2024ブルーバードカップ レース考察
ダート競馬改革元年の2024年。3歳重賞戦線も、昨年とは様変わりし、クラシック戦線に中央勢が参戦してくるようになりました。
本日は、そうした改革元年における3歳ダートグレードの第1弾であるブルーバードカップが船橋競馬場にて行われます。
【ブルーバードカップ 船橋1800メートル】
ブルーバードカップは、船橋競馬場ダート1800メートルで行われます。
この時期の3歳馬にとって、1800メートルという距離は、基本的に距離が長く苦しく感じるもの
それだけに、まずは基本的な地力の高さが必須。
加えて、船橋特有の重い砂を走るパワーと、中距離でのスピード持続力が要求されます。
中距離のスピード持続力に長けた血統の一つがミスタープロスペクター系
近3カ年のブルーバードカップでは、2022年の2着ランディスシティ、2021年3着のアムールショコラ、2020年2着のサンスクリットと、3年連続でミスタープロスペクター系のクロスを持つ馬が馬券に絡んでいます。
また、もう一つ注目したい血統が、フレンチデピュティ、クロフネに繋がるヴァイスリージェント系
昨年の優勝馬ロマンスグレーは、母父がクロフネの父でヴァイスリージェント系のフレンチデピュティ、一昨年の優勝馬オークハンプトンも、母父クロフネでヴァイスリージェント系の強い血統構成
ヴァイスリージェント系は高速決着レースに強さを発揮するのが特徴の血統ですが、このスピードに、ダート中距離向きのパワーを補完する配合も、このレースと相性の良さを見せています。
では、それを踏まえて、本日の注目馬を上げてみたいと思います。
【注目馬① バロンドール】
中央ダートでは3戦2勝と、世代上位の力を見せている同馬
新馬戦で負けた相手は、昨年の全日本2歳優駿を制したフォーエバーヤングであり、その相手に喰らい付く競馬を見せている力量を考えても、ここでは力上位の存在と見ることができます。
血統的にもミスタープロスペクターのクロスを持ち、このレースの傾向に合致
ここは馬券圏内の可能性は十分あるのではないかと考えます。
【注目馬② カプセル】
門別で世代トップクラスの実力を見せ、南関東の重賞平和賞で重賞初制覇を飾った同馬
前走の兵庫ジュニアグランプリでは、中央勢の速いペースに苦しみ、失速してしまいましたが、もともと長めの距離を得意としている同馬。距離的にも向かなかった面がある1戦でした。
今回は、少頭数で距離延長と、この馬に向くローテーション
血統的にもミスタープロスペクターのクロスを持つとともに、母父がヴァイスリージェント系のフレンチデピュティで、父がダート中距離適性の高いマジェスティックウォリアーとこのレースの傾向に合致
前走の負けで人気を落とすようであれば、狙ってみたい1頭です。
以上、本日は上記2頭に注目して、レースを楽しみたいと思います。
予想はウマニティで公開いたします。
こちらもご覧いただけますと幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?