ラジオの友は真の友
TBSラジオで放送されている「問わず語りの神田伯山」というラジオ番組は、「子供の頃、私にとってラジオは大人の本音が聞ける場所でした。(中略)人に届く本音、言葉を選んだ本音を聞けるのは、私にとってラジオだけだったと思います。」と始まる。
この文言、私が深夜ラジオに始めて出会ったときの衝撃を代弁していて無性に好きなのである。
その初めて出会った番組の名は「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」。
私は子供の頃からくりぃむしちゅーが好きで、彼らが出ている番組は大抵チェックしていた。
「細木数子のズバリ言うわよ!」という番組も、細木数子は好きじゃなかったがくりぃむしちゅーの進行が面白いがために見ていた。
ある日、テスト勉強のために夜更しをしていたとき、ながら勉強が習慣になっていた私は新聞のラテ欄で何かやっていないか探した。
そこで「くりぃむしちゅーのANN」という文字を見つけ、ラジオの電源をつけた。
初めて深夜ラジオを聴いた夜、そのトークの内容は想像をはるかに超えて面白く、かつ過激で興奮が止まらなかった。
くりぃむしちゅーの二人が当時の女性マネージャーのことを「ババア」と呼び、愚痴っていたのだ。
しかし私は番組冒頭から聴いていたわけではなく、「ババア」がマネージャーのことを指しているとはわからなかった。
だから私はしばらく、「ババア」を細木数子のことだと勘違いしていた。
よくよく考えると、もしそうなら人に届いていい本音では絶対にないな。
※ サムネ画像は先日発売された「人気ラジオ番組完全ガイド」の表紙です。面白いです。
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いつもキレイに使っていただき、ありがとうございます。