マーキュリーカップ 傾向分析
3連休も最終日。あいにくの雨に見舞われた日もありましたが、各地で熱い戦いが繰り広げられています。
本日の注目は、盛岡夏の風物詩。マーキュリーカップ。
秋のダートグレードへの飛躍を誓う実力馬たちの1戦となります。本日は、このマーキュリーカップの分析を行います。
まずは、いつものように血統面から見ていきたいと思います。
特筆したいのは、実に過去7か年連続で、父サンデーサイレンス系の馬が優勝しているという点です。
また、母父サンデーサイレンス系も3年連続で馬券圏内。
サンデーサイレンス系は、言わずと知れた日本における芝の名血です。
なぜこれほどまでに、芝の名血が活きているのか。それは、盛岡のダートコースが、スピードの出やすい馬場であることに起因します。
特に雨が降るとその高速化は顕著になり、一昨年アルクトスの勝った南部杯では、1分32秒9という芝並みのタイムが出ています。
今回のマーキュリーカップも、雨の影響が残る馬場になる事が濃厚であり、サンデーサイレンス系の血には注目したいところです。
加えて、ダートの本場アメリカ血統の安定的な好走も目立ちます。勝ちこそサンデーサイレンス系に譲っているものの、4年連続で馬券圏内を確保しています。
上に記したように、スピードが出やすい馬場ということもあり、母系にダンチヒやサンデーサイレンス系など、芝のスピードレースに対応出来る血が入っていると、なお好走可能性が高まるといえそうです。
これらを踏まえて、本日の注目馬を上げてみたいと思います。
注目馬① ケイアイパープル
父は本場アメリカのダート王道血統であるエーピーインディ系のパイロ。母父は、芝のG1馬を輩出しているシーキングザゴールド
高いダート適正と芝のスピードを兼ね備えた血統であり、ハナを主張したいメンバーが多い中で好位からレースを進められるアドバンテージもありそうです。
注目馬➁ ノーヴァレンダ
父はサンデーサイレンス系の中でも特にスピードに秀でたダイワメジャー。母父も高速決着に強いクロフネ。同型が多いメンバー構成だけに、先手を取れるかがカギになりますが、血統的にこのレースへの適性は高そうです。
注目馬③ エルデュクラージュ
ノーヴァレンダと対照的に、父がクロフネで、母父がサンデーサイレンス。血統的にも高速決着への対応は可能であり、且つ好位から足を伸ばせるタイプで、前に行きたい馬が多いメンバー構成の中では、脚質のアドバンテージもありそうです。
本日は、以上の3頭に注目して見たいと思います。
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