ブロスタ世界一決定戦 2022 / BSWF22 大会後レポート
こんばんは、バケホクです。今回は、先日行われたブロスタ世界一決定戦 2022 / Brawl Stars World Finals 2022 の大会後レポートをお伝えしていきます。
大会概要
まずは、今回の大会の概要をおさらいしていきます。
詳細については、大会前に投稿した観戦ガイドをご覧ください。
以下は、観戦ガイドの3分で分かる!ブロスタ 世界一決定戦 2022の引用となります。
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今年のブロスタ 世界一決定戦 2022は、世界中のプレイヤーが集い、世界一を決める公式世界大会です。ブロスタは、地域ごとでサーバーが分かれているため、世界中のプレイヤーが一堂に会する貴重な大会です。昨年と同様、世界中から16のチームが、参加します。
・「ブロスタ 世界一決定戦 2022」
・日時 2022年11月25日 ~ 27日
日本時間 25:00 ~(最終日のみ22:00 ~)
・会場 パリ ディズニーランド
・出場 各地域予選を突破した16チーム(詳細は後述)
・形式 シングルエリミネーション / BO5 (決勝のみBO7)
・賞金 総額$1,000,000(優勝 $400,000)
出場チーム数は、各地域でそれぞれ決まっており、以下の通りとなっています。
日本からはEAST ASIAの代表として、ZETA DIVISION ZERO と ZETA DIVISION ONEの2チームが出場します。
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結果まとめ
今大会の結果は、ZETA Division ZERO、そしてZETA Division ONEが決勝で、直接対決になり、ZETA ONEが優勝、ZETA ZEROが準優勝という、Supercellタイトルでは初の日本チームによるワンツーフィニッシュとなりました!
トーナメントの最終結果はこちら
各マッチの結果
ここからは各マッチを詳しく見ていきましょう。
(各マッチにYoutubeの配信リンクが添付されていますが、再生するとその場面から再生されるよう設定されてあります。)
初戦
- 初戦(ZETA ONE)VS Chasmac Gaming EU
まずは、ZETA ONEがChasmac Gaming EUと対決しました。初めのノックアウトで先制点を取るも、その後のエメラルドハントでセットを取り返されてしまいます。その後、ホットゾーン、強奪と2連続でセットを取り、勝利となりました。
・ホットゾーンでのSitetampoカール無双
Sitetampo選手のカールがガスの必殺技を受け取り、敵を次々となぎ倒していったと思ったら、再び暴れていく驚愕の幕開けとなりました。
(https://youtu.be/X_-dR5MvC94?t=3130)
- 初戦(ZETA ZERO)VS Chasmac Gaming BR
初戦は、Chasmac Gaming BRとの対戦。最初の2セット、ブロストライカーと強奪をいきなり、連取されてしまったZETA ZEROでしたが、そこから2セット取り返し、そこから初戦唯一のフルセットまでもつれ込みました。そしてさらに、ラストのノックアウトでも最終ゲームまで行われ、最後は、Tensai選手、Achapi選手の土壇場の連携力を見せつける形で、見事勝利を収めました。
・驚愕の連携!Tensaiジャネットを支えるAchapiジーン
いきなりエリザベスに撃ち抜かれ、追い打ちをかけるようにオーティスがガジェットを展開し、ピンチになったかと思われました。その時、Tensai選手が攻めの姿勢でエリザベスに攻め寄り、エリザベスを撃破。続けて、オーティスのガジェットを咄嗟のガジェット設置で、かわし連続撃破をしてしまいました。その中で、常にAchapi選手のジーンが回復や通常攻撃、ガジェットでの追撃を合わせ、二人ともHPが500を切る瞬間ありながらも耐えきるスーパープレイでした。
(https://youtu.be/xX78VMfL3Rg?t=7220)
- 初戦(その他)STMN VS AC Milan Qlash
ZETA以外のマッチで最も熱かった名プレイは、AC Milan Qlash vs STMNのブロストライカー。最後、延長戦終了間際に、スパイクの必殺技内で動けない中で2人の必殺技シュートで、まさかのスーパーシュート!Day1の中で1番の歓声が上がりました。
準々決勝
- 準々決勝(ZETA ONE)VS Reply Totem
第1セットのエメラルドハントでは、Reply Totemのジーンに翻弄され、落としてしまいましたが、その後のホットゾーン、ブロストライカー、強奪では見事3連勝を決め、勝利しました。
・圧倒的防衛力をも崩す、足並み揃った打開
お互いゾーンを40%近く取りながら、Reply Totemがゾーンを占拠し、打開しなければならないシーン。クロウのガジェットと、Maxの必殺技で機動力の差を生み出し、相手に下がらざるを得ない状況を生み出し、そこへメグの必殺技でなぎ倒していく見えいても、非常に気持ちのいい打開となりました。
(https://youtu.be/Js4fWq_E0F0?t=2157)
- 準々決勝(ZETA ZERO)VS Tribe Gaming EU
初戦とは打って変わって、第1セットと第2セットを連取し、調子を取り戻したZETA ZERO。第3セットのブロストライカーで敗北してしまったものの、第4セットではお得意のエメラルドハントで、確実に勝利をつかみ取りました。
・試合の流れを操るゲームメイク力
相手のTribe EUが8ビット、ストゥー、リコという打ち合いが強い編成の中、ZETA ZEROは、ポコMAXにペニーという変則的な編成。しかし、いざ始まると、ポコがミッドのMAXをサポートしながら一時的に強引な前線上げをして、その間にMAXがエメラルドを回収する作戦を見事に決めました。ポコがデス前提で強引に前線を上げ、復活まではペニーが必殺技の大砲で前線を維持するという深く考えられた編成で試合の流れを見事にコントロールしていました。
