2024報知グランプリカップ レース考察
昨日行われた新生ブルーバードカップは、JRAのアンモシエラが最後の最後で差し切って見事重賞初制覇
この舞台にしっかり照準を合わせ、目一での仕上げで臨んだだけあり、見事な走りでした。
これで、羽田盃への優先出走権を獲得した同馬。今後のダートクラシック戦線でも目が離せない1頭となりました。
さて、その興奮冷めやらぬ本日は、そのブルーバードカップと同じ舞台で、古馬の重賞報知グランプリカップが行われます。
ギガキングの3連覇がかかるこのレース。新興勢力の台頭があるのか、それともギガキングが返す刀で3連覇を達成するのか、本日はこのレースを検討してまいりたいと思います。
【報知グランプリカップ 船橋ダート1800メートル】
報知グランプリカップは、船橋競馬場ダート1800メートルで行われます。
船橋競馬場は、スパイラルカーブの影響で、スピードに乗ったまま直線に入り、馬群がバラけるため、比較的差し、追い込みが決まりやすいのが特徴
加えて、砂が深く、重いため、それに対応するためのパワーも必要になります。
重い馬場に負けないパワーを有し、なおかつ終いの伸びを武器にする血統と言えば、欧州系のダンシングブレーヴや、グレイソヴリンの血脈
実際、2連覇中のギガキングは、ダンシングブレーヴを父に持つキングヘイロー産駒。2021年2着のリンゾウチャネルも、父のモンテロッソがダンシングブレーヴを内包していました。
また、グレイソヴリン系に関しては、2021年1着、2022年3着と、このレースとの相性の良さを見せたゴールドホイヤーが、グレイソヴリン系のトニービンを内包するトランセンドの産駒、昨年3着のロードゴラッソも、同じくトニービンを内包するハーツクライ産駒と、その相性の良さを見せています。
報知グランプリカップにおいては、ヨーロッパ型の末脚の伸びを強調する血脈が有効と見てとれます。
では、それを踏まえて、本日の注目馬を挙げたいと思います。
【注目馬① ギガキング】
やはり、ここでギガキングは外せない1頭というのが最終見解
これまでの実績は文句なく、血統的にもこのレースとの傾向に合致
苦手な大井から大得意な船橋コースに変わるローテーションも追い風であり、ここは良い走りが期待できそうです。
【注目馬② スワーヴアラミス】
相手の一番手に評価したいのは、スワーヴアラミス
なかなか勝ちきれないものの、昨年は南関東各場の重賞で安定して好走
JRA勢を相手にした日本テレビ盃では、世界のウシュバテソーロに喰らい付いて3着と、その力量を改めて示しました。
血統的にも、父がグレイソヴリン系のトニービンを内包するハーツクライ、そして、母父も欧州最高峰の血であるサドラーズウェルズを父に持つSligo Bayで、欧州血統と相性の良いこのレース傾向に合致
ここでも良い走りが期待できそうな1頭です
以上、本日は上記2頭に注目してレースを楽しみたいと思います。
予想はウマニティにて公開いたします。