ヴィクトリアマイル
【全頭所見】
①ラヴズオンリーユー Mデムーロ
昨秋はエリザベス女王杯1戦しか使えず、日本〜ドバイ間往復を挟んでの中6ヶ月半。いくらしがらきできっちりケア・仕上げしているだろうとはいえ、不安は否めない。また、前走のエリ女も決して弱くはなかったがセンテリュオをかろうじてクビ差凌いでの3着だったことを考えると、ここで1番人気から離れた2〜3番人気であっても過剰人気気味と言えるのでは。
②ビーチサンバ 福永
大敗のオークス以外は、常にそれなりに走っているが、何か一つ足らずに勝ち負けがなかなか出来ていない印象。前走も前々走も最後まで懸命に伸びてはいるが。
ただ、東京マイルは人馬ともに得意舞台。ただでさえ好枠であるところ、土曜の雨が日曜日に内側から乾いていくとなると更に有利になることも考えられる。馬場が渋ったままでも相対的にはプラス。
先週ギルデッドミラーでやってみせたように好位内側に潜り込めば、馬券内は狙えそう。
③シャドウディーヴァ 池添
左回り(というか東京)での成績はきわめて安定している。唯一馬券外だったオークスでも抜けた2頭には離されたが、クロノジェネシスと3着争いをしており十分好走と評価できる。
とりわけ光っていたのは、前々走の東京新聞杯でプリモシーンに迫った2着。ただ、後方からのレースになりながらも巧みなコーナリングで真骨頂のイン付きを決めた岩田騎手の好騎乗があったことと、プリモシーンより2㎏軽ハンデだったことには留意が必要。
④シゲルピンクダイヤ 和田
ここのところゲートに入るのを嫌がるようになり、先入れ(先っぽだけ入れさせての略ではない)される対象に。入ってしまえば駐立やスタートが悪いわけではないのだが、3歳時の輝きは鳴りを潜め、前走はついにシンガリ負け。
もう走る気をなくしてしまったのかと心配になるレベルだが、裏を返せば気持ちさえ戻ればと見ることも可能。前年の桜花賞2着・秋華賞3着馬をこの人気で買えるのならと、復活に賭ける手もありかもしれない。
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