まいにちグライム/230804
Mandem - Giggs, Diddy
UKヒップホップの重鎮・GiggsとNYヒップホップの重鎮・Diddyのコラボがリリースされました。
ヤバいですね。
彼らのリンクアップはこれが初めてではなく、2022年にメッシのインテルマイアミのデビュー戦でDJ Khaledらとともに会合したり、GiggsがDiddyにイギリス英語のアクセントを教えたりと付き合いが長いようです。
ここで、これまでのUK・USリンクアップを振り返ってみましょう。
まず直近でいくとやはりCentral Cee × DrakeのOn The Radar Radioのフリースタイルセッション。
ホストのGabe Pが前説しているときのCentral Ceeの死んだ顔が話題になってましたね。
その前だとNLE Choppa × Russ Millions。
二人でスニーカーショッピングの企画にも出演。
Russの決めゼリフ(?)「Shottaaaa」が出るとNLE Choppaは爆笑。
JNR CHOIの"TO THE MOON(Drill Remix)"にニューヨークのG Herboがフィーチャリング。
個人的にこの曲はUK Drillの中で5本の指に入るくらい好きです。
Aitch × AJ Traceyの"Rain"はあの『Tay Keith, fuck these n***az up!』のプロデューサータグで有名なTay Keithがビート提供。
そしてやはりA$AP Rocky × Skeptaの"Praise The Lord"、"Ghost Ride"。
この曲だけでなくA$AP Mobとグライムアーティストのリンクアップは数曲リリースされており、A$AP Nast × Skepta・D Double Eの"Ladies Hit Squad"やSkepta × Young Lordの"It Ain't Safe"。
また、Kanye Westが2015年のBRIT Awardsで"All Day"をSkeptaやJammer、Novelist、Krept and Konanらとパフォーマンス。
その数年前にChipはT.I.のGrand Hustle Recordsと契約しており、『Transition』のアルバムに収録されている曲の客演はほぼUSのアーティスト。
Chipと並んでTinie Tempahも同様に、『Demonstration』のアルバムで2 ChainzやBig Seanをフィーチャリング。
そして今回のDiddyですが、実は過去にUK、というかグライムでのリンクアップをしております。
Diddy Dirty Money(DiddyとR&BアーティストのDawn Richard・Kalenna Harperのユニット)の"Hello Good Morning"のグライムリミックスにSkeptaが参加しており、そこからGiggsまで約13振り、といった感じです。
UK固有の文化、US固有の文化も面白いですがそれらが混ざった化学変化を楽しむのもたまにはいいですね。
取り上げたのは僕が知っている・印象に残っているもののみなので他にもあると思いますが、
「いやコレ忘れてるぞ!」とか「こんなんもありますねん」などあればぜひ教えてください。
それでは。TRKでした。