JBC2歳優駿 レース分析と考察

いよいよ日本ダート競馬の祭典、JBCがやってまいりました

今年は初となる佐賀での開催

各地の競馬を盛り上げていくという意味合いが、開催の一つでもあるJBCですが、ここからさらに佐賀競馬が盛り上がっていく一つの契機となればいいですね

さて、本日ですが、そのJBC4競走の中から、JBC2歳優駿を取り上げて、レース分析を行ってまいりたいと思います。

【JBC2歳優駿 門別ダート1800メートル】

昨年の覇者、フォーエバーヤングは、その後ケンタッキーダービー、ブリーダーズカップクラシックで活躍する名馬へと飛躍を遂げました。

偉大な先輩に続けと、今年も素質馬が集ったこのレース

レースの特徴としては、やはり門別の砂を絡めて考えなければならないでしょう

門別の砂は、大井や金沢同様、オーストラリア産の白砂

この砂は、他の砂に比べて重いことが特徴で、殊更にパワーが要求されるのが特徴

特に、成長途上の2歳馬にとっては、かなり過酷なパワー、スタミナ比べになるのが特徴といえます。

通常、2歳、3歳の重賞や上級条件では、仕上がりが早く、ダート適正の高さを見せるアメリカ血統が優勢となることが多いものですが、こと門別では、ダート一辺倒のスピードだけでは、最後の一踏ん張りが効かないというケースも見られます。

昨年のこのレースでは

実際、昨年のこのレースでは、2、3歳のダート上級条件の王道血統である、シニスターミニスター産駒のブラックバトラーや、同じく王道血統であるヘニーヒューズ系のアジアエクスプレス産駒のパッションクライなどが力を発揮できませんでした

逆に高い適正を見せたのが、サンデーサイレンス系

1着がリアルスティール産駒のフォーエバーヤング、2着がキズナ産駒のサンライズジパングと、サンデーサイレンス系種牡馬である2頭のワンツーフィニッシュ

リアルスティール、キズナともに、父のディープインパクトからはヨーロッパの重い芝を走るパワーとスタミナ、そして、母方からはダート適正を高めるストームキャットの影響力を受け継いでいるタイプであり、アメリカ系のダート適正と、ヨーロッパ系のパワー、スタミナのバランスが取れたタイプの産駒を輩出するタイプ

そのことを踏まえると、ダート適正とともに、重い馬場を走る適正が受け継がれている血統構成を持っていることが、このレースのポイントになると言えそうです

それでは、そのことを踏まえて、本日の注目馬を挙げたいと思います。

【注目馬① グランジョルノ】

父ゴールドドリームは、地方ダートの上級条件において、王道といわれる米国エーピーインディ系やストームキャット系と双璧をなすゴールドアリュール系

そして、母父は、サンデーサイレンス系の中でも、起伏の激しいコースなどヨーロッパ血統が得意とするコースやレースで力を発揮する傾向の強いネオユニヴァース

ダート適正と、パワー、スタミナのバランスにおいて、JBC2歳優駿の傾向には合致していると見られます。

また、今回はメンバー的にも前に行きそうなタイプが多く、差しに構えて勝負どころで末脚を活かすレースが出来ることも好印象

展開も味方しそうであり、馬券圏内の可能性は十分あると考えます。

以上、本日は、グランジョルノに注目して、レースを楽しみたいと思います。

予想はウマニティにて公開いたします。

こちらもご覧いただけますと幸いです。


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