2024クラウンカップ レース考察
今年から川崎記念が4月に移行となり、連続重賞開催となる今回の川崎開催
明日は川崎競馬場にて、重賞第一弾、クラウンカップが行われます。
過去には、東京ダービーを2着に好走し、その後の重賞戦線で活躍を見せているマンガンや、いまや南関東重賞の常連となっているギガキングが巣立っていったレース。
本日は、このクラウンカップを検討してまいりたいと思います。
【クラウンカップ 川崎1600メートル】
クラウンカップは、川崎競馬場の1600メートルで行われます。
まずは、近年のラップタイムを見ていきたいと思います。
2023年
12.3 - 11.7 - 12.4 - 13.7 - 12.5 - 13.5 - 14.5 - 13.9
2022年
12.1 - 12.1 - 13.1 - 14.1 - 11.6 - 12.8 - 13.3 - 13.5
2021年
12.2 - 11.7 - 12.9 - 13.8 - 11.7 - 12.8 - 13.3 - 13.2
ラップタイムを見てみると、レース中盤で一気にペースが上がったのち、ラストの600メートルをどれだけ減速せずに極力スピードを持続させながら走り切るかが問われるレースになる傾向があると言えるでしょう。
終いのトップスピード持続力勝負を得意とするのはやはり、いかにテンからトップスピードに乗り、そのスピードをゴールまで持続させるかという種類の能力が重要視されアメリカのスピード血統
そのような力が、このクラウンカップの舞台でも活かされる傾向がありそうです。
加えて、3歳の上級条件ということで、先にふれたスピードの持続力に加えて、どれだけ馬体やレース運びが完成しているかという、競走馬としての完成度の高さが求められます。
早いうちから活躍できる血統構成であることも、このレースでは重要なポイントになりそう。
それを踏まえて、血統の傾向について見ていきたいと思います。
注目したいのは、ストームバード、フォーティナイナーの血です。
ストームバード系は、スピード能力が高いことに加え、馬体の完成が早く、2.3歳の早い時期から活躍する産駒が多いことが特徴
そして、フォーティナイナー系は、スピードの持続力に優れ、一旦トップまで上げたスピードを、長く保ったまま走り切る能力に長けた血統。
2020年のこのレースでは、上位3頭がいずれもフォーティナイナーの血を持つなど、この舞台への適性が高いと考えられます。
それでは、以上のことを踏まえて、今回の注目馬を挙げてみたいと思います。
【注目馬 ライゾマティックス】
ライゾマティックスは父母父がフォーティナイナー系のDistorted Humor、さらに、父方にストームバードを内包しており、ストームバード、フォーティナイナーのどちらも持つ血統構成
加えて、母父もアメリカスピード競馬において、トップレベルのスピード持続力を持つダンチヒ系のWar Front
スピードの持続力に長けた血統構成は、このレースの傾向に合致
前走のネクストスターでは、勝ったギガースにプレッシャーをかけられたことも影響して終い失速しましたが、血統背景に加え、厳しい競馬を経験したことがこの舞台でも活きる可能性があり、巻き返しが期待できそうと考えます。
今回は、ライゾマティックスに注目してレースを楽しみたいと思います。
予想はウマニティにて公開いたします
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