準決勝
- 準決勝(ZETA ONE)VS STMN
STMNを相手にした準決勝、まずは第1セットエメラルドハントは安定した立ち回りで勝利。そのまま、第2セットも見事な打ち合いで勝ち取りました。しかし、第3セットのノックアウトでは、STMNが本領を発揮し、取り返されてしまいます。そんな中の第4セットでは、初戦STMNが勝利したが、その後2連勝を果たし、決勝進出を決めました。
・パーフェクトゲーム!メグの圧倒的ゾーン防衛
開始早々、ポコとメグの華麗なエイムと避けで前線を一気に押し上げ、ゾーンを獲得しました。そこからメグの必殺技で完全に抑え込み、メグの必殺技が終了しても、ポコのサポートとMoyagoku選手自身の見事な立ち回りであっという間に、ロボが復活。終始押し切って、相手にはなんと1%しか踏ませず、パーフェクトゲームとなりました。
- 準決勝(ZETA ZERO)VS Tribe Gaming NA
ZETA ONEが決勝進出を決め、いよいよ決勝ダブルZETAが現実味を帯びてきた中のVS Tribe EU戦。まずは第1セット、ホットゾーンは、得意の前線維持を決め、勝利。その後、第2セットのノックアウトではセットを奪われてしまうものの、そこから2セット連取し、見事、決勝ZETA ONE vs ZETA ZEROを実現させました。
・終わらない攻め!ダブルタンクの攻撃は最大の防御
ここを勝てば決勝進出が決まるという状況での強奪。相手はリコ・カール・ゲイルという順当な中遠距離キャラを選出するが、ZETAはここで今大会初登場のブル、そこにダリルとEmzという予想外の編成を当ててきました。
どうなるかと思いきや、Kuru選手のブルが見事な避けでリコをもろともせず、金庫へ突撃。ゲイルにカウンターされないように、ダリルが続けて突撃し、Tribe EUが防衛しきって、攻撃しようとした頃には2人とも前線へ復帰し再び攻めあがるという攻撃ターンをループさせつづけました。Tribeに攻撃をさせない立ち回りが刺さって、勝利となりました。
決勝 ZETA Division ONE VS ZETA Division ZERO
世界初、一つのプロチームでワンツーフィニッシュという我々もよく分からない状況となってしまいました。もうここまで来ると、いつものマンスリー決勝と同じで、選手から笑顔が見えました。まずは、ブロストライカーでの勝負となり、ZETA ZEROが堅実な立ち回りで先制しました。その後、賞金稼ぎでは、ZETA ONEが持ち前の爆発力で盤面をひっくり返し、取り返しました。そこからはエメラルドハント・強奪・ホットゾーンとZETA ZEROが世界トップレベルの立ち回り・連携を見せ、優勝を勝ち取りました!
特に盛り上がった試合として、強奪を挙げていますが、決勝に関してはぜひ全試合ご覧ください!これが世界最高峰の戦いです。
・まさかのピックからの逆転劇、これが世界のTensaiバズ!
ZETA ONEがBANと合わさって、最強と化したコレットを選択、そんな中でのZETA ZEROラストピックはまさかのバズ。初めのセットを奪われてしまうが、その後の2セットはKuru選手のイヴが見事な対面力で地道に削り、バズがコレットに無理やり必殺技を使わせることで、金庫に対して使わせない今大会屈指の名戦術を決め逆転勝利となりました。
今大会のベストバウト
バケホク個人としては、特に熱くなったのは決勝の強奪です。もちろんメンバー各々の技量も素晴らしいのですが、コレットに金庫への削りをさせない頭脳戦で勝利を勝ち取ったTensai選手の采配に感動しました。
優勝インタビュー
決勝直後と、大会後にZETA ZEROへインタビューがされました。初戦でフルセットまでかかったのは、やはりこのチームでの初めてのオフライン大会ということで調子が優れなかったということでした。そこからは安定したZETA ZERO本来の強さが見れて良かったです。
決勝直後のインタビュー
後日行われたインタビュー
大会データ
大会全体のBan Pick(@HARU_EmzDm)
ZETAのBan Pickを基にしたTier表(@AshClashYT)
来年にむけて
来年のブロスタチャンピオンシップ
注意:これらは暫定の情報で正式に決まったルールではありません。
来年の1,2月に正式なルールが発表される予定です。
来年のブロスタチャンピオンシップは、まず一番大きな変更点として、世界一決定戦の出場枠が4チーム減り、12チームとなります。そして次に、ラストチャンス予選(LCQ)というフェーズが追加されます。
まず、各地域内でいくつかのサーバーごとにマンスリー予選・決勝が行われる予定です。そして、マンスリー決勝が全て終了後、各サーバーの上位チームはWF Slots(確定出場枠)、その後に残ったチームの中で上位チームがLCQ Slotsを獲得します。日本の東京サーバーの場合、1位が確定出場枠、2,3位がLCQヘの出場枠を獲得します。
そして、LCQの出場枠を獲得した世界の16チームがオフラインで戦い、トップ4チームが世界一決定戦へ出場することができます。
つまり、東京サーバーでは最低1チーム、最大3チームが世界一決定戦へ出場する可能性があります。
また、こちらも詳細未定となっていますが、来年の世界一決定戦は今年採用したシングルエリミネーションではなくなるそうです。
出場チームを削ることで、スイスドローや姉妹ゲームのクラクラ・クラロワで採用されているダブルエリミネーションのような、競技性の高いルールを採用できるようになると予想されます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!よろしければ、Twitterのフォローもよろしくお願いします。
来年の世界一決定戦で再び日本勢が活躍することを願って、ブロスタ4周年を祝いましょう!それでは、よいお年を!