ありがとうとごめんなさいの謎
感謝といえば「ありがとう」でしょう。
「人に何かをしてもらったらありがとうって言うんですよ」と子供の頃に躾られましたが、不思議にも親子間ではほとんど【ありがとう】という言葉は交わしていないのです。それは、心の中では感謝していても、口に出すとよそよそしさを感じるからでしょう。
身近であるほど、ありがとうって言わない。しかし、結婚披露宴の両親への手紙でありがとうが連呼されているのは、そこで今までの親子関係が終わるからです。これまでが有り難し時だったことを両親に伝えて。
つまり、関係を終わらせるために【ありがとう】という言葉をかけるといってもいいでしょう。お別れの挨拶として【ありがとう】があるとしたら、身近な人の間で【ありがとう】という言葉がほとんどないのは、この日常が続くことを意味しているのです。
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