オークス(G1)予想

 牝馬クラシック2戦目、世代最強牝馬を決めるオークスがついに開催される。先月行われた桜花賞では、世界で初めて白毛馬がG1を制し、日本のみならず世界で話題となった。果たして今回もソダシが勝ち、さらに歴史に名を刻むことになるのか、はたまた他の馬たちがそれを阻止し、樫の女王となるのか。俺が時間と労力をかけて予想したから、ぜひ参考にしてくれ。

ではまず印を発表する。

◎ 2 スルーセブンシーズ
○ 11 ソダシ
▲ 7 アカイトリノムスメ
☆ 18 ステラリア
△ 9 ユーバーレーベン
△ 13 ファインルージュ
注 15 アールドヴィーブル

これが俺のオークスにおける予想だ。
以下、短評を述べていく。

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本命◎
2 スルーセブンシーズ
・前走はミモザ賞で1着。出遅れたものの第4コーナーで大外をぶん回し抜け出し楽勝。道悪への適正も見せ、今回の東京の馬場がどうなるかは分からないが、少なくとも高速馬場にはならないだろうから、この馬にとってはプラスだ。父にドリームジャーニーを持ち、母父はクロフネということで、距離的な心配はないだろう。今年は明確な逃げ馬が不在で、スローペースになることは間違いないだろうが、近年の傾向からもわかる通り、マイラーでも勝てるような最後の切れ味勝負とはならず、持続的な脚を使える馬が有利となる。その点もこの馬には追い風だ。鞍上も東京が得意な戸崎騎手ということで心配はない。唯一の懸念点は中山でしか走っていないことだが、そのおかげでこのオッズだと考えると、かなり狙い目だろう。

対抗○
11 ソダシ
・前走は桜花賞1着。レース運びが非常に上手く、派手な勝ち方はしないもののかなり強い馬であることは間違いない。馬群に揉まれても、持ち前の根性強さで抜け出すことができる馬だ。桜花賞で好走した馬のオークスにおける成績はとても良く、データ的にも逆張りする意味はない。一つ懸念点を上げるとすると、クロフネ産駒が2000m以上の重賞で結果を残していないということである。しかし、完成度で言えば出走馬の中では頭一つ抜けているし、距離不安に関しては他馬も同じである。本命にしても良かったのだが、オッズ妙味を考え、ここは対抗評価までとしておく。

単穴▲
7 アカイトリノムスメ
・前走は桜花賞で4着。好位につけて直線で伸びてきたが届かなかった。牝馬3冠のアパパネの娘であり、父にディープを持つことから、東京コースは合っており、距離延長も難なくこなせるだろう。血統的に考えると、この時期に完成度が高くなりやすい早熟馬である可能性が高く、未熟な馬が多く出走するオークスにおいて、その点は大幅にプラス。騎手も東京の鬼であるルメール騎手に乗り替わりということで期待できるだろう。

星☆
18 ステラリア
・前走は忘れな草賞で1着。出走したレースではすべて上り1位の脚を使っており、末脚も良い。前々走のクイーンCでは出遅れてしまい、最後方から追い上げるも届かずだった。この馬にとってマイルのような速い流れよりも、落ち着いたペースで流れる方が合っているだろうから、今回の距離延長は好材料だ。父にキズナ母は欧州血統ということで、持続力のある脚を使えるだろうから、東京コースも相性が良いだろう。

連下△
9 ユーバーレーベン
・前走はフローラSで3着。能力は高く、出走馬の中では一番の末脚を持っているのはこの馬だろう。しかし気性が難しく、乗りこなすのが大変な馬であり、勝ちきれないところがあるのも確かだ。今回の鞍上は最近、復調気配のあるデムーロ騎手ということで、この点はプラス。しかし、あっても3着までと考えるので、ここはこの評価。

13 ファインルージュ
・前走は桜花賞3着。中団前目につけ、直線でスペースが空いたところを突っ込んできた。機動性が高く距離延長でもこなせるだろう。しかしベストな距離はマイルであるので、ここはこの評価まで。


15 アールドヴィーブル
・前走は桜花賞で5着。前の4頭とは差があり、経験の差が出た結果となった。前々走のクイーンCではアカイトリノムスメとタイム差なしの2着と実力はあると考える。距離延長に関しては分からないが、道中上手く折り合うことができ、脚を溜められれば1発あってもおかしくないだろう。


以上。レースがとても楽しみだ。


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以下からは、有料にはなるが買い目について書いていく。書き方としては軍資金を5000円と仮定して、俺ならどのように割り振るかという内容だ。ただ買い目と金額を書くだけなので、本当に興味がある人だけが買って欲しい。

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