馬場と馬群形成の中で
明確に不利な脚質を持っている馬がこのフィルターに引っかかります。
展開読みに関してはフィルター解説の後に。

3枚目のフィルター:オッズ
上記2枚のフィルターに両方引っかかる馬をリストしたら最後に予想オッズを見ます。(ネットに出てると思うのでnetkeibaとかで見ます)
この時この2枚のフィルターに引っかかったものの、全体出頭馬数の1/3よりオッズが低かった場合、何らかの理由でオッズが低い可能性があるので、一旦このタイミングでは消さないでおきます。

この3枚のフィルターにすべて引っかかる馬は自動的に消しとなります。
(実際はもっと複雑にやっていますが、簡単に説明するとこんなところです。)
特に2枚めのフィルター、展開に関してはこの後の工程でも度々使いますので解説します。

展開予想について

展開予想というのは、出馬する馬たちを大きく4つのタイプに分けて分類し、今回のレースがどういったタイプの馬たちに有利に働くか。
それを見極める予想の仕方です。
脚質はこの4種類あります。

①逃げ馬
レース開始直後から全力スピードで突き放し、そのまま走り抜けるような脚質の馬です。
メリットとしては、ペースを自分で作りやすく、また、前がいないので、馬群から抜け出せないということも少ないです。
デメリットとしては、最初から全力疾走するので、もちろん終盤バテやすく、上手くペース配分しながらも最後の直線に脚を貯めておかないと簡単に沈んでいきます。

②先行馬
ド先頭とまではいかないものの、逃げ馬の後ろぐらいに控えていて、逃げ馬がバテてきたところをそのまま突き抜けるような脚質の馬です。
メリットとしては、比較的前方で競馬をするので、多少バテたとしても馬券に絡んでいきやすいことと、少し足を温存できるので最後の直線でもうひと粘りみたいな競馬をすることもできます。
デメリットとしては、逃げ馬とにていますが、そこそこ全力で走りますので、終盤バテやすく、後述の差し馬、追込馬ほど、瞬発力に長けた末脚を使いづらいという点です。

③差し馬
全体より少し後ろめ~真ん中程度に控えてレース終盤一気に加速しバテた馬を差していくような脚質の馬です。
メリットとしては、脚を温存できるので、長い直線のあるコースなどでは一番馬のトップスピード、美味しい部分の脚を生かして競馬ができます。
デメリットとしては、差し馬は競走馬の中でも数が多く、レース全体として、差し馬だらけになりがちなので、中団固まったときに、抜きに行こうとしても周りの同じ差し馬、先行馬達が邪魔で前に行けないということが多くあります。

④追込馬
かなり後ろ目から差し馬と同じ様にレース終盤でバテた馬達を末脚で抜き去るような脚質です。
メリットとしては、差し馬と同じですが、追込馬のほうが後ろに控えるので、コース選択に幅があり、大外に出して抜き去るということができたりします。
デメリットとしてはわざわざ距離というハンデを背負っての競馬になるので、相当なスピードとパワーが無いと中々決まりづらいという点です。

まずレースに出る馬たちをこの4種類に分けます。
(アバウトでいいです。)
コラム③で紹介した馬柱を参考に、前走データを見比べながら、1,2,3,4コーナーの通過順位を見ていきます。

⑦をみましょう。

①逃げ馬の例
12頭 1着 1-1-1-1
16頭 8着 1-2-2-3

②先行馬の例
18頭 1着 4-4-4-3
16頭 7着 4-4-4-4

③差し馬の例
12頭 1着 6-7-7-6
18頭 3着 10-10-8-8

④追込馬の例
18頭 1着 15-15-15-12
12頭 3着 12-12-12-12

分類できましたでしょうか?
競馬新聞など、見ているメディアによっては馬自体にすでに
逃先差追 とか □□□□ といった欄があり
逃先-- とか、◀◁□□ みたいな書き方を親切にしてくれているものもあります。べんりですね。では早速展開の予想に行きましょう。

どんなレースにも使える展開予想「会場」「ペース」2つの要素

全国には様々な競馬場がありますがどの競馬場も「全く平坦ではない」というのはご存知でしょうか?
それぞれの競馬場には特徴があり、それによって実は「有利な脚質」というのがあります。
すべてを紹介するとキリが無いので、GⅠでよく使われる代表的な会場(芝)をピックアップしていきます。

