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年始から静岡へハンバーグを食べに行った話

今更ながら1/2,1/3に浜松市へ旅行に行った話。
先に2月に名古屋へ行く予定があったので年末年始はのんびりしようかと思っていたものの、せっかくの休みなのでと弾丸旅行が決行された。

2日は7時ごろに東京駅でパートナーと待ち合わせる。
新幹線を待ちつつ、駅のホームにある自販機でコーヒーを買った。機械の中で紙コップが運ばれ手元に届くまでが映像で映されているのが面白かった。出発した車内からは富士山が綺麗に見えた。山梨旅行のときは近くまで行っても全く見えなかったのに。実家からもらってきたみかんも美味しかった。

落とさないでねー

1時間30分かからないくらいで浜松駅に降り立つ。名古屋駅と似ていて、旅行に来た!という新鮮味がなかった。
今回の一番の目的はハンバーグ屋のさわやかである。かなり混むという予備知識はあったが、浜松遠鉄店がある駅ビルを見に行くとオープン前なのに長蛇の列。これはみんなさわやかに行くのか…?

作戦を変更することにして、比較的駅から近い浜松高塚店を目指す。風の強い田舎道をやや駆け足で進み、とうとう念願のさわやかについた。しかしまだ喜ぶのは早い。整理券をもらったところ1時間待ちとのこと。
国道沿いでやることもなく、近くのスーパーを見に行ったら隣にあるクレーンゲーム店が開いていた。小さい子どもを連れた家族でいっぱいだった。これまでみたゲーセンで一番盛り上がっていたかもしれない。それにでかい袋を持っている人がたくさんいた。執念深い客が多かったのか、それとも親切な設定のお店だったのか。スナック菓子のカールがとれる台があり、2人で挑戦したがもちろん取れなかった。

そのあと少し離れた喫茶店でドリンクだけ頼んでさらに時間を潰し、2時間くらいしてようやく順番が近づいたのでさわやかへ戻る。かなりお腹は空いてきていた。
ホールスタッフは学生もベテランもきびきび働いていて、人が多いから大変そうだ。ガラス越しにキッチンでまんまるい肉塊を焼いているのが見え、期待も膨らむ。

味わい深い

テーブルに着き、メニューを眺める。私は250gの"げんこつハンバーグ"に決めていて、彼女は食べ切れるか迷っていたが結局同じものを頼んだ。

わくわくして待っていると、いよいよ大きなハンバーグが運ばれてきた。仕上げに店員さんが目の前で焼いてくれるスタイル。まんまるの状態で食べるのかと思ったら半分に割られ少し残念。
オニオンソースをかけてもらい、じゅうじゅうと音を立てる鉄板からお肉を口に運ぶ。うまい。
牛肉100%でかなりレアな状態で仕上がっており、肉のうまみが濃かった。けれど脂が少ないからすいすいと食べられた。やわらかいステーキのような印象。サイドメニューから頼んだポテトも美味しかった。なんとか完食して店を出る。

そのあと弁天島というところに行く。
風が吹きすさぶなか浜辺へ向かう。(浜名湖と海に面しているのだと思うけれど、見ているのが湖か海かよくわからなかった)鳥居が立っていて、ゆるキャンの看板が立っていた。寒すぎるので、写真を撮ってすぐに退避。

駅前にカフェがあり、入店。内装が小洒落ていて、周りは寂れた旅館くらいしかないのでそのコントラストが不思議だった。店員さんは韓国人の男性1人で、基本週末しか開いていないお店らしい。しかもドリンクの値段も安かった。カフェは副業だろうか、とどう生計を立てているのか2人で話したりした。ホットココアは甘くて美味しかった。
いま写真を見返して、TikTokの変な餅つきゲームをやらされていたのを思い出す。

