2024ユングフラウ賞 レース考察

2月とは思えない暖かさが各地で見られて先週の日本列島

一足先に春が早くもやってきたような陽気に戸惑った方も多いかと思いますが、一転本日はグッと気温が下がり、冷え込む1日となっています。

寒暖差が大きい環境では、体調も崩しやすくなりますので、体調の維持に気をつけたいものですね。

さて、本日は、クラシック第1段桜花賞の前哨戦。ユングフラウ賞が行われます。

若き乙女たちの戦い。本日は、このユングフラウ賞検討してまいりたいと思います。

【ユングフラウ賞 浦和ダート1400メートル】

ユングフラウ賞は、浦和競馬場ダート1400メートルで行われます。

まずは、過去5年のラップタイムを見てみましょう。

2023年
11.8 - 10.9 - 12.9 - 13.8 - 【※12.9 - 13.7 - 13.7】

2022年
12.2 - 11.5 - 12.3 - 13.4 - 【※12.0 - 13.4 - 14.0】

2021年
11.9 - 11.2 - 13.7 - 13.8 - 【※12.3 - 12.9 - 13.7】

2020年
12.1 - 11.8 - 12.1 - 12.7 - 【※12.0 - 13.4 - 14.1】

2019年
12.1 - 12.0 - 12.4 - 12.8 - 【※12.0 - 13.2 - 14.1】

米印の部分を見てもらうとわかりますが、このレースは、800メートルから600メートルに欠けての勝負どころで一気にペースが上がったのち、1ハロンごとに減速ラップに拍車がかかっていくラップを刻む傾向の強いレース

若い乙女たちの戦いという名前とは裏腹に、バテた馬から脱落していく、まさにサバイバルレースの様相を呈しているのが、このユングフラウ賞になります。

このようなダートのサバイバルレースに強いのが、アメリカ血統

過去5年間で馬券圏内に絡んだ15頭中、実に11頭が父米国系。

昨年に至っては、上位3頭全てを、父アメリカ系の産駒が独占という相性の良さを見せました

アメリカ競馬は、スタートからトップスピードに乗せ、そのトップスピードをいかに最後まで持続させることができるかが問われるレース形態。

まさに、このユングフラウ賞で問われることとなる、「最後まで気持ちを切らさず、タフにバテずに我慢して走り切る力」の高い血脈が生き残り、繁栄してきたという背景があります。

そうしたアメリカ血統のストロングポイントが活きるのが、このユングフラウ賞の舞台と言えるでしょう。

それを踏まえ、今回の注目馬を挙げてみたいと思います

【注目馬① スティールマジック】

道営で3勝を挙げ、ダートグレードエーデルワイス賞ではJRA勢相手に2着と、この世代トップクラスの力を見せている同馬

血統的にも父が米国系で、淡々とした流れの持久力勝負に強いエーピーインディ系のマジェスティックウォリアー

マジェスティックウォリアー産駒は、先月のニューイヤーカップを制したギガースや、一昨年のこのレースを制したスティールルージュなど、浦和の持久戦との相性の良い血統でもあり、ここでも好勝負が期待できる一頭と見ます

以上、今回はスティールマジックに注目してレースを楽しみたいと思います。

予想はウマニティにて公開いたします。

こちらもご覧いただけますと幸いです。


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