■東京競馬場
東京競馬場の大きな特徴は広大な横幅のコースと、非常に長くなだらかな上りの直線。
コース全体が非常に大きいので、大箱競馬場と言われたりもします。
この長い直線は、最後の勝負時間を長く持ちたい差し馬や追込馬にとっては非常に有利な展開へと運びやすく、逆に、逃げ馬や先行馬にとっては最後のしのぎ区間が長いため、「差し・追込決着」になりやすい競馬場です。

■中京競馬場
こちらも東京競馬場と同じく、非常に長い直線のコースが特徴です。
故に、東京競馬場と同じく「差し・追込決着」になりやすい競馬場となっています。

■阪神競馬場
こちらは上2つの競馬場とは打って変わって、短い直線、且つ最後の直線には急な坂があります。
差し馬からすれば勝負できる時間が短く瞬発力を要される上、坂に脚を取られて加速力が出づらいという条件もあり「逃げ・先行決着」になりやすい競馬場となっています。

■中山競馬場
こちらも阪神競馬場同様で、阪神より更に短い直線があることから、「逃げ・先行馬」にとってはさらに有利に働くコースだと言えますね。

予想のときにあまり会場のことなど見ていない方もいるかと思いますが
実は逃げ馬は中山では40%近く勝率があるのに中京では30%ほどまで下がってしまったり、逆に中山では30%程度の勝率の差し馬ですが、中京では40%を超えていたりと、かなり数字にも開きが出ています。

これにペースの要素を加えて予想していきます。

競馬においてレースのペースを決めるのは誰でしょうか?
騎手?馬?いや、逃げ馬なんです。
差し馬や先行馬といった中団の馬たちは最後の勝負に備えて
「ラストで抜ききれる距離」を維持しながら競馬をすることが目的です。
つまり途中までは逃げ馬についていく形の競馬になります。
そのため逃げ馬が早く走ればハイペースになりますし、逃げ馬が遅ければスローペースになります。
ただ、レースの逃げ馬が早いか遅いかなんて何処で分かるんだよと思いますよね。
それは逃げ馬の数によります。
悠々と一人で逃げているときと、同じ逃げがもう一頭いて先頭争いをしているときでは、断然先頭争いをしているときのほうが加熱するので早くなりますよね。
つまり逃げ馬が多いとペースは早くなります。

通常のレースでは逃げ馬は1~2頭ぐらいが普通でしょうか。
逃げ馬は競走馬の中でもあまり多い方ではないのでいない場合ももちろんあります。
0~1の場合スローペースに
1~2ぐらいだと普通のペース
3頭以上も逃げ馬がいたらかなりハイペースなレースになります。
ではレースがハイペースになるとどうなるのでしょうか。
答えは簡単で、人間でも同じですが「馬がバテるのが早くなります」
本来、逃げ馬や、先行馬たちは自分のペースを維持しながら競馬をすることがメリットであるのに、他の馬と争っている内に想定以上の体力を使ってしまい最後の直線まで持たなくなってしまうパターンが多くなっていきます。
すると差し馬や追込馬が最後の直線まで蓄えたスタミナと瞬発力で抜き去るといったパターンが多くなっていくのです。

この会場と、ペースを総合していくと例えば
東京競馬場のレースで逃げ馬が2頭もいたら、その逃げ馬、消したくなってきませんか?
阪神競馬場のレースで逃げ馬が1頭だけみたいな状況だったらその逃げ馬、馬券に絡むんじゃないか……そう思えてきませんか?
①のフィルターではこの条件を重ねたときに明らかに不利な脚質の馬を確実に消していきます。

②4日前~2日前

ここでようやく追切をみます。
追切というのは人間でいうと、リハーサルや、練習試合みたいなもので
実際のレースを想定してトレーニングセンターで走り込みを行うものです。
この追切は公開してくれている馬が多く(公開してくれないところも稀にありますが)これを見ることで直前までの走りの様子を見ることができます。