ルイボスティーが生んだ虹

このあとはホテルにチェックイン。浜松駅から南に下って行くと中田島砂丘があり、夕暮れ時にそこへ向かうことにする。
まだ時間があったので、駅周辺の古着屋などを巡る。写真集を扱う書店でほしいと思っていた作品があったけれど、高いので購入は断念。精算もかねて彼女にピンクのニット帽を購入。

バスに乗って20分くらいで砂丘へ到着した。砂の山になっているところから夕暮れが見えるのだろうけれど、そこまでも足元は砂でなかなか思ったように進まない。
ようやく斜面を登り始めるかというところで、上から人が下りてくるので嫌な予感がした。息を切らしてなんとか登り切ったものの、やはり日はすでに沈んでいた…。日の入りって太陽の上が地平線に一致することを言うらしい。下だと思っていたからそりゃ間に合わないわ。仕方なく駅に戻る。

古着屋を周っていた時に見かけた居酒屋へ向かう。21時ごろまで予約でいっぱいとのことで、ホテルで休憩してその時間に再び訪れた。
静岡おでん、浜松餃子などご当地グルメはここで消費することになった。どれも美味しかったけれど、後ろで大人数の男衆が騒いでおり1時間くらいで店を出た。2軒目に小さなバーに入る。正月だからかもしれないけれど、人通りが多く、浜松の夜は盛り上がっているようだった。マスターと常連さんが「アーパツ、アパツ」と飲みゲーをしていた。
1日目はこれでお終い。

おいしかった

2日目は朝から浜名湖パルパルという遊園地へ向かおうと決めていた。しかし私のパートナーは朝に弱いので、出発が少し遅れる。これは予想済みなので問題ない。
バスで11:30頃目的地へ到着。先にうどん屋さんで腹ごしらえをすることにする。その日はカレーうどんの日だったらしく、私はチーズささみカツの乗ったものを注文。マイルドなカレーのつゆもさることながら、このカツがサクサクで美味しかった。

その後パルパルへ入園。やはり家族連れが多い。やなせたかしがデザインしたキャラクターがコンセプトに使われていたけれど、アンパンマンよりカオスな名前だったりジャンルが謎だった気がする。
でかいジェットコースターはあったが高いところが怖い人と首とか痛めそうで怖い人なので、小さめのジェットコースターに乗ることにする。順番を待つ間、出発のたび「バイバァ~イ!」とすごい声が聞こえるのが気になる。係のお姉さんは女性だし、録音した音声だと思っていたが自分が乗った時にそのお姉さんの声だったことが判明。すごい声色の変化で、声優志望かなと思った。

バイキングとか、100円で動くモルカーに乗ったりもしたけれど一番印象的だったのはワイルドストームだ。
高速で回転する観覧車状の鉄骨にぶら下げられ、しかもその鉄骨が傾くので急降下か急上昇を喰らうというアトラクション。怖すぎるのと楽しすぎるのでずっと高い声で笑い叫んでいた。死ぬかも、という思いは興奮に近い。
ここの係のおじさんも、パペット人形を使ってアナウンスしていたのだが「これで家族を養ってまーす」とか言っていて面白かった。思ったりより楽しめたので、行ってみたらいいと思う。

浜松の暴れん坊、名はワイルドストーム

まだ帰りまで時間もあったのと心残りになりそうだったので、夕暮れを見に砂丘へ再アタックすることにした。
時間には余裕があったものの、曇り空だったので太陽が見えるか道中心配になる。果たして結果はいかに。

2日目は夕日を拝むことができた。水平線に徐々に日が沈んでいくのをずっと眺めていた。年始は初日の出を見に行くものだけど、年始から夕暮れというのもいいものだと思う。風が強すぎて凍えていたけれど、風が浜辺に残していく風紋も綺麗だった。満足した気持ちで東京へと帰った。

浜松餃子で有名なお店には行けなかったので、次機会があれば訪れたい。
弾丸にしては年始から充実した旅を満喫できた。

2025/1/18

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