私を構成する5つの漫画

noteのお題企画に乗っかってみます。
「私を構成する5つの漫画」
この「構成する」って良いよね。まさしくそういう漫画があります。

1.「伝染るんです。」
何と言ってもまずはこれ。不条理漫画という事で一世風靡しました、いいともでタモリさんも面白いと言ってたほど。僕も高校生という多感な時期に読んだものだから、すごく影響を受けました。もちろん不条理、シュールな笑いも沢山あるが、なんと言うか、言葉遊びの妙とでもいうのかな。そこが好き。吉田戦車先生からは、言葉で遊べということ、言い方だけで面白く出来る事を学んだと思う。

2.「ゴールデンラッキー」
伝染るんです。連載中に、知人からこれも面白いらしいよと勧められた。伝染るんです。のテイストを想像していた自分にはあまりにも絵だけでオチもないシュールさに理解が出来なかった。でも分かってくると、信じられないほどはまる。裸で鼻のつるんとしたやつがスローモーションで切れていく様などはたまらない。シュール漫画というのはこれなのではないかと思う。

3.「キン肉マン」
漫画という媒体にはまったのはキン肉マンが最初だと思う。小2~3の頃、アニメ放送があり、観てなかったんだけど、自分の誕生日会でボードゲームを友達からもらったのね。キン消し付きの。これでキン肉マン、というかキン消しにはまった。さらに友達の家に行くと兄がいる人はコミックスを持ってたりするんですよね。これを読ませてもらい連載漫画というものにまたはまったわけです。しかも連載しているのが週刊少年ジャンプというものだと知り、本屋さんで立ち読みした所がなんとちょうど北斗の拳が始まったばかりの頃でまたはまるというまさしく漫画の世界に導いてくれた存在です。なにぶん連載時小学生でしたから、なんの疑いもなく、とにかく毎週楽しみで読んでました。でも大人になってから読むと、あまりにも破綻した展開、とにかく当時の流行りを盛り込んだ展開など、ネタ作るのも大変だなと思わせる。同世代の皆さんはここまで読んで「わかる~」と思うんだろうけど、大事なのはここから!

どうか皆さん、キン肉マンの38巻以降を読んでみてください。

週刊プレイボーイで今もWEB連載している本作品、内容もいい感じに胸アツなんですよ!過去に色々破綻した内容も出来るだけ穏便に通り過ぎ、しっかり読み応えのある超人バトルになっています。悪魔将軍がめっちゃカッコ良く見えてくるのはここから!!
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4.「ブラック・エンジェルズ」
先程のキン肉マンの所でも触れたのだけど、初めてジャンプを読んだ時の何に感動したって、キン肉マン目当てで読んだのに他の作品の刺激的なこと!そう北斗の拳で人が脳みそふっ飛ばしたり、風魔の小次郎は制服の中包帯だらけの人と隻眼長髪の人相悪い同士が戦ってて誰が味方か分からない。でもう一つ妙に惹かれたのがこのブラック・エンジェルズです。劇画調の作画ながら、何ゆえに小学生が惹かれたのだろうと思う。多分あれだ、額から流れる血だと思う(笑)ちょうど本作も読み始めた時期は竜牙会によるM計画で富士の樹海に行く辺り(一番良い時です)片腕で妙に痩せてる水鵬ってやつといい、松田さんといい、本当に目が離せない展開。。。といいつつ、多分連載で読んだのではなく、廃品回収で拾ってきたジャンプで一気に読んだ気がする。でも、漫画って、順番変えて読む楽しさってわかります?それをこの作品で知ってしまった。1巻から読むのでなく。上の水鵬のシーンは多分12巻あたりだったと思うけど、そこから9巻とか読んでみると、あ、水鵬出てきた!あ~こうやって腕をなくすのね・・とか、麗羅との仲ってああこうゆう関係ね、とか、勝手に自分で伏線を張って勝手に回収するみたいな楽しさ、わかりますかねえ。こういう楽しさがあるので、基本マンガはどこからでも読み始めるようになりました。結果、連載中の雑誌を読んで気になる漫画をウキウキしながらブックオフなどで読みに行くという趣味が出来上がりました。
ちなみに日本壊滅後の2部はまあまあ、ホワイトエンジェルとの超能力バトルの3部はいまいち。やっぱ1部が至高です。

5.「ファイブスター物語」
ガンダム世代でもある僕たち、小学生は再放送、小6でZ、中3で逆シャアという事で、そういうの詳しい友達から紹介されたのがこのファイブスター物語。昔からニュータイプ誌で連載しているのは知ってたけど、絵がねぇ、なんかでたらめにほっそい足の女の子とか、顔が逆三角すぎとか、趣味じゃないんだよねえ。と敬遠してましたが、1,2巻を友だちから借りてぶっ飛んだ。なんだこの話は?!どこまで設定は考えられてるんだ?細い足、細い顔の女の子なども、読めば、なるほどあえてそうしてるのね。分かれば気にならないし、むしろ魅力を感じてしまう。
先程ブラック・エンジェルズで書いた、あえて読む順番を変えて自己伏線回収遊びを、この漫画、意図的にやってます!そう、時代が遡ったり、未来に行ったり、それも作中に急にフラッシュバックさせたりと、考察意欲を掻き立てる。先に年表が出来ており、そこには主な出来事がすでに書いてある。結末がすでに書いてあるのですよ、この作品は。
あとサンライズのアニメシリーズ「重戦機エルガイム」に出てくるロボ、キャラもいて、まあ作者のパラレルワールド的な作品なのかなと思っていたけど、・・・!あれ、これもしかして?!とかなる。
ただ、中々年表どおりにストーリーが進まない。風呂敷がどんどん広がっていってるけど、収束するのかね、と不安になっていたらこの作者さらにとんでもない事をやらかしました。
13巻まで来て、いきなり設定をぐわっと大変更したんです。人物名は変わらない、たぶん地名も変わらない。だけど、ロボットの呼び方、呼び名、他の専門用語、ロボットのデザイン(!)が全く変わりました。
「花の詩女 ゴティックメード」という永野先生の別のアニメがあるのですが、なんとこれを統合させてしまったんです。
ロボットの事をMH(モーターヘッド)と呼んでいたのがGTM(ゴティックメード)ですよ。ファティマがオートマチック・フラワーズですよ。主人公アマテラスの国の旗機LEDミラージュがツァラトウストラ・アプターブリンガーですよ!!変わりすぎ!!
半分ついていけないと思いつつ、そもそも改編前からついていけてなかったので何度も何度も読み直したり解説サイトを読んだりしながら世界を知ろうとしてます。これが、楽しい。1年とか、忘れた頃に新刊発売されるので、その度に1巻から読み直しです。

5個書きましたが、どんどん文章が多くなって来てしまうあたり、熱が入っちゃいますね。でも実は、自分にとっての重要度は1が最高、次点が2で5が最後なんですけどね。伝染るんです。最高!!

読んでくれた方、ありがとうございました。

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