チーム分け
小学生の頃、休み時間にグラウンドでやる遊びは大抵ドッジボールかケイドロだった。
両方とも二組に分かれてやる遊びで、チーム分けによって勝敗が変わる。
チーム分けは2種類あって、グーチー式とドラフト式。
前者はグーとチョキのどちらかを全員同時にだして、半分に別れたらOK。
後者はグループで運動神経がいい二人がジャンケンをし、勝った方が先に欲しい選手を一人選べる。
負けた方はその次に欲しい選手を一人選ぶ。
これを全員選び終わるまで繰り返す。
俺はデブで運動神経が良くなかったから、大抵最後まで残ってた。
一番辛かったのは、集まった人数が奇数のとき。
最後に俺一人余ってしまう。
そして、一人余った状態でジャンケンするときは掛け声が「いーるかいーらんか」に変わる。
じゃんけんに勝った方が、残った一人を獲るか獲らないか選ぶ。
大人になった今、ふと考える。
ドッジボールにしてもケイドロにしても、人数が多くて不利になることなんてあるのだろうか。
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