絶対薄情者だと思っていた推しがめちゃくちゃ愛にあふれていた話
限界ヲタク体質の私の、今人生最大に大好きな推しの話。
拙い文章ではありますが、もしこの記事に辿り着いた方がいたら、読んでいただけたら幸いです。
去年、森愁斗推しの友達に誘われて、当時はBUDDiiSのバの字も知らなかったけど、ノリでBUDDiiSのライブに同行することにした。
予習の為に曲を聴いたりYouTubeを見ようとしたけど、全く見る気が起きなかった。
申し訳ないけど、あまり興味を持てないままライブに行くことになるかも、と思っていた。
だけど、そのときは突然やってきた。
大学生のクソ長い春休みの最中に、コロナに罹り暇を持て余していたとき、ふとバディチャンを見ようと思い立ったのだ。
人生は、何が起こるかわからないものである。
何本かYouTubeを見て、思った。
死ぬほどうるさい人がいる。
人が多い。
一人だけめちゃくちゃイケメンがいる。(全員イケメンだってことは後々気づきます。)
うるさい人はずっとうるさかった。
グループのリーダーで、奇跡の29歳(今は30歳)らしい。
人は多いけれどなんとか全員の顔と名前を一致させた。
イケメン、気になる。
そのイケメンの名前は野瀬勇馬というらしい。
かっこいいけど、めちゃくちゃタイプだけど、、
正直、絶対こいつ薄情者じゃん!と思った
YouTubeは喋らない、MCも自分からは喋らない。
グループのこととか活動のことあんま考えてなさそうって思った。
今考えると、このときの私の予想は大外れだった。
でもまあかっこいいし、好きかも。
とりあえず顔が好き、という気持ちのまま、初めてのBUDDiiSのライブを迎えた。
パシフィコ横浜、ツアーファイナル。
横浜は彼の出身地で、彼曰く、「俺の街」らしい。
席は、逆最だった。
でもなんかリーダーが全員神席じゃん!とかいうから神席だったらしい。モニター見切れてたけど。
久しぶりの現場ということもあってか、非日常の高揚感も相まって、逆最とか関係ないくらいに盛り上がることができた。
楽しめて良かった!という満足感を持ったまま、最後の挨拶を迎えた。
前日には武道館公演決定の発表があり、メンバーはその話に触れていた。
彼の番が回ってきて、彼はどんな挨拶をするのかな、と思って聞いていた時、彼は泣き出した。
びっくりした。
あんなにYouTubeで無愛想な彼が、たまに機嫌悪く見える彼が、泣くんだ。
頑張って次の言葉を紡ぎ出そうとする彼を見て、周りのヲタクと同じように
「がんばれ…!」
と声が漏れていた。
「本当にメンバーが大好きで。だから、このみんなで武道館に立てるって発表できたことも、それをバディが聞いてすごい喜んでくれたこともすごくうれしくて」
そういいながら泣き出した彼の涙を、忘れることはできないだろう。
そこまで本気で好きだったわけじゃないのに、涙を流す彼を見て、つられて私も泣きそうになった。
この人は、全然薄情者なんかじゃない。
誰よりも熱い想いを、熱い愛を、心の奥に秘めている。
その想いは、普段からあらわにならないからこそ、こうやってふとした瞬間に見えたとき、より一層、きらきら輝いて見えるのかもしれない。
そんな彼を、応援したいと思った。
人を好きになると、その人の見えなかった一面がたくさん見えてくる。
勇馬くんは、すごく愛に溢れた人なんじゃないかなと思う。
バディが喜んでくれたことが嬉しい。久しぶりに会えて嬉しい。
自分たちの活動がみんなの元気になったら。
挨拶で彼の口からそういう言葉をよく聞く。
嘘でも本当でも、毎回のように「バディが」と口にしてくることが、本当にうれしくて、いとおしいなと毎回思う。
アイドルの言葉なんて何割本当で何割嘘か、って考えてしまうけれど、
良くも悪くも嘘をつけないような人だから、本心だったらうれしいな、なんて、思う。
薄情に見えて(るのは私だけかもしれないが)
あなたはたくさんの愛を持ってる。
愛を持った人間は必ず愛される。
不器用ながらに強いあなたの愛が、もっと、もっと多くの人に届くことを、あなたの幸せに繋がることを、私は切に願っています。
勇馬くん、体調に気を付けて、ご自愛ください🍀