春眠系クラシックHip-Hop
『春眠暁を覚えず』
お外はぽかぽか、気温も丁度良い。
窓を開けて過ごしていると干している洗濯物の柔軟剤の香りと陽気が心地よく、いわゆる"dazed"なカンジでいつの間にか寝てた____。
そんな春の微睡みの最中ようなHip-Hopトラックを5曲紹介します。
ブロンクスの伝説のクルー、D.I.T.C.のメンバーである
2人のセカンドアルバム『Goodfellas』からこの曲。
"Watch your spot, 'cause if you sleep you'll get got"
R氏に言わせると「寝首を搔かれんようにGet Busy」ですね。
かつてEMINEM氏とBeefを繰り広げたNew Jersey出身のMC、Miilkboneの曲。
収録アルバムの『Da' Miilkrate』に関しては"Keep It Real"と"Where'z Da' Party At"が有名ですが、
このアルバムは1曲目のインタビューから最後まで通して最高の出来です。
Brand Nubianのフロントマン。
私が90年代のファットスタイルファッションにハマったのはこの人がキッカケでした。
Grand Pubaの棘の無い柔らかい声とJazzyなトラックが安らぎを与えてくれますね。
収録アルバム『2000』のランボルギーニ・カウンタック、めちゃめちゃカッコイイ…
洋楽を聴き始めたキッカケはこの人たちでした。
※とは言ってもFergieが加入した後の曲ですが…
かつてEazy-EのRuthless Recordsに所属していた彼らが大手・Interscopeに移って出したファーストアルバム『Behind The Front』からこの曲。
私のように2000年代後半の曲からBEPを知った人からすると「あれ!?」と思いますよね。
眼帯・ブリンブリン・剃り込みで有名(?)なSlick Rick氏のサードアルバム『Behind Bars』からこの曲。
曲のタイトルの通りちょうど服役中にレコーディングした曲らしく、MVでは刑務所内の凄惨な事情の描写とは裏腹に心地良いトラックでラップしているギャップもイイですね。
近年「Lofi」という総括的なジャンルが大流行りしたことによって能動的に曲を掘らなくても手軽に音楽(ジャンル)に触れる事が出来るようになりました。
もちろんこれは悪い事ではなくて、作る側・聴く側にとって素晴らしい事ではありますが、
そのジャンルの基盤を作り上げた人たちが当時のサウンド技術だけでどのような曲を作っていたかを知るのも大事なのかなと思います。
素敵な曲を見つけて、たくさん眠りましょう!
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