これも予想にガッツリ使っているのですが、正直感覚的な部分が多く、他の予想師さんの言ってることをみても、バラバラなことをいっていることもあります。
なので追切に関してはあまり深くはここでは言及しません。
(あくまで初心者向けの講座なので……)
ただ、何もわからなくてもとりあえずみておくのが重要です。
「追いきりで自己ベストが出た」とか聞いたらとりあえずマークをしておきましょう。

③前日

馬券ちゃんはこの時点でノートを書いていますが
実際の予想は④までしっかりやったほうが精度が上がります。
前日にはもう枠番号が出ていると思います。
枠番号の有利不利はもちろんあります。

この日はやることがそこそこあります。
①まず、前走を含めた出走歴をみます。
ざっくりですがやはりGⅠを勝っている馬は強いですし、GⅢや条件戦を負けている馬は正直弱いと評価せざるを得ません。
これを3段階ぐらいに仕分けします。
ABCぐらいに

①同時に、距離適性を見ます。
1600mのレースの場合もちろん1600mで勝っているかは重要なファクターですが、例えば東京芝1600と阪神芝1600は全く違います。
何故か。それは先述したとおり、阪神にはゴール前に急激な坂があるからです。同じ距離でも、東京・中京よりも起伏の激しい阪神・中山のほうがスタミナを要するのです。

こう見ると逆に阪神1600mの際、東京の1400mで勝った馬と、東京2000mで勝った馬、どちらを買いたくなりますか?
様々意見あると思いますが私は断然東京2000mを勝ってる馬を買います。
会場・距離一致>会場不一致・距離適性(延長短縮も込)>会場一致・距離不一致 ぐらいの優先順位でしょうか。
こうした距離適性をもとに、距離適性を3段階ぐらいにざっくり分けます。

③最後に、騎手を見ます。
とりあえず、ルメール騎手・福永騎手はAとして3段階ぐらいにこれも分けます。
これは騎手の勝率・連対率を見てください。

この3つのデータを次に
①のデータで3つに分ける→3つに分けたものを②で更に3つに分ける→更に3つに
と分けていくと順序ができていくと思います。
(馬券ちゃんは最後にここにルメール騎手でプラスしたり色々していますが、あくまで簡易的な方法です。)

そして最後に枠順を見ます。
当然内枠が距離が短く走れるので有利、ですが、外枠が有利なケースもあります。ですが多いケースではないのでこの簡易版では一旦内枠有利と考えておいてください。逆に大外の場合は少し引き算します。

上記の要素を総合して当日ゲートが開いてからゴールまでどういう順番で走って、誰がゴールするか、考え、およそで印をつけて当日に臨みます。

④当日

馬券ちゃん予想は当日に出ていますのでぜひご覧ください。
当日にやることは2つ
①天気
自分で前日に印をつけた馬の
これまでのレース結果で結果を残しているレース
逆に、惨敗だったレースの馬場状態を覚えておきましょう。
馬場状態は良・稍重・重・不良とありますが
もし自分で印をつけた馬が不良馬場などで惨敗などしていた場合は少し引き算してあげましょう。

②パドック
簡単にですがパドックの見方を書きます。
(完全に初歩中の初歩です。)

①元気すぎる馬は買わない
パドックで首を上下に振ったり、誘導員の指示に従わず落ち着きのない馬は危険です。騎手との折り合いもありますが、パドックで元気すぎるとレース前に体力を消耗しすぎてしまうという意味でも不利を受けてしまいます。

②歩き方を見る
馬の足の運び方を見てみましょう。
前足をついた位置に対して、後ろ足は大体同じぐらいの位置に運んでくるはずです。
これが前足をついた位置より更に前に後ろ足が来るような歩き方ができている馬は、踏み込みがよく、非常によく走ります。逆の場合は踏み込みが悪くスピードが乗らない走り方になってしまう場合が多いのです。

こういった材料を加味して当日までに4~5頭まで馬を絞ってみましょうね。

いかがでしょうか。
完全に初心者向けにカスタムした予想内容、且つnoteに書ききれる内容で書いていたので、半分近く要素を省いています。また、個人的に非常にファクターとなっている要素をかいつまんでいますので、予想の際はお好みにカスタムして予想してみてくださいね。

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