2024 兵庫女王盃 レース考察

昨日の川崎記念では、地元川崎のライトウォリアーが見事な勝利

今年から施行時期が4月となり、装い新たなレースとなった川崎記念を地元川崎所属馬が勝利するというのは、なんとも感慨深いものがありました。

関係者の皆様おめでとうございます。

さて、本日は、園田競馬場にて、新設重賞の兵庫女王盃が行われます。

本日は、このレースを検討してまいりたいと思います。

【兵庫女王盃 園田ダート1870メートル】

兵庫女王盃は、園田競馬場ダート1870メートルで行われます。

園田競馬場の特徴は、なんといってもコンパクトな小回りコースであることに加え、直線距離が短いこと

それだけを考えると、逃げ先行馬といった前目につけられる馬が断然有利なように感じます。

しかし、そう単純には考えられないのが面白いところ

園田競馬場の砂は、門別や大井、船橋などと同じ、オーストラリアのアルバニー産の砂を使用しています。

この砂の特徴は、重くパワーが必要になる性質ということ

故に、タフなレースになると、先行勢がバテてしまい、差し、追い込み決着になるケースも見られます。

また、中距離ともなると、重い砂を長く走ることでスタミナを消費する度合いが大きくなりますので、スタミナ、パワーに優れたタイプの血統馬が好走するケースが多いこともまた特徴の一つと言えます。

上級条件ともなれば、その傾向はなお顕著に見られ、昨年、今回と同条件の園田1870メートルで行われた園田金盃、兵庫クイーンカップ、兵庫ダービーの3レースでは、父、もしくは母父が欧州系のスタミナ、パワー血統であるロベルト系の馬のワンツーという結果。

園田中距離の上級条件におけるスタミナとパワーの優位性を物語る傾向と言えます。

では、それを踏まえて、本日の注目馬を挙げたいと思います

【注目馬① サーマルソアリング】

ダート転向後は、4戦4連対と優秀な成績を挙げている同馬

血統的には、父が欧州型でパワー勝負にも強いドゥラメンテ、母父は、一昨年、同じくパワー勝負の中距離重賞である船橋の日本テレビ盃を制したフィールドセンスの父、ストリートセンスの父であるストリートクライ

パワー勝負の中距離戦に適正の高い血統構成は、このレースの傾向にも合致

4歳と今が1番の成長期とも言える上昇度合いを武器に、ここも良い勝負が期待できるのではないかと考えます。

【注目馬② アーテルアストレア】

昨年のレディスプレリュードで重賞初制覇を飾って以降、ダートグレードの常連となった同馬

前走のクイーン賞では、中央のG1でも差のない競馬をしている力をまざまざと見せて快勝と、改めてその地力の高さを見せました。

血統的にも、父が重馬場のダービーを2着し、パワー勝負に適正を見せていたリーチザクラウン、母父も、欧州スタミナ血統であるワークフォースと、こちらもスタミナ、パワー勝負には適した血統

斤量的にも、前走快勝したクイーン賞より1キロ軽い55キロで出走できることも大きなアドバンテージであり、ここでも良い勝負が期待できると見ます。

以上、本日は、上記2頭に注目してレースを楽しみたいと思います。

予想はウマニティにて公開いたします。

こちらもご覧いただけますと幸いです。


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