クラウンカップ レース回顧
少々遅くなってしまいましたが、水曜日に行われたクラウンカップのレース回顧をしたいと思います。
勝ったのはフレールフィーユ。野口厩舎にとって、初めての重賞制覇となりました。
さて、このレースですが、血統的にはかなりのバイアスが見てとれます。
まず、1着から5着までの全ての馬が、ブライアンズタイムの血を持っていました。
そして、1.3.4着馬は全てエスポワールシチー産駒。
ブライアンズタイムはロベルト系の代表とも言える血脈。地方競馬のクラシック戦線では、早い段階での体力面での完成度が優位に働き、ビッグレースでの活躍が目立つ血統です。
加えて、雨が降って力を要する馬場になった川崎は、ブライアンズタイムの血を引く馬にとっておあつらえ向き。
馬場の面での後押しもあったと言えるでしょう。
そして、エスポワールシチー。
同馬は、ゴールドアリュールの後継種牡馬ですが、ゴールドアリュール系は、日本のダートでは、トップクラスの血脈。
アメリカ血統の代表がエーピーインディ系とすると、日本の代表はまさに、このゴールドアリュール系と言えるでしょう。
競馬はレベルが上がるほど、トップ血統の威力が増してきます。
そういう意味では、日本ダートのトップ血統の一つであるゴールドアリュール系の上位独占は、ある意味必然だったかもしれませんね。
ゴールドアリュール系については、今後もう少し掘り下げて検討してみたいので、後々考察をアップしたいと思います。
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