2024ルーキーズサマーカップ レース考察
まだまだ厳しい暑さが続く今日このごろ
引き続き体調に注意しながらの生活が続きそうですね。そのような中でも競馬開催にご尽力いただいている関係者の方々に感謝しながら、1レース1レース楽しんでいきたいものです。
さて、本日は、浦和競馬場にて、2歳重賞のルーキーズサマーカップが行われます。
今回は、このレースを分析してまいりたいと思います。
昨年より重賞競走として実施されることになったこのレース。故に、サンプル数は少ないのですが、それでも血統的にはかなり特徴的な傾向が見て取れます。
昨年馬券圏内に入った馬の血統を見てみると
1着
アムクラージュ(父ホッコータルマエ 母父キングヘイロー)
【欧州キングマンボ系×欧州ノーザンダンサー系】
2着
ビッグショータイム(父ワールドエース 母父キングカメハメハ)
【日本ディープインパクト系×欧州キングマンボ系】
3着
ポッドマーフィー(父タリスマニック 母父ワークフォース)
【欧州ノーザンダンサー系×欧州キングマンボ系】
実に上位3頭全てが、キングマンボ系の血を持っています
さらに、重賞格上げ前の一昨年のレースでも
1着
ポリゴンウェイヴ(父ヘニーヒューズ 母父キングカメハメハ)
【米国ノーザンダンサー系×欧州キングマンボ系】
2着
ニッショウミライ(父グランデッツァ 母父キングズベスト)
【日本サンデーサイレンス系×欧州キングマンボ系】
3着
チハヤ(父ミッキーロケット 母父ネオユニヴァース)
【欧州キングマンボ系×日本サンデーサイレンス系】
なんと一昨年のレースでも父、もしくは母父キングマンボ系が上位3頭を独占
まさに、キングマンボ系に優位なレースであることが見て取れます
キングマンボ系は、主に中距離以上のスピード持続勝負において力を発揮する産駒が多いことが特徴の血統
今回の舞台1400メートルは、マイル以下の距離でありますが、馬体の完成されていない2歳馬にとっては、中距離に匹敵する負荷のかかる距離であり、どちらかといえば中距離的な要素が問われる舞台
故に、キングマンボの血が活きる舞台となっていると言えそうです
それでは、そのことを踏まえ、本日の注目馬を挙げたいと思います。
【注目馬 オニアシ】
父は、先述のキングマンボ系であるホッコータルマエ
ホッコータルマエ産駒は、3歳夏あたりから一気に成長するタイプが多いことが特徴ですが、ヒーローコールのように2歳時からスピード能力の高さを見せて活躍する特殊なタイプも存在します
オニアシは、血統的にはそれほど適正があるとは言い難いスーパースプリントの800メートルを快勝し、その前のレースよりも走破タイムが一気に1秒近く縮まった前走でも勝ち馬とタイム差なしの2着と好走しており、早い時期から走れるタイプである可能性がありそう
2歳のスピード競馬に対応できるホッコータルマエ産駒は、基礎能力が高いタイプが多く、ここでも上位争いが可能ではないかと見ます
以上、本日は、オニアシに注目してレースを楽しみたいと思います。
予想はウマニティにて公開いたします。
こちらもご覧いただけますと幸いです。