ローレル賞 レース分析
あっという間に11月に突入し、肌寒さも増してきた今日この頃ですが、今日も各地で熱い戦いが繰り広げられています。
中でも、川崎競馬場では、明日、明後日と2日続けての重賞開催ということもあり、寒風吹きすさぶ中でも熱気むんむんといった印象です。
本日は、その2日連続重賞の1戦、ローレル賞を分析していきたいと思います。
【血統傾向】
ローレル賞は1600メートルで行われます。2歳馬のレースとしては、それほど開催数が少ない距離であり、多くの馬が初めて経験する距離になります。
2歳戦は、短距離戦がほとんどであり、1600メートルはこの時期の馬にとっては、長く感じることでしょう。
それを考えると、ダートの中長距離に実績のある血統を狙いたくなりますが、過去3カ年の傾向を見てみると、必ずしもそうとは言えないのではないかという疑問が浮かんできます。
まず、過去3カ年の1.2着馬は、すべて1200メートル以下のレースを逃げ、もしくは2番手につけて勝った経験がありました。
そして、血統的にも
2021年
1着 スティールルージュ(母父ボストンハーバー)
2着 プラチナブライド(母父スウェプトオーヴァーボード)
2020年
1着 ケラススヴィア(父サウスヴィグラス)
2着 セカイノホシ(母父キングヘイロー)
2019年
1着 ブロンディーヴァ(母父サクラバクシンオー)
2着 ルイドフィーネ(父サウスヴィグラス)
と、いずれもスプリントG1で実績のある種牡馬を父、もしくは母父に持っています。特に、サウスヴィグラス、スゥエプトオーヴァーボード、ボストンハーバーなど、アメリカ型の血脈が目立つことも特徴でしょう。
この傾向を踏まえると、ローレル賞は、距離こそ1600メートルですが、レースの質的には、むしろスプリントで先行して勝てるようなスピードタイプの馬に有利なレースと言えるかもしれません。
それを踏まえて、注目馬を挙げたいと思います。
【注目馬① ポーチュラカ】
父はアフリート産駒でJBCスプリントや東京盃、クラスターカップなど、ダートスプリントで活躍したバンブーエール。
母父はやはりスプリントG1の高松宮記念を制したアドマイヤマックス
父が米国型スプリント血統に母父もスプリント血統と、過去の傾向にマッチします。
加えて、前走のゴールドジュニアーでは、リベイクフルシティやポリゴンウェイヴといった強豪相手に、新馬戦を勝ってすぐの1勝馬の立場ながら先行して食らいつき4着と、力のあるところを見せました。
人気はなさそうですが、血統構成と前走内容から狙ってみたい1頭です。
【注目馬② サーフズアップ】
父はブリーダーズカップスプリントを制したドレフォンで、米国型のスプリントに対応できる血統。
デビュー2戦目では、スタートこそ3番手につけましたが、その後早々と先頭に躍り出て快勝と先行力のあるところも見せています。
こちらもこの舞台への適性がありそうな1頭です。
今回は、上記2頭に注目してみたいと思います。
予想はウマニティプロ予想MAXにて公開いたします。よろしければ、そちらも是非ご覧ください。